【日程】1969/5/1〜4日
【メンバー】 山の仲間 T.M T.E 2名
【コースタイム】
5/1 →→上高地〜西穂山荘前 テント泊
5/2 西穂山荘前→西穂独標→西穂高岳→間ノ岳→天狗ノコル→間ノ岳→西穂高岳→西穂独標→西穂山荘前→
5/3 西穂山荘前→割谷山→焼岳小屋→焼岳→上高地→木村小屋(泊)
5/4 木村小屋→
【回想】
その前に、所属山岳部の冬合宿に西穂高に登った経験があった。
5月の残雪期に歩いてみたいと、西穂山荘前をベースにテント泊山行となった。
申し分の無い天候に恵まれ、西穂山荘前から天狗ノコルを往復、天狗ノコルでは雪の量に些か苦労もあったが、行き帰りの登行
では、晴れ渡る青空の下輝く銀嶺の峰々に酔いしれ、疲れも忘れての楽しい歩きだった。
テントに帰り、夕食の支度には、少し疲れが邪魔したが、一晩眠れば全て回復
翌日は、テントを撤収して、反対方向の焼岳を目指し、上高地に下りるルートに
適度に残る雪のルートは比較的歩きやすいが、甘利人気でないのか人気は無かった。
焼岳小屋、中尾峠を経て焼岳山頂へ、噴気孔から蒸気を出す山頂付近からは、これまた素晴らしい眺望に、遠く槍ヶ岳が、
振り返り見れば、乗鞍岳の銀嶺が輝いて、光景に胸躍らせたことだった。
予備日を使うことなく上高地に下山、予約しておいた”木村小屋”に一日早い宿泊のお願いをしてみると、生憎の満席!
折から、上高地は観光・登山ブームでどこも満員状況で、上高地に下りて改めてテントを張るのも・・・・・と、
重ねてお願いすると、上高地派出所の駐在員宿舎に泊めていただけることに・・・・、木村小屋の優しい奥様の配慮でした。
さすが、疲れきった身体にはとても有り難かった”配慮”は今も忘れない、思い出の一つとなった。
|