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落葉
ЛИСТОПАД

[「ソビエト映画の全貌91」パンフレットより転載]

[かいせつ]

1968年第一回ジョルジュ・サドゥール賞

 「落葉」はグルジア映画を代表する監督オタール・イオセリアー二の長編第四作だが、その瑞々しい映像と人間の日々の暮しの尊さを描いた深い内容が高く評価され第一回ジョルジュ・サドゥール賞を受賞している。
 この映画では、労働や文化の中で受け継がれてゆくべき伝統が強調されているが、これについてイオセリアーニ監督は、「人は、大地に触れて生きなければならない。一生懸命に働かなくてはならない。人は深い愛情を持ち、楽しく生きなければならない。それが人生である」と言っている。「落葉」は、彼のこの信念を、静かに、抒情詩的に、そしてユーモラスに主張している。
 また、「落葉」のプロローグ、葡萄の収穫、ワインの製造を撮ったドキュメンタリー部分はひときわ印象的だ。グルジアの人々は、厳しい労働をし、細やかな心づかいをもって、葡萄からワインをつくる。そして彼らは秋の収穫をすませると、労働するのと同じ位、尊い気持でワインを味わうのであった。

[あらすじ]
 若い技術者ニコはワイン工場で働くことになった。肉体労働を軽蔑することなく、率先して手伝うニコを見て、中年の工場従業員たちは、すぐに彼を受け入れた。研究室には美しい娘マリーナがおり、幾人もの男が彼女の気を引こうとしていた。彼女は彼らに取りあわず、勇気あるニコに惹かれていく。
 工場では、ワインの質の向上よりも、生産量をあげようとやっきになっていた。ある日、まだ酸味の残るワインの樽をびん詰にして出すようにと、工場側から指令があったが、ニコと労働者たちはこれに反対した。ニコは工場の技術者の会議で抗議を申し込んだが、受け入れられなかった。彼は実力行使におよび、ワインの樽にゼラチンを入れて、びん詰にできないようにしてしまった。そして……

[スタジオ/製作年] グルジアフィルム・1966年製作

[スタッフ]
脚本:A・チチナーゼ
監督:オタール・イオセリアー二
撮影:A・マイスラーゼ
美術:D・エリスターヴィ
音楽:N・イオセリアー二

[キャスト]
ニコ:ラマース・ゲオルゴビアーニ
マリーナ:マリーナ・カルツィワーゼ
オタール:ゲオルギー・ハラバーゼ

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / スタンダード / モノクロ
[上映時間] 1時間36分
[日本公開年・配給] 1982/8/28 ・日本海

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