平成22年11月26日 福祉やまぞえ 第101号

「リニューアル」 bP00

 8月下旬から9月中旬にかけて、保健福祉センター内のデイケアルームの改修工事が行われました。平成10年にデイサービスが始まって以来12年目で、始めての大きな改修工事です。その間、デイサービスは隣の「くつろぎ」の和室や小浴室などを利用して行われました。まだまだ、暑い時期でもあったためか、窓が無く天井が低かったせいか、和室は少し狭くて窮屈な感じがしていました。

 ようやく工事が終わって、9月14日に以前のデイサービスに戻りました。リニューアルされたデイケアルームは食堂のスペースが広くなっていました。テーブルとテーブルの間隔も前より広くなっていて、電動車椅子を利用している私にとっては、移動や方向転換をするのが楽になりました。デイサービスの利用者の中には車椅子を利用されている方も多いので、介助する職員さんにとっても、車椅子の移動がしやすくなって良かったと思います。

 また、新しく洗面台が二つ設置された上に、トイレを含む全ての蛇口から温水が出るようになりました。しかも、蛇口にはセンサーが付いていて自動でお湯が出ます。浴室の洗い場も以前より広くなりました。洗い場には新しくパネルヒーターが付いて、これからの寒い時期も安心です。いろいろと、新しく便利になったデイサービスは、前より多くの利用者さんに対応できるようになりました。

 「福祉だより」(1号〜37号)・「ふくしやまぞえ」(38号〜49号)を経て、「福祉やまぞえ」(50号〜101号)も前号で100号を迎えました。福祉だより第6号から始まった、私の投稿も今回で記念の述べ100回(複数投稿の号を含む)となりました。私の拙い文章を読んでいただいた方々に感謝いたします。

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平成23年2月26日 福祉やまぞえ 第102号

「寒波」 bP01

 昨年は夏の猛暑から一転して、年末に「クリスマス」、「年越し」と続いて珍しく大雪が降りました。積雪のため交通機関のダイヤが乱れたり、デイサービスの送迎にも影響がでたりしました。年が明けても寒い日が続きました。その寒さが、一定のリズムでいっそう強まり、急に気温が下がることがあります。「寒波」の襲来です。「寒波」とは、シベリア大陸に溜まった冷たい空気が、まるで波のように日本付近へ押し寄せてくるように感じられることから、名づけられたようです。(寒波のリズムは、冷たい空気がシベリア大陸でどんどん溜まる時期と、一気にあふれ出す時期があるからです。)

 今冬は例年に無く、異常気象といえるほどの「厳しい寒波」が訪れました。その原因として気象庁や専門家が注目しているのは「北極振動」と呼ばれる現象だそうです。以前、異常気象といえば赤道域で起きる「エルニーニョ現象」が挙げられていましたが、ここ数年の研究で、北日本を中心とする日本列島の「暖冬」や「寒波」は「北極振動」がより大きく影響することが分かってきたそうです。。

 最近はいくら寒くなっても、昔のように凍結して水道が使えなかったり、停電になることも、交通機関が完全に麻痺することもほとんど無くなり、安心して生活できます。しかし、「寒波」は低温だけでなく大雪を降らせます。日本海側の地方では記録的な豪雪でした。屋根の雪下ろしに道路の除雪と住民生活に大きな影響がでました。今回の大雪も今後、「○○豪雪」と呼ばれるかもしれません。。

 ようやく寒さのピークも過ぎて、気象庁の 3ヶ月予報によると、3月・4月と近畿太平洋側では平年と同様に晴れの日が多く、降水量は平年並または少ない見込みだそうです。予報どおりに早く暖かくなるといいですね。

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平成23年5月26日 福祉やまぞえ 第103号

「大震災」 bP02

 3月11日午後2時46分に、太平洋三陸沖を震源として発生した巨大地震は「東北地方太平洋沖地震」と名付けられました。この地震は、日本の観測史上最大のマグニチュード9.0を記録しました。その時発生した莫大なエネルギーによって、波高十m以上にものぼる大津波が発生し、東北地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらしました。

 津波だけでなく、地震の揺れによる液状化現象・地盤沈下や、家屋の倒壊・火災などによって、広大な範囲に被害が発生し、電気・水道などのライフラインや、道路・鉄道・空港も大規模な被害を受けました。テレビで見た津波の映像はすさまじく衝撃的でした。

 また、福島第一原子力発電所では、地震と津波により、非常用電源を含む全ての電源を喪失して、大量の放射性物質の放出を伴う重大な原子力事故が発生しました。その後、事故が深刻化するにつれて、周辺一帯の住民は長期の避難を余儀なくされた上に、事故により、様々な分野で風評被害やデマが発生し、農業・漁業や観光業に大打撃を与えました。

 その後の余震を含む、この震災による死者は約15000人、行方不明者は10000人以上と、「東日本大震災」は日本国内で起きた戦後最大の自然災害になってしまいました。「東日本大震災」で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々や、原子力事故により不自由な避難生活されている方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 すでに、被災地での復興に向けての活動は始まっています。復興支援のため日本国内外から義援金・支援物資が集まり、各種団体・企業の復興支援プロジェクトや、大勢のボランティアの方々も被災地で活動していて、支援の輪が広がっています。被災地の一日も早い復興と避難されている方々が安心して生活できますよう願います。「がんばろう!日本」

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平成23年8月26日 福祉やまぞえ 第104号

「節電の夏」 bP03

 3月11日に発生した「東日本大震災」は、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらしました。被災地から遠くに住む私にとっては、大きな影響が無いものと思っていました。ところが、福島の原発事故により電気の供給能力が不足し、全国的な電力不足になってしまいました。政府や電力会社は節電を呼び掛けることに、今年の夏は「節電の夏」となりました。

 関西電力管内では震災による被害はほとんど無かったのですが、原子力発電所の安全性への不安により、福井県にある原子力発電所が定期点検後の運転再開の目処が立たずに、関西電力は被災地域以外では初めて、15%の節電要請(法的強制力無し)を行いました。

 夏の日中、最も大きな消費電力を占めるのがエアコンですが、麻痺のため体温調節をしにくい体の私にとって、絶対に必要な物もエアコンです。真夏に電気不足から大停電になれば、私にとって一大事になります。

 そこで、少しは節電に協力しょうとホームページを見ると、節電の方法として、{エアコンの設定温度を高めにしたり、扇風機を積極的に使ったり、ドアや窓の開閉を少なくし、カーテンやグリーンカーテンなどを使って窓からの日差しを和らげることで、冷房効率がアップします。また、エアコンの頻繁なオン・オフは電力の増加につながるので注意が必要です。}と、載っています。それに、{エアコンの控え過ぎによる熱中症などに気をつけて、無理のない範囲で節電にご協力ください。}とも書いてあります。日中の節電は我が家では大変ですが、できるところから少しずつでも協力しようと思います。

 震災の影響は、電力不足だけでなく、食品の放射能汚染の問題など、まだまだ続きそうです。節電や、食べ物のことで今年は暑い夏となりました。

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