天明水の会では、森づくりやカヌー教室以外にも
地域内外のたくさんの行事へ参加協力しています。

 

 2011年活動

  流域の力を結集!緑川源流を守れ!!
〜熊本県山都町緑仙峡〜
 

 H23年10月某日、緑川の源流にあたる山都町緑仙峡で、源流の荒廃状況調査及び保全活動を実施しました。一帯はH19年の台風やH23年の大雨などにより、数多くの倒木が発生し、源流のシンボルである「穿(うげ)の洞窟」※も土砂の流入で埋没した状態となっていました。これらの状況を調査し復旧すべく、流域のNPOや源流の地元である緑仙峡もみじまつり実行委員会に呼びかけ、総勢約40名が結集し、作業にあたりました。
  11月3日には、綺麗になった洞窟周辺で「もみじまつり」が開催されました。
  天明水の会では日頃より植樹活動も行っていますが、この様な取り組みで源流地域をより元気づけることが、川や海の環境を守ることに繋がるものと考えています。

※「穿(うげ)の洞窟」
  緑川の水源の近くにある洞窟で、伝説では日向の国(宮崎県)まで通じていると言われていますが、いまだ未探検。例祭が毎年11月(紅葉まつり)に地元の人々によって行われています。(山都町HPより)

before   after    
         
     
         

偶然にも清和小学校の児童たちが環境学習で訪れ
声援を受けました。(with新聞記者)
 
チェーンソー、ワイヤとホイストウインチで人力により倒木を撤去。
一帯が歓声と拍手に包まれました。
   
         

昼飯にはヤマメ(地元ではエノハと呼ぶ)の塩焼きが登場。慎治郎さんありがとう。
   
   

詐欺用終了!!!みなさん晴れ晴れとした表情です。おさかれさまでした。
   
   
         
         

 

 

 2010年活動

緑仙峡紅葉祭(穿神社祭礼)
「そるがですたい、濱崎さん。私しゃ飲まれんとですたい。犬のおらんごてなったけん、見つけが行かなんとですたい」
鉄砲(狩猟)の解禁が目前に迫った11月3日(文化の日)。緑仙峡では、穿神社の祭礼と紅葉祭が快晴の下、例年通り開催された。紅葉には少し早かったようだが、多くの人出で賑わっていた。
当日私は、「緑川の恵み」である「蛤」(はまぐり)を穿神社にお供えするべく、午前9時の祭礼に間に合うよう、7時に妻、弘子と家を出た。
例年、アサリとか蛤、それと鱗(注:魚のこと)を持参するのだが、時化(しけ)のため入手できなかったのが少々残念。
車道(林道)から歩いて5分程下ると目的地。
9時だというのに、日は差していない。二又になった木が多い。穿神社の御神体は、緑川を挟んで社の向かい側にある「穿の洞窟」である。ここは、「緑川の源流・宮崎県へ続いている・山と海を結ぶ神様のすむ所」など、数多くの伝説が今に語りつがれている。
数年前、その御神体が大雨による土砂で埋まり、祭礼の開催が危ぶまれているとの一報(SOS)が入った。下見の後、流域の仲間に呼びかけ、小型の消防ポンプ等を持ち込み、人海戦術でなんとかしめ縄が張れるまで作業を続けた。現状は今もそのときのままである。(緒方シンジロウ君のヤマメの養殖場が全滅したとき)山・川・海、そしてそこに暮らす人々の、緑川流域のシンボルとして、なんとしても元の姿に戻したい―――現地に行くとその思いが強くなる。来年は夏季(あの時は寒かったーーー)に泊り込み(合宿)方式で作業したいと思っている。多くの人たちの参加を期待したい。
元にもどるが、紅葉祭イベント会場での会話。
「今年は弘子が運転しますけん、私が飲みますばい」
「――冒頭のせりふ――」と、奈須さん。
「犬は三日飼うと恩な忘れんていうでしょうが」と弘子。
バザールは、地元産品の直売・だご汁・おでん・シシ、シカのバーべキュー・ヤマメの塩焼き等々。
イベントは、樽みこし・鏡開き・緑仙太鼓・子供達の太鼓や踊り・フラダンス歌謡ショウ・もちつき(即売)・ヤマメのつかみどり等、とにかく何でもありの大賑わいである。
たまたま、「カンバン見て来ました」と、友人のハーレー軍団の飛入り参加に子供達は(大人も)大喜びでした。中でも、名物・昇しゃん(奈須さん)のバナナのたたき売りは、例年にもましての名調子に大いに盛り上がりました。
鳴瀬君に本号の原稿依頼をするため、控え目に飲んで、少し早めに帰路に着いた。
信じてねーーー。 後記
緒方シンジロウ君(緑仙峡開発振興会会長)が、ハーレー軍団に、来年もぜひ来て下さいと話をしているのを、聞いたような、聞かないような!!
  

 2009年活動

「第8回 川に学ぶ体験活動全国大会in九州・熊本大会」の報告      実行委員長  濱崎 勝

少し長い標題のイベントが、平成20年9月13日〜15日(土〜月/祝)にわたって、東海大学熊本キャンパスをメイン会場として開催されました。
これは九州内外において「川に学ぶ」をキーワードにした「流域環境の保全」や「環境教育の実践推進」の活動および「都市・海農山村環境」の改善に関わる団 体(市民団体・NPO法人・地方自治体・企業など)・個人が一同に会し、その活動を発表・意見交換をすることによって、他の団体の活動状況や手法を学び、 川での活動の安全管理について再確認して今後の自らの活動の糧とするとともに、異分野交流や行政と市民団体のパートナーシップ、地域連携、流域連携による 活動を促進し、体験活動を「拡げ」「高める」ことを目的としています。また、社会一般に広く「川に学ぶ」社会構築の必要性を訴え、人と川との距離感を縮め ることを目的としています。
今大会は「これからの10年」をテーマに全体会を開催し、5つの理念に基づく分科会を開催しました。
5つの理念
    理念 1. 感動する心を大切にし、川と遊び学ぶ楽しさを伝えるために------
    〃 2. 川への理解を深め、川を大切にする気持ちを育てるために------
    〃 3. ゆたかな人間性、心のかよった人と人のつながりを創るために------
    〃 4. 人と川が共存する文化、社会を創造するために------
    〃 5. 川の力、活動にともなう危険性を理解し、安全への意識を高めるために------
これに先だち、全国から参加した団体による14の活動事例の発表と、ポスターセッションが行なわれています。
1日目の開会式に続く体験プログラムとして
      A. 白川 清正の川づくりコース
      B. 〃  白川カヌー下り体験コース
C. 緑川 石橋めぐりと清正の川づくりコース
D. 〃  寺の下湧水群体験プログラムコース
E. 〃  肥後の投網合わせ打ち見学コース
上記のプログラムを実施し、そのまま全体交流会会場のある熊本港に集合しました。
レストラン(MIYA・川さん)を貸切、有明海の夕日を観ながら一杯、の計画でしたが突然の大雨により、屋根の下での交流会となってしまいました。そこでめげないのが熊本流。特別協賛のサントリーさんから飲物の提供あり。
熊本 主要4河川から、菊池川(馬さし)白川(からしレンコン)緑川(アサリ、ハマグリ、手長エビ)球磨川(アユ、ヤマメ)等の食材が集まり、手作りの料理とレ ストランから用意してもらった肴で大いに盛り上がりました。
とくに天明水の会のハマグリは好評で行列ができるほどでした。
※ 井村さんの投網に入ったスズキも活造りに。

又、コンベンション協会の協力による、牛深ハイヤのアトラクションがあり、飛入り参加も含めて踊りの輪ができていました。
天明水の会にはテントの設営も含めて大変お世話になりました。
最終日の15日 月(祝)にはエクスカーション(自由参加、有料)が行なわれています。
菊池川コース 「米米惣門ツアーと豊前街道・八千代座見学」
白川コース  「白川・阿蘇と人々の暮らしを訪ねる」
緑川コース  「船上お月見と緑仙人ツアー」
球磨川コース 「球磨川と球磨焼酎にどっぷり」

後記  開会式では幸山市長に挨拶をいただいています。
第7回 平成19年9月22日〜23日(土〜日) 岐阜県長良川
第9回 平成21年9月 5日〜 6日(土〜日)  広島市


 2008年活動

「海の窯」で炭作り体験学習

夏の日、川口小学校の4年生の教室で約束した炭作りを、2学期に3回に分けて体験学習として行いました。
1回目は竹を切り、その竹を割る作業。海の窯にある竹は海で使った海苔竹の再利用。
そのため竹の先はヤリのようになっていて、その先で他の人を突いたりして大変。

 2回目は炭出し。みんな真っ黒になり、とてもいい顔で必死に炭を窯から出したり、粉を作ったり。窯の中へ交代で入り、鼻の中も真っ黒。また窯の中では出ているレンガで手を打ったり背中を打ったりで大賑わい。
最終回では、小学校の北側用水路へ炭を設置。粉は花壇などへ。また炭のかけらは消臭用として他の方々へプレゼント。
環境を考えた学習でした。その気持ちを大人になっても忘れずにネ。
(※2回目の炭出しの時、テレビの取材があり、その日の昼に放送があったそうで、皆さん見ました?)
さて「海の窯」では、いま「すす竹」を作っています。
そお「すす竹」で出来上がった作品を紹介します。炭団(たどん)も作ってみましたよ。

緑川の一斉清掃

 4月29日の「緑川の日」に行われた恒例の一斉清掃。天明水の会と同じ歩みで、今回第15回目。でも中々ゴミの量は減りません。ただ地域の方々の参加は多くなり、清掃活動の意識は強くなって来ているようです。子供たちも進んで参加していました。

  

 2007年活動

 川口小校区ニ町内の村上俊國さん、四町内の木村義徳さん、それにわたし、小林と三人で、7月20日、川口小4年生と一緒に川口の歴史を学び、今と昔の違い、それにどう環境が変わったかを話し合いま した。
これは4年生の環境学習として行ったものでした。
60年、70年前の川口はどうであったかーー ーー。
そのなかの話で、冬、地域の川の水が厚く凍り、その上でよく遊んでいた、と今では考えられない ような話でした。
「ではどうして今は?」というわれわれの質問に、子どもたちが答えてくれました。
「地球温暖化が原因だ!!」そう、今地球があぶない!!さてどうしたらいいのか?
それには地球にやさしくーーー。
今、水の会がみんなと一緒にやっている森作り。
いい水、いい空気は一人一人が作るんだと。
川口にある「海の窯」での炭作りもその一つだと。
今度ぜひ 一緒に炭作りを、川口そして地球を大事にするんだと約束。
その「海の窯」の活動、もちバリバリやってますヨ。
我ながら、いい炭が出来上がってます。
「自分の周りの歴史を知らなければ進歩しないし、いい環境は作れない」

8月20日には、奥古閑小学校子ども会が、親子で炭作りを体験。
もちろん真っ黒になりながらも、楽しく作業。
炭は近くの用水路に沈めたり、家へ持ち帰ったりして、「私が海をきれいにするんだ」との思いで汗を流しながら、ガンバ。
これからもっともっと「海の窯」を活用だ!!
その他での地域での活動では、毎年4月に行われている「緑川の日」〜緑川流域一斉清掃〜への参加。毎回毎回すごい量のゴミが集まる集まる。でも前年、前々年とくらべると量が少なくなってきたのも確かではあります。
地域の人が、「緑川の清流をとりもどすために私たちにできること」を心に刻み込めば、もっとゴミの量は少なくなると思います。

8月には「天明市民のつどい」、水の会では、今年もやりました「おばけ屋敷」。
今回は会長のよびかけで、「市民のつどい」実行委員全員が手伝いに協力。さすが人が多いと、早い早い。
それでも設営に3時間を必要としました。
今年は会長との話し合いで「おばけ」はナシにしようと
ーーだったのが、会議の中で、子どもたちが楽しみにしてる、との実行委員の話で実行。もち、今回もおばけは子ども、しかも中学2〜3年生が手伝ってくれて、さすがうまいことおどろかせてくれました。けっこう楽しんでいるようでした。午後3時から6時近くまで長い時間だったけど、「来年は2時間でいいネ」と話しながら早めに切り上げました。後片付けも実行委員全員が協力、あっと言う間に終了。
だがお知らせでは午後6時までの予定。数組の子どもや家族が見にきたけど、片付けの途中で見られなかった。
「ゴメンネ、来年は終了の時間だけは守るネ」、手伝ってくれた方々に感謝感謝。


05年8月「天明市民の集いのお化け屋敷」の実施
「キャー」「やめてぇー」 子ども達の悲鳴が響き渡っています。
8月14日に行なわれた「市民の集い」での出来事。
今年、急遽水の会で「おばけ屋敷」を出店することになったものの、「えっ、人がいない?でもまあ、どうにかなるさ」と、いつもの気楽なノリでやってしまいまし た。
当日、もう開店の時間だというのに、設営はできたけれど、おばけがいない。
さてどうする?その時、数人の子ども達が、「ねえ、まだ始まらないの?すこし中、見せて」。
まだ時間はあるし、また子ども達の表情もみたいしーーー。
そんなわけで中へと案内。
「ギャー」と案 の定、喜びの声が聞けた。ひとりの女の子は一歩足を踏み入れただけで、ぜんぜん前へ進めず、やっとの思いで外へ。
すると目からは大きな涙が。
さあ午後5時から7時までの勝負、「ヤルゾ!」
さて、おばけはどうしたかというと、さきほどの子ども達がおばけとして手伝ってくれました(もちろん例の女の子も)。
ぶたれたり、踏まれたり、でも、じっと我慢。
みんな最後まで頑張ってくれました。
みんなありがとう!! いい体験できたかな?
会場の外では行列が、中では子ども達の悲鳴が聞こえてきたのは言うまでもありません。
設営人数5〜6名でどこまでやれるかと思いましたが、なんとか成功かな。
ほんとうによかった。     (小林裕和) 

「第14回全国ボランティアフェステイバル火の国くまもと」に参加協力

「燃えよボランテイア火の国の集い 熱か心わが まちに」をテーマに、去る10月29日、30日の両日、グランメッセ熊本をメイン会場に開催された。
1日目はグランメッセの「ふれあい広場」に、NPO法人天明水の会のコーナーを設けて、「みどり川水 族館」を開設。
緑川下流出張所の大型水槽(たて2. 5m×よこ1.3m×高さ1.5m)を借りて、みどり川の 魚を泳がせた。
加勢川開発研究会の井村会長から、ウナギ、ライギョ、カメを含む数百匹の魚の提供をいただいたうえに、会員の木下修氏が用意したメダカなどの小魚が入った小型水槽もあわせて展示した。
屋内の会場にクレーン車ごと運んだこの水族館と、となりの台車のカヌー14艇は、コーナーのなかでもひときわ目を引き、本会の遊び心の一端を紹介できたようだ。
2日目、くまもと県民交流館パレアホールでの分科会に本会を代表して、こちらのテーマは、「日本一の名水を飲んで熊本で美人になろう」。
川の女 性フォーラムの中村幸子さんをコーデ イネーターに、サントリー(株)環境 部長の公文正人氏との三人で、民間 (NPO法人)と企業による森づくりの現状と必要性について語り合った。
また県内の7団体の事例紹介もあった。
この日、県内各地に分かれて41の分科会があったなかでも、この会場は最高の260名の参加者があり、水環境への関心の高さがうかがえた。
「水はすべての源である。水が豊かなところに美人は多い。木を植えて美人を増やそう」と植林を勧めたが、それも美人が多い熊本だから言えた事。
それにしても、2会場とも、水の会の大漁旗がよく映えておりましたなあ。 
(浜辺 誠司)

地域活動だより
天明水の会の活動には、他団体と協力して実施する活動がたくさんあります。単独での事業もさることながら、協力することを通して、地域づくりへと貢献していくことが、とても大切村 だと感じています。
というわけで、お付き合いさせていただいている地域の団体の数は、本当に数え切れないくらいです。
これも、私たち天明水の会の特徴だと言えるかもしれませんね。
最高の遊びは、人と協力して、ホンキで何かを企み、そして、達成した瞬間に生まれるあの感動です。
大人になり、最近、感動することが多くなった私は、これからも地域活動は大切に取り組んでいきたいなと思います。
だから、いつも一緒に活動させていただいている会員のみなさんに本当に感謝しています!たくさんの感動をもらっています。
本当にありがとうございます。そして、楽しいので、もっと多くの会員さんが、御家族などと一緒に活動に参加されることを心からお待ちしています、お声がけくださいね。 (事務局ささき)