2003年7月作品より
地名なお入れし銀行蝉時雨
巧拙を超えし弔辞や時鳥
水辺なりジャムに浮く黴掻き出して
麺麭焼けて入道雲の目覚めかな
夏深し半球多き沼面
戻る