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コーレルドローVer.7J(COREL Draw 8J/9Jもほぼ同じ…)を使うときの
ちょっとした小ワザ。
何かヒントになることが、あるといいけど。

今回は変形について。


オブジェクトを変形させて、パッチワークのようにしてみます。
Ver.7・8では変形ロールアップを使います。

変形ロールアップの中には・・・
■サイズ
■スケール/ミラー
■回転
■斜変形
■配置
の5つのツールがあります。

また、ロールアップウィンドウには変形の他に
効果・属性・トリム・レイヤー等があります。

*Ver.9ではロールアップウィンドウからドッキングウィンドウに スタイルが変わり、ウィンドウの数も増えています。

パッチワーク.gif 6Kb

ロールアップウィンドウ.gif 14Kb

変形ロールアップウィンドウ

左が変形ロールアップの配置を選択したウィンドウです。
変形ロールアップウィンドウをだすには、アレンジ>変形ロールアップの中のどれかをクリックします。

割と使う機能は基準点の指定です。
□-□-□
□-○-□
□-□-□
のどこにチェックを入れるかによって 変形される位置が指定できます。

*Ver.9で変形ドッキングウィンドウをだすには、ウィンドウ>ドッキングウィンドウ>変形をクリックします。


用紙.gif 10Kb

サイズを変える
とりあえず縦(垂直方向)・横(水平方向)にガイドラインを引いておきます。
ガイドラインにスナップをきかせ、長方形ツールでガイドラインの交点からShift+Ctrlキー併用で 正方形を描きます(バックナンバーの長方形ツール・・・を参考に)。大きさは適当でいいです。
描いた正方形を選択状態にして、変形ロールアップのサイズを選びます。H:(Horizon=水平)・ V:(Vertical=垂直)の数値を変えます。試しにV:60(mm)×H:60(mm)と入力し適用ボタンをクリックします。

配置を変える
V:60(mm)×H:60(mm)の正方形を選択したまま、変形ロールアップの配置を選びます。
相対位置にチェックをし、下の中央の□にチェックを入れます。V:-60(mm)になります(上のロールアップを参考に!)。 複製に適用ボタンをクリックすると、先に描いた正方形の下にもう1個正方形が出来ます。
続けざまに複製に適用をクリックするとドンドンと下に複製が作られていきます。
60×60の正方形が幾つか配置されたところで、各変形ツール紹介をします。


変形ロールアップの各ツール

パッチサイズ.gif 1Kb
サイズ
パッチサイズ変更.gif 4Kb

変形>サイズを利用して上のようなパターンに変形させます。
変形ロールアップのサイズを選び、先ほどの60×60の正方形を選択状態にします。

@中心に1/3のサイズ20×20の正方形を作ります。
縦横比の維持にチェックが入っていれば、H:又はV:のサイズ欄に20(mm)と入力し中心の□にチェックを入れ複製に適用をクリックします。中心に1/3の正方形が出来ました。

A次は右上に小さい正方形を作ってみます。先ほどと同様まず60×60の正方形を選択します。 今度は右上の□にチェックマークを入れサイズを20×20にし複製に適用をさせます。
右上がそろった位置に20×20の正方形ができます。

B左下に任意のサイズの複製を作るときは左下の□にチェックを入れ複製に適用をクリックします。

*色は元のオブジェクトと区別する為に変えてあります。


パッチミラー.gif 1Kb
ミラー
パッチミラー変更.gif 4Kb

変形>ミラーを使って上のようなパターンを描きます。
変形ロールアップのスケール/ミラーを選び垂直方向に反転させることでできます。

@上のような三角形を描きます。オブジェクトとガイドラインにスナップをきかせたフリーハンドツールで描けます (バックナンバーのフリーハンドで猫をご参考に)。

Aフリーハンドで描いた三角形を選択状態にし、スケール/ミラーのウィンドウの下□にチェックを入れ、垂直ミラーボタンをクリックします。複製に適用すると元の三角の下に反転した三角が作られます。

B上に長方形ツールで四角形を描けば糸巻きのような形状になります。

*ハート型のような場合は水平方向にミラーボタンを押します(ベジェツールの葉っぱをクローンをご参考に)


パッチスケール.gif 1Kb
スケールと回転
パッチスケール変更.gif 4Kb

変形>スケールと回転を使って上のようなパターンにしてみます。
変形ロールアップのスケール/ミラーを選びスケール変更した後、回転させます。

@60×60の正方形を選択。スケールの値をH:50(%)・V:50(%)と入力して右上の□にチェックを入れ複製に適用すると、 元の正方形に対して1/2スケールの正方形が右上に作られます。
*ミラーボタンは水平・垂直とも凸状態にしておきます。

A次に水平方向のみ1/2スケールにして、正方形の縦半分の長方形を作ります。
先ほど右上に変形させた30×30の正方形(白い正方形)を選択してH:50(%)・V:100(%)とし、右側の□にチェックを入れ 複製に適用をさせます。

B元の60×60の正方形とスケール変形させた2つの(白・赤)長方形の3オブジェクト全てを選択ツールで囲み、 変形>回転ウィンドウで角度90度と入力し複製に適用。90度左回りに回転した複製が出来ます(-90度にすると右回り に回転)。
*回転については楕円で花をご参考に!


パッチ斜変形.gif 1Kb
斜変形と配置
パッチ斜変形変更.gif 4Kb

変形>斜変形を使って上のようなパターンを作ります。
変形ロールアップのスケール/斜変形を使い、配置で複製を作ります。

@まず元の正方形(60×60)の右上を基準とした30×30の正方形(ピンク)を作ります。
スケールを使ってでも、サイズ指定でも出来ますね。

Aピンクの正方形を選択して、ロールアップの斜変形を選びます。アンカーポイントの使用にチェックマークを入れ 下の□にチェックをし、H:45(度)と入力して複製に適用。ピンクの正方形が左に45度傾きます。

B斜変形された平行四辺形オブジェクトを選択し、変形>配置の下中央□にチェックをし複製に適用をクリックすると真下にもう一つ平行四辺形が配置されます。


パッチワーク配置.gif 3Kb

パターンの配置をしていきます。
上記の方法で変形させたパターンを並べ変えて配置します。
パターンを選択して右横や右斜め下といった具合に並べ変えてみましょう!
左のようにパターンとパターンの間隔を10mm空け斜め右に複製したい場合は、配置の数値をH:70(mm)・V:-70(mm)にすると、先の正方形から10mm右下に配置されます。

今回の塗りつぶしは、特殊塗りつぶしロールアップの2色ビットマップで塗りつぶしてあります。


変形ツールの数値は用紙の上・右方向が+です。反対に下・左が−になります。
回転や斜変形の場合左回転が+・右回転が−です。

今回は四角形のオブジェクトを主に変形させましたが、ベジェのオブジェクトを選択するとコントロールポイントの長さも含まれた位置にハンドル=■が表示されます。真横に複製したつもりでも相当離れてしまうことがままあります。

★前回のプロパティバー>整形ツール>G伸縮モードのオン・オフで凹がお勧め!と書きましたが、 そうでもないです…。
例えば長方形を描き曲線に変換して並んでいる2つのノードを選びキーボードの 矢印キーで移動させていくと、どんどん並びがずれていってしまいます。なぜでしょう?伸縮モードは1つのノード にのみ有効なのかな…。 詳しくはこちらのページをご覧ください


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