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少年、機関車に乗る
ВРАТАН
Brother
配給:ユーロスペース

[かいせつ]
1991年マンハイム国際映画祭グランプリ
    トリノ映画祭グランプリ
    ナント映画祭観客賞グランプリ、国際批評家賞
    ベルリン国際映画祭出品
    香港映画祭出品

 「ルナ・パパ」のバフティヤル・フドイナザーロフ監督の長編処女作で、"レール・ロード・ムービー"の傑作。
 映画の誕生を告げた、リュミエール兄弟の「列車の到着」以来100年。映画は移動すること、わけても列車に興奮してきた。この映画の物語は17歳のファルーと7歳の弟アザマットが遠くの街に住む父親に会うため、機関車に乗って旅に出るところから始まる。
 機関車の前を馬が走る。機関車と平行しながらトラクターが競争する。人を下ろした機関車がゆっくり走り出す。機関車が町を通過する。機関車に向かって石が雨のように降ってくる。そして、無蓋の列車から飛び去る、中央アジアの雄大で、どこか懐かしい夢のような風景。それらは、言語化できぬ映画ならでは興奮であり、「動き」を「移動」を記録することで成り立つ、映画という芸術の根元的な訴求力をまざまざと見せつけてくれる。セピア・カラーのショットが圧倒的な力を示す傑作といえよう。原題は「弟」
 監督のバフティヤル・フドイナザーロフは、1965年、タジキスタン共和国の首都ドゥシャンベに生まれた。ドゥシャンベでジャーナリストとして働いたり、子供向けのテレビ番組の脚本家や助監督をした後、20歳の時にモスクワの国立映画大学の監督科に入学した。在学中の1989年に撮った短編「信じられないかもしれないが」はカルロヴィ・ヴァリ映画祭ヤング・フォーラム部門に出品された。 89年に卒業し、ドゥシャンベに戻って26歳の時に初の長編映画「少年、機関車に乗る」を撮り、各国で非常に高い評価を受けることとなった。

[あらすじ]
 17歳の兄ファルーと7歳の弟アザマットは、おばあちゃんと3人で暮らしている。アザマットは、まるで小動物のように土を食べる癖を持っていて、おまけにちょっと太っている。ファルーはそんな弟を怒ってはもて余しながらも、優しく見守っている。
 兄弟は遠くの町に住む父親に会うために、オンボロ機関車に乗って旅に出る。そこには予期せぬ出来事がいろいろと待ち受けている。それでも二人を乗せた機関車は中央アジアの大平原をガタゴト走っていく…。

[スタジオ/製作年] タジキスタン・旧ソ連合作
              
ソユーズテレフィルム・1991年製作

[スタッフ]
監督:バフティヤル・フドイナザーロフ
脚本:バフティヤル・フドイナザーロフ
    レオニード・マフカーモフ
撮影:ゲオルギー・ザラーエフ
音楽:アフマド・バカエフ

[キャスト]
チムール・トゥルスーノフ
フィルズ・ザブザリエフ
I・タバロワ
R・クルバノフ
N・ベグムロドフ

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / セピア・カラー /スタンダード
[上映時間] 1時間40分
[日本公開年・配給] 1993/7/17・ユーロスペース

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