CHAPTER 3
 
※今回はスクリーンショットとってませんでした
 
action JACKSON  

 ベスパー銀行の前に来たら、ムチャクチャ死体が転がっているのを発見。全部同じ人。  

 見るとどこかのスリが、同じ人を狙っては矢で撃たれて死に、またやってきて撃たれて死に、それを繰り返しているようだった。なぜそんなことしてるんだ!?  

 狙われてる人の仲間は、撃っている人に向かって「Nice shot(いい腕だ).」などと言っている。だってそりゃ矢にホーミングかかるんだもん。Nice shotになるさ。  

 誰かがスリに向かって、  
 「Good sports this(あんたもいい運動だな).」だって。  
 まったくその通りだ!  

 「action JACKSON」というヤツ(なんて名だ)が「Spare me plz(なんかくださりませぬか).」などと言い寄ってきた。  
 聞くと、別のサーバーで遊んでいたけど、あまり重いのでこっちで遊ぶことにしたそうな。そんで「なんかくれ」。余っていた装備をくれてやった。  

 彼はニューヨークに住んでるらしい。  
 冗談で「I wish NEWYORK TIMES.Gift me to japan.」と言ったら、「What!」などと驚かれた。  

 彼はいろいろ話していると面白そうなやつなので、知り合いになりたいなあと思ったが、うまい英語がわからない。  
 しょうがないので「I need friend.You OK?」と、ムチャクチャな直球勝負。彼は「Offcourse.wellcome.」と快諾。  
 「I’m your friend.」というと、  
 「Yeah,you’re nice friend.」だって。やってみるもんだ。  

 ついでに英語を教えてもらうことを取り付けた。  

ウキウキ ソノカ  

 道を歩いていたら、黒い男がすり寄ってきた。なんじゃこいつ、スリか?  
 「wtf(なんだよ)」と言ってもなにも反応しない。ただ寄ってくるので逃げ回っていたら、知らないうちに宝箱をスラレてた!ちくしょう!戻ってみたら既にいなかった。  
 まあいいや、カラだし、おいらアレいくらでも作れるし。  
 しっかしおちおち道も歩けねーや今度会ったら切りかかってやる!  

 ダンジョンや狩場に行くと時間がかかるので、適当にブラついていた。そしたらブリテン(ロードブリティッシュのいる町)についた。  

 町の中になにやら奇妙な人が。  
 「Sell! pretty girl!」なんて言ってる。もしかして噂で聞いたリアルワールドの女の電話番号売るっていうアレか!? なんつーことだ、NET売春の現場に出くわすとは! いやー、ほんとUOはなんでもありですな…。  
 しかし、UO内の金を渡してもホントの金になるわけじゃないのに、なにが目当てなんだろう。リアルワールドで会ったときに金貰うのかな。  

 まあいいや、そんなやつに渡す金はない。UOでもRWでも貧乏なんだから。  

 銀行の前で人の流れを見ていると、「ninnin」と誰かが声をかけてきた。どうやら日本人のようだ。名前は「uki uki SONOKA」。女性なのかな?いや、ネットオカマもいるしな、基本的にNETでは性別わからん。  

 「ねーninnin、いいものあげるよ、一緒に演奏して(^^)/」と、彼女は太鼓を僕にくれた。彼女はハープを弾き始めた。  
 ドンドンドン、ピロロンピロロン。  
 ドンドンドン、ピロロンピロロン。  

 「やーいへたくそー」と、彼女。「へたくそだねー」と、僕。  
 はっ!!なんだこの状況は!? この娘はいったい!?  

 次に彼女はお金を僕にくれようとする。僕は貰わずに、  
 「お金もったいないでしょ。それで新しい服でも買えばいいよ」  
 「そーね、じゃあ買ってくる! 待っててね!(^^)/」  

 彼女は少しして「服買えなかった」とすっ裸で戻ってきた。なんですっ裸なのかは知らないが、その姿を見た誰かが彼女に服をあげた。この人も女性らしく、隣にいるのはどうやらその彼氏らしい。UOカップルだ。  
 少しして、そのカップルは「他のところいきます」と、どこかに行ってしまった。オアツイですなァ。  

 「ねーninnin、××(名前失念)っていう人見たら、バーーカっていっといて」  
 「なんで?ケンカでもしてるの?」  
 「ケンカってわけじゃないけど、その人、私のこといつもアホアホ言うの」  
 「きっとキミのこと好きなんだよ。よくある話でしょ」  
 「…はう(*_*)」  

 はっ! ついつい昔のノリで青いジャブが!  
 以前森で狩りをしていたら、外人のおねえさんに「一緒に冒険しましょう」などと声をかけられて変な旅をしたことがあったが、まったく女性(らしき人)相手だと調子が狂うな。普通の会話しなくちゃな。  

 「友達はたくさんいるの?」  
 「うん、ソノマ(別のサーバー)にはいっぱいいるよ!今ソノマが落ちてるからこっちで遊んでるの」  
 「ふーんそうなんだ。いいね、友達いっぱいいて」  
 「ninnin、あなたもソノマに来たら? 遊ぼうよ!」  
 「ああそうだね、ウキウキソノカね。覚えておくよ」  
 「うん、待ってるよ!」  
 「じゃあオレ落ちるから。cya(SeeYouAgain)」  

 UOの女性プレイヤーは少ないはずだから、きっと取り巻きがたくさんいて奪い合いがあるに違いない。どこでもある話だ。こう考えると、UOは現実の鏡みたいなもんだな。  

チーム解散  

 UOをやる前に「チーム最弱」の掲示板に行くと、どうやらギルドマスターがギルドを解散させたらしい。理由はメインで遊んでいるサーバーを変えたかららしい。なんとも短いギルド生活だったなあー。  

 ああ、せっかくお友達が出来たと思ったのにな。これでまた1人。しょうがない、またお友達探しの旅を始めるか。