治療内容

当おかざき歯科医院の治療内容や歯についてのお話です。
是非お読み下さい。



歯を失う原因には4つのものがあります。

1)虫歯 

2)歯周病 

3)不良な治療 

4)かみ合わせ

です。

1)2)のそれぞれに3)4)が組み合わされます。

当院では、スタンダードな治療はしっかりと、常にいいかみ合わせを念頭に置いて
治療に当たっております。おおよそ1本の歯で治療ができる回数は、約5回です。
1回治療してそれがダメになって、またやり直しする。
それが、5回を超えると次には、抜歯するしかなくなってしまいます。

もし1回治療が終わった歯が、20年以上もてば一生抜かずに済む可能性が高くなります。

当院では、‘一生自分の歯で’をスローガンに患者様と一緒に、予防に力を入れていきます。


     

『プラークコントロール』について

1.虫歯と2.歯周病を確実に予防(歯周病の場合は治療も含む)していく手段に、
プラークコントロールがあります。
プラークとは細菌の巣のことで、この巣が歯の表面にできると、歯が破壊されていき(虫歯)、
この巣が歯茎のそばにできると、歯茎が破壊されていきます(歯周病)。
この細菌の巣は、歯ブラシの毛先があたると簡単に壊れて無毒化し、デンタルフロスで
かき乱されても簡単に壊れて無毒化することができます。
一度巣が壊れて無毒化してしまうと、再び栄養をとった細菌が巣を作って有毒化するまでに、
24時間を要します。つまり、24時間以内にできかけの細菌の巣をまた壊してやると、
ずぅーっと無毒の状態でいられます。すなわち、虫歯や歯周病にはなりません。

 プラークコントロールは、1日1回、細菌の巣をこわしてやる作業です。
歯の表面全部に歯ブラシの毛先があたるように注意すれば、何も特別な技術
(歯ブラシの持ち方、動かし方)を気にする必要ありません。
電動歯ブラシも、とっても便利だと思います。(うちでは家族全員使っています。)
ポイントは毛先があてようとしている面に対して90度になるように歯ブラシをもっていくことです。
デンタルフロスの場合は、できるだけ歯と歯茎の間の溝(歯肉溝)の中まで、そぉーっとフロスを
入れてやったら、あとは痛くない範囲で細菌の巣をかき乱してやりましょう。
それで無毒化できます。細菌の巣を赤く染め出す薬を使うと細菌の巣の有無がよく判りますし、
細菌の巣がなくなった所は舌でなめてもツルツルします。

 デンタルフロスと歯ブラシを使った歯のお手入れ(細菌の巣壊し)は、1日1回で十分です。
朝でも昼でも夜でも、食事の前でも後でもいつでも構いません。
1日1回、ゆっくり時間のとれる時にお口の中の隅々まで“細菌の巣壊し”をしてあげましょう。
もう既に歯周病になって歯茎が炎症を起こしている場合は、歯ブラシに血がついてくる事が
あります。この場合は、毛先のかたい歯ブラシを使わないことと痛くないぐらいの力加減で
毛先をあてることの2点に気を付けてください。1週間も続けると血も出なくなります。

 *歯周病の治療の一環として歯石取りがありますが、これはフロスや歯ブラシの毛先が
届きやすくするためのものです。いくら歯石をとったからと言っても“細菌の巣壊し”をやらないと
あまり意味がありません。


     

『フッ素』について

1985年のWHO(世界保健機構)の発表に日本の歯科医療について次のような評価があります。

*砂糖消費量は先進国の中で最も少ない。
*歯科医師数は十分で、優れた歯科医療サービスが提供されている。
*保健所で、歯科保健指導や虫歯予防サービスが行われている。
*しかし、他の先進諸国と比較したとき、日本の歯科医療で最も重要なものが欠けている。
 それはフッ化物(フッ素)の利用である。

13年前の発表ではありますが、残念ながら今もほとんど状況は変わっていません。
もっとどんどんフッ素を利用しましょう。

フッ素の虫歯予防効果は3つあります。
1.歯を強くする。
2.再石灰化(虫歯菌によって歯が溶けかけている所が再び硬さを取り戻すこと)を促進する。
3.虫歯菌の働きを抑える。

 日本では、次の3つの方法でフッ素を利用できます。

A.歯科医院でフッ素を塗ってもらう。これは、高濃度のフッ素を年に2〜4回塗ります。
歯が生えたばかりの0歳児からお年寄りまで利用できるので定期検診のときなど最適です。

B.フッ化物によるうがいをする。これには、ミラノールとオラブリスという製品があります。
毎日1回、1分間のブクブクうがいで効果があります。
これは、うがいのできる4歳頃から利用でき、家庭でできる手軽かつ最も効果的な方法です。

C.フッ素配合の歯磨き剤を利用する。
日本では、ほとんどの歯磨き剤にフッ素が入っているので最も手軽に利用できます。
吐き出しができる3歳児から6歳未満では、1日2回、グリンピースサイズの量で歯磨きします。
6歳以上では1日2回以上、歯ブラシの半分位の量で歯磨きします。
歯磨き後のうがいは、2回位にとどめておきます。吐き出しができない0〜2歳半位のお子様の
場合は、チェックフォームという泡状歯磨き剤があります。
歯ブラシ全体につけて1日3回使用しても安全です。吐き出しやうがいは不要です。

以上の3つの利用法はフッ素の濃度を考慮していますので、
安全性に関して全く問題ありません。

 現在、難治性の慢性疾患の多くは、ストレスが原因で免疫力の低下により起こると
いわれ始めています。あのガンでさえ、気持ちの切り替えでストレスを少なくして、
副交感神経を活性化していけば必ず治るとさえ言われています。
その副交感神経を最も刺激するのが、ものを食べることです。
これまで忙しさにかまけて御自分の歯のことをじっくり見つめることのなかった方も、
見つめなおしてもっと愛してあげましょう。

     

『インプラント』について

 パンプスのヒールが取れたままで歩き続けると、足首が痛くなり、その痛みは次第に膝、
腰へと及んでいきます。歯の場合も同様です。奥歯が1本抜けたままにしておくと、
隣の歯が倒れてくると同時にかみ合う相手の歯も出てきて、変な当たりを生じます。
その当たりを無意識に避けようとして、筋肉疲労が起こります。
これが、頭痛・肩こりへと及んでいきます。



 身体にゆがみを生じる前に、ヒールを取り付けましょう。歯を入れましょう。

 失ってしまった歯を入れる方法には、
1)取り外し式の入れ歯 2)ブリッジ 3)インプラント

の3つの方法があります。
現在では、第2の永久歯と言われるインプラントで歯を入れるのが、一般的になりつつあります。

インプラントとは、チタンでできた人工の歯根を歯槽骨に埋め込んで、人工の歯として機能させる方法です。チタンは、安定した金属で、無毒かつ骨と結合します。それを利用してさし歯のように歯を入れることができるのです。

 インプラントの利点は、以下のようになります。
1)何と言ってもよくかめます。
2)入れ歯のように取り外しをしなくて済み、入れ歯がズレて痛むようなことはありません。
3)入れ歯のように、バネなどの歯以外の付属物がないので、ほとんど天然の歯のような外観が得られる。ブリッジに比べても勝る場合が多い。
4)違和感がほとんどない。
5)インプラントのまわりの骨が歯を支えることになるので、他の歯に負担をかけることがない。
また、骨に適度な刺激が加わるので骨の吸収を抑え、骨をまもってくれます。

 これらのように天然歯に最も近い機能回復ができるので、第2の永久歯と言われることもあります。

 インプラントの欠点は、以下のようになります。
1)保険適用外なので、治療費がかかる。都内では、1本約30万〜60万円ぐらいです。
2)ブリッジに比べて歯が入るまでに期間を要する。骨とチタンが結合するまで、
 1ヶ月半〜3ヶ月を要するので、最終的に歯が入るまで早くても2ヶ月位は必要です。
3)人によっては、インプラントができない場合がある。(主に歯を入れたい部分の骨の量によります。)
4)オペが1回または2回必要です。身体にかかる負担は、奥歯を抜くのと同じくらいです。

痛む歯を抜くときのように、痛むことはほとんどありません。ただし少し腫れることはあります。

 インプラントの成功率は、現在90%以上です。適切な施術と適切なかみ合わせ、
さらにきちんとしたケアさえ守って大切にすると、天然歯と同等までもつ可能性を秘めています。


     

「歯は神様からの贈り物」

 大事にしている宝物は、毎日ながめて、ちょっとした変化でも気になるものです。
神様からの贈り物である歯も、毎日鏡を使って見てあげたらいかがでしょうか。
きっと歯に対する愛情がだんだん湧いてくることでしょう。

 簡単な歯のチェック法をお伝えします。

1)歯がしみる。
しみる歯に穴がみつかったら、即治療が必要です。穴はないが、
外側の歯と歯茎の境目がしみる場合は、知覚過敏の疑いがあります。
治療では、歯と歯茎の境目に溝ができているときは、詰めてやる必要がありますが、
一番大事なのは、かみ合わせの調整です。
しみる歯の歯と歯茎の境目に負担をかける当たりをとってやります。
しみる側ばかりで噛んでいたなら、反対側でも噛めるようにしてあげます。
反対側の歯に問題があったらちゃんと解決しておきます。
反対側で噛むのを邪魔しているのが親知らずの場合は、抜歯しておいた方がいいと思います。

2)歯の表面の奥から黒っぽいのが透けてみえる。
歯と歯の間や、詰め物との境目にみられることが多いです。
前歯の場合、小さい鏡で合わせ鏡をして裏側からみることができればみつけやすいです。
これは、虫歯である可能性が非常に高く、症状の有無にかかわらずレントゲン検査で
虫歯が確定すれば、即治療が必要です。放っておくと、透けている表面が欠けてしまって
急にポッカリと大きな穴が空きます。しみたり痛んだりと症状も急にでてきます。

3)歯茎の外側が腫れたり膿みが出たりする。周期的になることもある。
この場合、そこに治療してある歯がある場合は、その歯の根の周りが化膿している
可能性が高いです。根の治療のやり直しで治るケースが多いです。
歯の根が割れてしまっている場合は抜歯になります。
また、歯が動いたり、膿みが歯と歯茎の境目から出る場合は、
重度の歯周病である可能性が高く、抜歯になるケースが多いです。

4)歯ブラシの時に歯茎から血が出る。
これは、ほとんどが歯周病または歯肉炎です。かための歯ブラシを使っているようなら、
すぐにやわらかめの歯ブラシに替えてください。
歯と歯茎の境目にきちんと毛先を当ててゴシゴシしましょう。
最初は、たくさん血がついてきますが、1〜2週間も続けているとほとんど血が出なくなります。

5)下の前歯の裏側を舌で触るとザラザラしたり、1本1本の歯の境目がわからなくて、
つながっている感じがする。これは、歯石がたまっています。他の部分にも歯石がたまっている
可能性があるので、全体的にクリーニングしてもらいましょう。

6)いつもかばって噛まないようにしている歯がある。
放置していると、その歯の反対側に下アゴがだんだんズレていき、顔が曲がってきます。
よく使う側の歯に負担がかかり過ぎ、問題を起こすこともあります。
まずは、かばわなくていいように問題を解決しておきましょう。





最後に当院が、提案する一番の健康法をご紹介します。
それは、『愛するヒトとその日あったささいなことでも語り合いながら、
ときにヒトに見られても恥ずかしくない歯を見せて大笑いしたりして、
何でも食べられる歯でおいしく食事を頂く。そんな楽しい時間をもつ。』ことです。
きっと健康で幸せな生活を送れるでしょう。