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前回の葉っぱに多角形ツール・らせんツールで花とツルを描き加えて
暑中見舞いのハガキを作ろう!


前回のアサガオの葉っぱに花を付け加え、暑中見舞いのはがきにします。
多角形ツールを用いアサガオらしき花を描き、らせんツールでツルの部分を描き、グラデーション で塗りつぶしをします。
まずは、多角形ツール群の説明から…


多角形などのツール群
ツールバーに下の3つのアイコンの どれかが表示されているはずです。 アイコンの右下隅の黒い小さな三角をクリックして、フライアウトを開いてみましょう。 その中のアイコンをどれかクリックすると、そのツールが使用できます。
今回は多角形ツール・らせんツールを使います。

多角形などのツール群(左から順番に…)
多角形ツール・らせんツール・グラフ用紙ツール


多角形を描く
多角形ツールをクリックすると、ツールバーの下に多角形のプロパティバーが現れます。
何角形でどのような形状(星型または多角形)の指定をします。
注:3または4角では、多角形・星型の指定は出来ません。

4角の多角形を描いてみましょう。
プロパティバーに右のように角数4と入力します。

描きかたは、長方形ツールや楕円形ツールの時と全く同様です。 クリックしたまま斜め方向にドラッグして描きます。
Shiftキーを押しながら描くと中心から。Crtlキーを押しながら描くと正多角形が、 Shift+Crtlキーで中心からの正多角形が描けます。

4角の多角形.gif 4Kb 整形.gif 3Kb Shift整形.gif 1Kb

上の図はShift+Ctrlキーの併用で、ガイドラインに中心をスナップさせた4角の正多角形です。

整形ツールで多角形の、一辺上にあるノードをクリック&ドラッグすると、 他の辺のノードも同様に動き、十字形になります。

Ctrlキーを押しながら、整形ツールで一辺上のノードをクリック&ドラッグしてみましょう。
オブジェクトの中心に向かいノードが動きます。


星型を描く
多角形のプロパティバーの右端に多角形・星型アイコンがあります。
星型アイコンにして星型を描く事ができます。
注:星型は5角以上でないと描けません。
また、ステータスバーに星型のシャープ度は描く前でも後でも指定できると表示されますが、 実際には7角以上でないと指定できません。

8角の星型を描いてみましょう。
プロパティバーに8と入れ、星型アイコンにします。

星型の描きかたも、上の多角形と同じです。 クリックしたまま斜め方向にドラッグして描きます。
Shiftキーを押しながら描くと中心から。Crtlキーを押しながら描くと各辺の長さが等しくなり、 Shift+Crtlキーで中心からの等辺の星型が描けます。

8角の星型.gif 2Kb シャープ度設定.gif 2Kb Shift整形.gif 2Kb

上の8角の星型はガイドラインにスナップさせShift+Crtlキーの併用で描いたものです。
先程の多角形の場合は、隣同士の頂点を辺で繋いだ形です。 星型の場合は頂点を1つおきに辺で繋いだ形状になります。

シャープ度を変更してみましょう。スライドバーを動かすと星型のシャープさを変更できます。
左の図ではシャープ度=1になっています。シャープ度を2にしてみると、 上のように形が変わります。

今度は、整形ツールで変形させてみます。 整形ツールで1辺のノードをクリック&ドラッグします。他の辺も同調して形が変形します。 また、多角形同様Ctrlキーの併用でオブジェクトの中心に向かいノードが動きます。
余談ですが上の図のようにゴミのような点が残る事があります。 ウィンドウのリフレッシュをクリックすると消えます。


用紙サイズをハガキにします
コーレルドローを立ち上げると紙のようなものが画面に置かれています。 この紙のような部分が用紙です。 初期設定では、プロパティバー上にA4・210mm×297mm・縦位置アイコンが表示されています。
A4用紙をハガキサイズに変更します。A4の横の▼をクリックすると各用紙 が表示されますので、ハガキをクリックして下さい。見た目上は変わりませんが、 サイズが100mm×148mmに変更されています。もし用紙を横位置にしたい場合は横置きアイコンをクリックすると 変わります。用紙のサイズ変更はオブジェクトが描かれていても出来ます。 どのオブジェクトも選択されていない状態(選択ツールでオブジェクトから外れた位置をクリック)にすると、用紙のプロパティバーが現れます。

前回の葉っぱのファイルを開き、葉っぱを選択してコピー&ペーストでハガキサイズの用紙に貼り付けます。 又は、葉っぱのファイルを開いて、用紙をA4サイズからハガキサイズに変更してもいいでしょう。 葉っぱが用紙からはみ出していてもかまいません。

ハガキ用紙.gif 3Kb

縦横それぞれのルーラーからクリック&ドラッグで、左図のように水平方向・垂直方向にガイドラインを 引いておきます。このガイドラインの交点に先程の多角形ツールでアサガオの花を描きます。
描きやすくする為にズームインツール(+虫眼鏡) で斜めにドラッグして拡大して花を描いていきます。


朝顔の花を描きましょう

Shift5角の多角形.gif 3Kb

まず多角形ツールを選択し、プロパティバーの角数を5にし多角形アイコンにします。
ガイドラインにスナップをさせ、Shift+Ctrlキーを押しながらクリック&ドラッグして、 ガイドラインの交点を中心にした正5角形を描きます。

しばらくは、ガイドラインにスナップさせる必要がないのでスナップを解除しておきます。
整形ツールで5角形の一辺のノードをCtrlキーを押しながらクリック&ドラッグし、 外側に少し膨らみを持たせます。

全てのノード(10個のノード)を整形ツールで囲み整形可能な状態にします。
整形ツールのプロパティバーにある曲線アイコンをクリックして 曲線にします。尖化のノードになっている為見た目上の変化はありません。 次に全てのノードに対し対称アイコンをクリックします。 何となくアサガオっぽい形になりました。


グラデーションで塗りつぶし
ペイントフライアウト.gif 2Kb
今までは、パレットの色をクリックして単色で塗りつぶしをしていましたが、 今回はグラデーションで塗りつぶしをしてみましょう。
ツールバーの塗りつぶしツールの下隅三角をクリックすると、 塗りつぶしツールアイコンが8個出てきます。右端の特殊塗りつぶしロールアップをクリックして下さい。
この特殊塗りつぶしロールアップは他の塗りつぶしを一まとめにしたようなアイコンなので、 これさえ開けば、他の塗りつぶし方(テクスチャで塗りつぶしたり)も出来ます。

右の特殊塗りつぶしロールアップのウィンドウが開いたと思います。ちなみに属性>ペンをクリックすると 線の太さや、線の種類を変更できます。
左の桝目がグラデーション塗りつぶしです。 その隣の市松模様がパターン塗りつぶし・その隣がテクスチャ塗りつぶしです。
今回は左のグラデーション塗りつぶしにします。そして編集ボタンをクリックして下さい。 新たにグラデーション塗りつぶしウィンドウが開きます。 このウィンドウで、好きなグラデーションを作ることが出来るのですが、 今回はすでにサンプルとして入っているグラデーションを使います。

特殊塗りつぶしロールアップ.gif 5Kb

ウィンドウの下にプリセットとありますので▼をクリックすると、グラデーションに名前が付いたパターン が5つほど並んでいます。1番下の名前にマウスカーソルを持っていき青く反転させ、後はキーボードの↓ を押していくことによって、次から次にイロイロなパターンが現れます。取り合えずパープルワッシュを選び OKボタンをクリックして、先程描いたアサガオを選択し、適用ボタンをクリックし塗りつぶします。


インタラクティブ塗りつぶしツール.gif 1Kb インタラクティブ塗りつぶしツールで塗り方を変える

花塗りつぶし.gif 11Kb

インタラクティブ塗りつぶしツールをクリックし、塗りつぶした花を クリックすると上のようにグラデーションの方向と色を表す矢印が出てきます。 上に向かって黒から紫に変化する線形グラデーションがかかっている事を示します。
プロパティバーでグラデーションの方向や色の設定が出来るようになります。

インタラクティブ塗りつぶしのプロパティーバーで直線のグラデーションを、 放射状のグラデーションに変えてみましょう。プロパティバー上の放射状グラデーション アイコンをクリックして下さい。中心から外側に向かっての円形グラデーションに変わリます。

次は色を変えてみましょう!始点の塗りつぶし選択ボックスの▼をクリックして白をクリックします。 白から紫へのグラデーションに変わりました。
ちなみに白の■をクリック&ドラッグで中心に近づけると、白い部分が多くなり、紫の■をドラッグすると中心の位置が変わります。


花の中心部を描く

花芯.gif 10Kb

再びガイドラインにスナップをさせ、Shift+Ctrlキーの併用で5角の多角形を描きます。
整形ツールで5角形の一辺のノードをCtrlキーを押しながら中心部に向かってドラッグし ☆形にします。 ノードをドラッグするとガイドラインにくっついて思うような☆にならない時は、 一旦ガイドラインにスナップを解除して下さい。

☆の部分をパレットの白で塗りつぶし(左クリック)、輪郭線をパレットの×を右クリックしてなしにします。
楕円形ツールでガイドラインに中心をスナップさせた正円を描きます。小さい円なのでなるべく拡大 して描いた方がいいでしょう。中心の円も花びらと同じグラデーションで塗りつぶししましょう。

特殊塗りつぶしロールアップウィンドウのスポイトマークをクリックするとカーソルが 大きな→に変わります。このカーソルで花びらの部分をクリックするとその塗り方が他のオブジェクトにも 適用されるようになります。中心の小さな円を選択し適用ボタンをクリックすると、 同じ塗りつぶしになります。花の完成です。
選択ツールで花を全て囲みグループ化ボタンをクリックしておきます。グループ化しておくと 後でレイアウトする時に楽です。


葉っぱをテクスチャで塗りつぶす

葉塗りつぶし.gif 10Kb

前回描いた葉っぱを選択します。 これまでは、単色で塗りつぶされていましたが、斑入りの葉っぱのように、 テクスチャで塗りつぶしてみましょう!
特殊塗りつぶしウィンドウのテクスチャ塗りつぶしアイコンをクリックします。

編集ボタンをクリックすると新たなウィンドウが開きます。テクスチャライブラリ横の▼をクリックすると さまざまなサンプル表題があります。 今回はサンプルの中からテキスチャリスト>マラカイトをクリックしてOKして下さい。特殊塗りつぶしウィンドウが 緑の斑模様になっています。葉っぱに対して適用します。

パレットの×を右クリックし、輪郭線をなしにします。
葉っぱの中心に直線を引きましょう。フリーハンドツールにし、オブジェクトにスナップさせ クリック。離して又クリックします。パレットの白を右クリックし、プロパティバーの輪郭の幅 設定で1.411mm位の太さにします。中心の線と葉っぱの2つを選択しグループ化しておきます。


らせんツールでツルを描く

らせんツール.gif 3Kb

多角形ツール群を開き、らせんツールをクリックして下さい。らせんツールプロパティバーの らせんの回転数を2にして、クリック&斜めにドラッグしてらせんを描きます。 対称らせんと対数らせんの2アイコンがありますが、今回はどちらでも構いません。

整形ツールをクリックし、ノードの編集をしていきます。ノードの位置とコントロールポイント の向きを変え、変形させて下さい。

適当な形状になったところで、選択ツールにし線の太さを変えます。プロパティバーの輪郭の幅で 変更して下さい。
パレットの色を右クリックして緑色に変えましょう。


各オブジェクトを配置する

各オブジェクト.gif 6Kb ハガキ完成.gif 6Kb

各パーツが出来ました。ガイドラインはもう必要ないので消してしまいます。 ガイドラインの上にカーソルを持っていくと両サイドが矢印⇔のカーソルになりますので、 クリック&ドラッグしてルーラー部にしまっておきます。
各パーツを複製したり、大きさや傾きを変えて右の様に配置します。

テキストツールで文字を入れ、 選択状態にすると、プロパティバー上で大きさ・書体が変更出来ます。 文字を縦書きにしたい場合は、プロパティバーの縦書きアイコンをクリックして下さい。 また、文字も他のオブジェクト同様イロイロな塗りつぶしが可能です。
下記のオブジェクトの移動・サイズ変更・回転を参考に 自分なりのレイアウトをして下さい。


マウスを使ってのオブジェクトの移動と変形

配置移動.gif 6Kb サイズ変更.gif 6Kb 回転.gif 7Kb

オブジェクトの移動
オブジェクトを選択(複数のオブジェクトでもOK)し、クリック&ドラッグで 好きな位置に移動することが出来ます。又は、選択された状態でキーボードの矢印キーを 使い移動も出来ます。この時Ctrlキーを併用すると、矢印キーだけの移動距離の20倍の距離に移動します。

サイズ変更
オブジェクトを選択状態(複数オブジェクトもOK)にし、 8個の■のうちの4隅のどれかをクリック&ドラッグして対角線上に移動させます。 縦横比を変えることなくサイズが変更されます。また、Shiftキーを押しながらドラッグすると 中心の位置を変えることなくサイズ変更が出来ます。 ちなみに、中間の■をドラッグすると縦又は横のサイズが変更されます。

回転
選択ツールでオブジェクトを選択し、もう一度選択ツールでクリックすると、今まで■で 囲まれていたのが、矢印に変わります。この矢印の4隅のどれかをクリック&ドラッグで、 回す様に動かすとオブジェクトが回転します。 ちなみに、中間の矢印をクリック&ドラッグするとオブジェクトに斜体がかかります。 回転も複数のオブジェクトに対し適用できます。


最後にオブジェクトの重ね順を変えましょう!
最初に描いたオブジェクトが、1番下になっています。複数のオブジェクトを描いていくと、 最後に描いたオブジェクトが最前面に配置されます。
重ね順を変えたいオブジェクト(複数でもいいです)を選択し、最前面・最背面・1つ前面・1つ背面 等のツールを用い、重ね順を変えていきましょう。

今回までで、一通りの描画ツールの説明はしてきました。分りづらい所も多々あったと思います、 説明するのはムズカシイ…。次は何について書いていこうかなァ…。それぞれのツールしようかな、 ロールアップウィンドウについてかな…。


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