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がんばれ かめさん
ВНИМАНИЕ,ЧЕРЕПАХА!
Attention,Turtle!

[かいせつ]
1971年モスクワ児童映画祭グランプリ

 この映画の監督ロラン・ブイコフは文芸映画『外套』などにも主演して名優の誉れも高く、1955年にデビューして以来、生涯に100本もの映画に出演した。また、児童のためのコメディ映画の監督としても定評があり、11本の監督作品を残している。
 この作品も、大人が見ても楽しい、子供たちをめぐる子供のためのコメディで、子供たちの自由で生き生ききした自然な演技が印象的で、世界中で上映され、監督としてのブイコフの名を知らしめることとなった。
 モスクワの中心街、カリーニン通りにある小学校を舞台に、ベテランの俳優アレクセイ・バターロフ、イリーナ,アゼル、リリヤ・マルキーナに混ってモスクワやキエフの小学生たちが大活躍する、微笑ましくも爽やかな感動を呼ぶ秀作である。

[あらすじ]
 モスクワの小学生、ヴォーワ・ワシーリエフはさっぱり食欲がないので、栄養研究所に検査のために入れられてしまう。彼は動物が好きで、1年B組の生物班の責任者だったのだが、この入院で二人の少年がヴォーワの役を引き受けることになった。
 ところが、なんと二人ともヴォーワという名前。 一人は苗字がデデンコ、もう一人はマヌキャン。これがまた、性格も趣味も大違い。ヴォーワ・マヌキャンは大変な理論家でヴォーワ・デデンコは実際家だった。
 二人は亀の世話をやき、餌をやり、檻を掃除したりするだけでは気が済まない。彼らは非常に真面目でエネルギッシュで積極的だったから、さまざまな実験を考え出すのだった。亀の速さや、物を持ち上げる力や甲羅の耐久力などを確かめるために少年たちは奇抜な試験を繰り返す。
 ついに、重要な実験をするために戦車が必要になる。戦車はそう簡単には見つかりそうにもない。だが、その気になれば方法はあるもの…
 1年B組には戦車で亀の実験をすることに反対するターニャがいた。彼女にとって、デデンコやマヌキャンの発明の才や機智の才と闘うことは容易なことではない。だがターニャも頑張る。病院から脱け出して、ヴォーワ・ワシーリエフが彼女を助けた。
 B組にはほかにもエッラ、ベッラ、カーチャ、そばかすだらけの少年、それからまだ27人の少年少女たちがいた。みんな亀が好きで、生徒の数だけ、その愛し方も違っていた。 物語は、ターニャの祖父の考古学教授(アレクセイ・バターロフ)、ヴォーフの祖母(リリヤ・マルキーナ)、担任の先生アンナ・セルゲエヴナ(イリーナ・アゼル)などの大人も、亀の身の上に起きた事件にかかわって行くことになるのだった…

[スタジオ/製作年] モスフィルム・1969年製作

[スタッフ]
脚本:セミヨン・ルンギン
  :イリヤ・ヌシノフ
監督:ロラン・ブイコフ
撮影:アナトリー・ムカセイ
美術:アレクサンドル・クズネツォフ
音楽:アンドレイ・ペトロフ

[キャスト]
 アリョーシャ・エルショフ
 アンドレイ・サモトルキン
 ミーシャ・マルティロシャン
 アレクセイ・バターロフ
 リリヤ・マルキーナ
 イリーナ・アゼル

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / カラー / スタンダード
[上映時間]
1時間26分
[日本公開年・配給]
 1972/5/13 ソビエト映画フェスティバル,邦題「がんばれ亀さん」
              1974/3/9・日本海

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パンフレットソヴェート映画史−七つの時代
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