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ヨハン・シュトラウス
―白樺のワルツ―
ПРОЩАНИЕ С ПЕТЕРБУРГОМ

[かいせつ]
 『美しき青きドナウ』、『皇帝円舞曲』など、軽快優美なウインナ・ワルツの傑作を残し、後に"ワルツ王"と称されたヨハン・シュトラウスの青春の日々をペテルプルグ近郊のパヴロフスクを舞台に描いた愛のロマン。作曲家はこの地で"オリガ""ネヴァ""パブロフスクの公園で""ペテルブルグの別れ"などの名曲を作曲している。
 監督のヤン・フリードは1908年生まれ。レニングラード演劇大学演出科、国立映画専門学校(後の国立映画大学)の演出科を卒業。戦前は主に舞台の演出を手がけていた。戦中は前線に従軍し、1952年、シェークスピアの「十二夜」で映画界にもカムバック。以後、様々なジャンルの作品を残した。
 シュトラウス役にはラトビア共和国の新人ギルト・ヤコヴレフが、彼の永遠の恋人オリガには、「罪と罰」(1970)のタチアナ・ベードワが抜擢されている。演奏は、レニングラード国立フィルハーモニー管弦楽団。


[あらすじ]
 1856年夏。ペテルブルグ近郊の貴族の別荘地で、ウィーン生まれの新進作曲家ヨハン・シュトラウスのコンザートが開かれていた。シュトラウスには初めてのロシア公演である。この若い音業家が奏でるワルツは、たちまちロシアの貴族たちを魅了した。ファンの熱狂と興奮はすさまじいものだった。伯爵令嬢オリガからのファンレターが届いたのも、そんな頃である。二人はデートを重ね、心を通わすようになる。シュトラウスは彼女のためにポルカ『オリガ』を作曲し、コンサートで演奏した。結婚を誓いあう二人だったが、周囲は身分の違うこの恋に反対した。シュトラウスは駈落も考えるが、オリガは両親の意志に逆らえない。
 そして、シュトラウスがロシアを去る日がやってきた。最後のタベ。彼は、ロシアの新進作曲家グリンカのオペラ『イワン・スサーニン』を指揮し、嵐のような喝采を集めた。休憩の時、シュトラウスに面会を求める人物が。彼の胸は、もしや、という期待で熱くなるが……

[スタジオ/製作年] レンフィルム・1971年製作


[スタッフ]
脚本:アナトーリー・グレブネフ
監督:ヤン・フリード
撮影:オレーグ・クホワレンコ
美術:ミハイル・クロトキン
音楽:V・テスチャコフ

[キャスト]
ヨハン・シュトラウス:ギルト・ヤコヴレフ
オリガ:タチアナ・ベードワ
伯爵夫人:タチアナ・ピレツ力ヤ
レイブロック:ワシーリー・メルクーリエフ

[ジャンル] 長編劇映画
[サイズ] 35mm / カラー/シネマスコープ
[上映時間]
  1時間38分
[日本公開年・配給] 
1972/10/14・東和

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パンフレットソヴェート映画史−七つの時代

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