2005年2月作品より


紙の面色褪せぬ間に豆を打つ

雲雀野を物の流れの過ぎりけり

空き瓶の光三寒四温かな

空缶よ地球離れし月の輪よ

寒禽やとくと眺めし負の遺産

戻る