世界遺産:アンコール遺跡を訪ねる 
































Angkor Wat & Thom Siem Reap Cambodia
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趣 味 の 写 真③ 風景浪漫
 何時の頃からか、頭の片隅で気になっていた、それもかなり長い時間。
ようやくそれが実現して駆け足ながら世界遺産アンコールワット、トムと周辺の遺跡を見学できました。
 思い返せば、初めてバンコクに仕事で赴いた時、1982年秋には、ベトナム、カンボジアの上空を通過することが出来ずオオムの
クチバシを南に回りこんでタイランド湾から旧バンコク国際空港に着陸したように記憶している。 現在の航路より2,3時間余計に
かかっていたことになる、
 ベトナム・カンボジアが長年の政情不安で上空を通過できなかったからであろう。 平和裡に復興しつつある両国を横断する形で
往来の空路が維持されていることに改めて”平和の恩恵”を感じる。 かつては「仏領インドシナ」・・・学生時代の地図 断片的に記
憶しているキーワードには プノンペン、シアヌーク殿下、クメール・ルージュ、ポルポト、コンポンチャム、バッタンバン、アランヤプラ
テート、トーンレサップ湖・・・・ ベトナム、サイゴン(現ホーチミン) 南北分断の内戦、トンキン湾、テト攻勢、ディエンビエンフー・・・・
現地特派員某新聞ジャーナリストの書いた本を興味深く読んだ事を思い起こします。
 それらとは別の長い歴史に、12世紀頃から栄えたと言われる一帯の遺跡群、ヒンズー教、仏教の影響
1632年には日本人も訪れていた(森本右近太夫一房)記録もあるそうです。
長年放置され自然の驚異にさらされて自然崩壊に加え、 1970年代のカンボジア内戦による破壊で大きな痛手をうけながら
今尚、”地雷”の災禍かに巻き込まれる人々が耐えないことも心を痛める。
 カンボジア国内でもこの遺産の周辺は比較的恵まれた環境になりつつあるのかもしれないが、 その他の地域では、”地雷”の
恐怖に怯え、日々の生活向上も遅々として進展していないとも聞く。
1992年に世界遺産に登録され、1993年にはアンコール・ワットの祠堂を描いた国旗が制定され、
現在は世界の人々から憧れ・訪問したい地域の4,5番に選ばれる遺跡は、やはり、訪問する人々に何かを感じさせる魅力を秘め
ているのだろう! 夕焼けに沈むジャングルの遠景に、 朝日の昇る遺跡群の静かな輝きに、 灼熱の太陽の下に佇む巨大な石像
建造物に 遠い遠い歴史に思いを馳せながら眺める時間・・・・ 日々の日常の世界とはリズムを変えてゆったりと流れる時の中で
観賞したいものだ!
 石の壁に彫られたインドの叙事詩、数々の説話の光景 矢張り、現場に立ち、その場の空気・臭い・太陽・気候の変化とともに変
わる 光景を見ながら・・・・・・、 旅に出ないと獲得できない醍醐味だと思う。

アンコールワット、アンコール・トムについて次の著書に詳しいので引用させていただきます。
 「アンコールワット 戦火に耐えた遺跡」・・・・・近藤紘一著「目撃者 近藤紘一全軌跡1971~1986」

2015/06/27
※アンコール・トム見学へ