床屋のウンチク
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冬の毛穴は詰ってる!
ブログでも書きましたが、冬の頭皮は実は過酷な状況に置かれてます。
頭皮、というより、毛穴といった方がいいでしょうか。
冬は汗の分泌が少なく、それでいて皮脂の分泌は夏と変わらないくらい。
ということで、毛穴には「グリス」状の脂が詰ってしまってるんです。
夏の毛穴に付くのが「オイル」だとしたら、冬のはより粘度の高い「グリス」。
毛穴が苦しがってますよ!
気になる方は、こちらのブログもご参照くださいね。
ご自分の毛穴に興味がある(?)方は、お申し付けください。
ご自分の頭皮・毛穴をマイクロスコープでご確認いただけますよ。
紫外線による髪への影響は?
紫外線というのは浴びすぎると肌に悪影響がある、というのは常識になってます。特にオゾン層が破壊された現在、地上に降り注ぐ紫外線量は増えてしまってるので、なおさら。浴びすぎると皮膚ガンになる可能性が高まる、といわれてますからね。

じゃあ、紫外線は髪の毛にも影響があるでしょうか?

最近の研究では、紫外線による髪の毛への悪影響が実証されちゃってます。確実に、影響ありです。
主な影響は、乾燥(パサつき)、退色などです。特にパーマやカラーリングをされている髪の毛にはダメージが大きい、とされてます。

皮膚と大きく違うのは、髪の毛は爪などと同じく自己再生機能がない点。皮膚は多少のダメージは自己再生機能で補えますが、髪の毛はそうはいきません。髪の毛自体はダメージを修復することができませんからね。

一度傷んでしまったら、ダメージは加速していくだけです。傷んでしまった髪は、トリートメントなどで毛髪内部や表面を補修してあげないといけないんです。もちろん、完全補修は不可能です。
そこで、少しでも紫外線によるダメージを防いであげることが必須。特に紫外線量の上がる初夏、海やプールなど屋外で過ごすことが多い夏、さらに、ウィンタースポーツでは雪による照り返しで紫外線を浴びてしまいます。

でね、良い物があるんです。資生堂のデープロテクターという商品です。これ、髪の毛の日焼け止め、UVカット効果の高いトリートメント類なんです。
デイリーユースに最適なウォータータイプ、屋外スポーツやレジャーにオススメな乳液タイプ、マリンレジャーなど紫外線が強く水に濡れる場合にはウォータープルーフのスプレータイプ。

痛んだ髪を一生懸命いたわるのなら、紫外線で傷む前にいたわってあげた方が効果的だと思います。この夏、髪をいたわりたい人にオススメですよ!
冬の頭皮と夏の頭皮
冬の頭皮と夏の頭皮に違いがある、ということは皆さんも経験上でご存知じゃないか、と思いますがウンチクを。

冬の頭皮と夏の頭皮、どちらが脂ギッシュでしょう?
この際、乾燥肌の人は失礼ながら割愛させていただき、脂性の方を前提に話させていただきますね。

夏の頭皮は、大量の汗と脂分を分泌しております。ダラダラ流れるような汗をかいた後、そのまま放置すると、頭皮全体にギラギラと脂が残ります。
この脂、整髪料に例えると、「ヘアリキッド」のようなもの。水分が多めな感じの脂ですね。

では、冬は?
冬は汗の分泌が抑えられます。無意味に体温を下げないための体の反応です。
ちなみに、汗をかかないから、水分を体外に排出しにくくなります。だから、寒い時は小便として水分を排出するので、冬はトイレが近くなるわけですが。

それました。
冬は汗の分泌が少ないわけですが、脂の分泌はそれほど変わりません。すると頭皮の状態は?
水分の少ない脂の塊が、分泌場所、主に毛穴の出口付近にたまります。
整髪料に例えると、「ヘアワックス」のような塊が毛穴をふさぐわけです。

どうでしょう?どちらの方が、髪の毛の発育を阻害すると思いますか?
冬のほうが危険な香りがしませんか?

ということで、夏は毎日洗髪するけど、冬は3日に1回!というのはいかがなものか、と思います。
冬でも洗髪はまめにした方が髪の毛の発育には良いわけです。
といっても、毎日シャンプーを使うと脂分をとりすぎてしまい、冬の乾燥した空気にさらされた頭皮は傷みやすくなります。脂は取り過ぎない、ということも大切なんですね。汗と脂の混じりあった分泌物は、天然のクリームですから。

ということで、管理人的オススメは、1日シャンプーで洗髪したら、翌日はお湯だけで洗髪!これです。
お湯だけで洗う時は、たっぷりお湯を使って、しっかり地肌を揉んであげましょう。
これだけで、7割程度の脂分は落とすことが可能なので、3割の脂分はクリームとして残してあげましょう。

この洗髪方法、オススメです。
シェービングのこと
時々、年配のお客様から言われること。
「細川さんの爺さんのシェービングは上手だったなぁ、1回剃ってもらうと3日は生えてこなかったよ」
ほんと、我ながら精進が足りないもので、祖父のシェービング技術には今も至らないですね。
私の祖父、生きていれば現在(H20・1・8)で103歳。

確かに、祖父や父の年代の人達のシェービングは上手だったんですね。頭が下がります。
でも、現在の我々のレベルがとてつもなく低い、ということではない要因もあるみたいです。

祖父の当時、お顔剃りを毎日行うという習慣はなかったそうです。1週間〜2週間くらいヒゲを伸ばし続けて、床屋で剃ってもらう。そういった時代だったそうです。
自宅でヒゲを剃るという方は少数派、その少数派の方々が使用していたのは、日本カミソリや本レザーといった、研いで使うタイプのカミソリですね。

ここに大きな違いがあるんです。
毎日ヒゲを剃る、ということは肌にとって大きな負担になるんですね。現代の男性の肌は、かなり荒れているんです。荒れているから、シェービングによって血を吹き出しやすい、血が吹き出しやすいから深剃りを敬遠されるお客様が多い、ということがおこります。

さらに、電動シェーバーの普及によって、肌荒れが促進されちゃってます。カミソリでは、剃る場所の肌の上を刃が通るのは多くても2度か3度。ヒゲの生えている方向の斜めから刃が進みます。ヒゲの生えている方向と真逆に刃が進むことはまずありません、というか、しません。痛いし出血しやすいですから。

電動シェーバーではどうでしょう?シェーバーが剃る場所の肌の上を通る回数は同じくらいだったとしても、その間に回転刃・往復刃が何十回転と通過します。ヒゲの生え方に関係なく刃が動きます。肌へのダメージはかなり大きくなりますね。
各メーカーさんもいかに肌に負担を掛けないでキレイに剃れるか、ということで開発をしていますが、なかなか難しいようですね。

こういった現代の事情で、理容店側の対応として、あまり深剃りをしない、という方向になってきています。出血しても良いから、ガンガン深剃りしてくれ!とのご要望があればできるだけ対応しますが、あまりに出血してしまうと、理容師側がビビっちゃいます。「こんなに血だらけになっちゃった!」なんてね。

言い訳のように聞こえるかもしれませんが、あまり血を見るのが楽しい、という性格ではないので、できるだけ出血させないシェービングを心掛けると、深剃りが足りない、と言われちゃうんですよね。。。。。

やっぱり言い訳?
頭皮に良いシャンプーの仕方ってあるの?
頭皮のために良いシャンプーの仕方を教えて欲しい。
髪の量でお悩みのお客様に時々聞かれる質問です。あくまで一般論ですが、管理人なりにオススメしているシャンプーの手順をご紹介しています。
シャンプーのベストタイミング、シャンプーの極意?でもご説明してるので、重なる内容もありますがこんな感じで説明させていただいてます。
1.
シャンプー前に髪をブラッシング
これで髪についているほこりやフケを落とすことができます。同時に頭皮に刺激を与えて血行がよくなります。

2.シャンプーを使う前に、たっぷり
お湯で流します。しっかり時間をかけて、頭皮全体をもみ洗いしながら流してください。これだけで皮脂汚れをかなり落とせるんです。時間にして3〜5分くらいでしょうか。
側頭部・後頭部の髪の毛は、下に向かって生えています。
指を下から上に向かってして指を通してもみ洗いするとしっかり洗えますよ。

3.シャンプーを手に取ったら、
手のひらで泡立ててから髪につける。シャンプー剤は空気を含んで泡立つことで髪との摩擦を減らします。泡立てないで直接つけると髪の毛のキューティクルを傷めたり、地肌に残留しやすくなりますよ。

4.シャンプーをつけたら、
頭皮を揉むようにマッサージしながら頭全体を洗ってください。指先を使って、爪を立てないように。このときも下から上に向かって、を意識して。

5.全体を洗ったら、しっかりすすぎ。シャンプーが頭皮や髪に残らないように時間をかけて流しましょう。残留シャンプーは頭皮のトラブルの元ですから。

6.コンデショナーは
頭皮にはできるだけつけないよう、手のひらにコンデショナーをとったら手のひらに広げて髪の毛だけにつけるようにしましょう。
コンデショナー類の役割は、髪の毛のハリやコシ、乾燥を防いだり帯電防止の効果がありますからつけたほうがいいです。特に乾燥する季節には使いましょう。

7.コンデショナーもしっかりすすぐこと。こちらも頭皮には残したくないですからね。

8.しっかりタオルで水気を切ってから、
ドライヤーで乾かします。特に髪の毛の根元付近はしっかり乾かしましょう。根元付近が湿っていると雑菌の繁殖を増加させたり、皮膚のトラブルになることも。
乾かしすぎもよくないので、少し湿ってるくらいの水分を髪の毛に残すくらいで止めておきましょう。

こんな感じです。参考にしてくださいね。
ヘアサイクル!
髪の毛には「ヘアサイクル」といわれる周期があります。自転車とは関係ありません(+_+)
成長期⇒退行期⇒休止期⇒成長期⇒・・・・・
毛穴(正確には毛母細胞といわれる細胞)が休止期の時はそこには髪が生えていません。第一次成長で産毛のような細い髪ができ、二次成長で通常の髪に育ちます。
退行期になると髪の根元が角化(硬くなる)し、抜けやすくなり、自然と抜け落ちていきます。
これが
自然脱毛と言われる髪です。
通常はこのように髪は生え変わっていくわけです。個人差はありますが一日平均で
50〜100本くらいの脱毛は正常とされています。
シャンプーのベストタイミング
いつ、シャンプーしてますか?夜、入浴時?それとも朝シャン派?まさか洗わない?(蛇足ですが、イギリスには20年近く髪を洗っていないという女性がいます。2児のママです!)
たいていの方は毎日お風呂に入りますよね。手や顔は一日一回以上洗いますね。髪や頭皮も体の一部ですからまめに洗ってあげましょう。特に頭皮は毎日、汗、脂を分泌してますから汚れが付きやすいのです。整髪料が頭皮についている方もいますしね。最低でも2日に一回は洗ってほしいです。男性は女性より皮脂の分泌量が多めですので、汗をかいたり、忙しかったりした日は必ずシャンプーをしましょう。
また、髪の成長が一番進む時間帯いつでしょう?
これは
就寝時です。体全体がリラックスしている(α波だっけ?)と髪の成長が進むそうです。
なので、髪にとってシャンプーのベストタイミングは
就寝前。夜の入浴時です。頭皮がキレイな状態でお休みください。頭皮が汚れた状態は健康な髪の発育の妨げになります。
朝シャン派の方はどうしましょう?
朝の問題点は時間です。どうしても慌しくなりがちな朝。時間が気になりシャンプーをしっかりすすがないとシャンプー剤が残ってしまいます。これが肌トラブルの元になることがありますので気をつけてください。寝癖をとるだけならお湯ですすぐだけでも大丈夫です。寝る前にしっかりシャンプー、トリートメント、朝はお湯でさっと流すだけ。これなら時間もかからないでしょう。
シャンプーの香りが良いんだ!!どうしても朝、シャンプーしたい!!という方はすすぎをしっかりして下さい。
シャンプーの極意?
シャンプーは髪の毛を洗うと思っている方が多いのですが・・・。
正しくは髪と
地肌(頭皮)を洗うものです。時々、「抜け毛が気になるから地肌は洗わない」などとおっしゃるお客様がいらっしゃいますが、それはかえって抜け毛を増やす結果となりやすいです。
毛穴からは毎日(常に)、脂と汗が分泌され、それが酸化した老廃物が毛穴にたまります。また整髪料が頭皮についている場合もあります。これは髪の発育に良くありません。
シャンプーの際は、
毛穴の汚れを揉みだすように、頭皮全体を洗いましょう。しっかり「指先」を地肌につけて、爪を立てずにマッサージをするように。適度な刺激で血行も促進するので髪の成長を促します。くれぐれも頭皮にキズをつけないようにマサージしてください。
すすぎも大切です。残留シャンプーは肌に良くありません。炎症等を起こすと脱毛の原因になります。しっかり洗ってしっかりすすぐ、です。
リンス、トリートメントはしていますか?髪の痛みを防ぐためには使ったほうが良いです。これは髪をしなやかにするために使うものですから、頭皮にすり込んだりしないで下さい。地肌にあまり付かないように。そして、これも
よくすすぐこと。リンス等はたんぱく付着作用がはたらくので、しっかりすすいでも効果はあまり落ちません、頭皮に残さないようにしましょう。
また、
就寝前に髪の毛を乾かしましょう。濡れた状態の髪は傷つきやすいのです。さらに頭皮に過度の湿りがあると毛孔が蒸れて、雑菌の繁殖を促してしまいます。これは髪の発育に悪影響、悪臭の元にもなってしまいます。
薄毛対策!
男性に限らず、最近は女性の薄毛も話題になるようになりました。男性の場合は、脱毛してしまう方も多いのですが、女性の薄毛はコシやハリがなくなる、細くなるという方が多いですね。
絶対、こうすれば回復する!という特効薬は今のところ存在しません。育毛剤も個人差があり、効いたという方もいれば、効果がなかったという方もいます。
そこで、日常生活で薄毛予防、改善策になるような
アドバイスを。
薄毛予防に効果的といわれるのが、
頭皮の脂、汚れの除去、抑制・頭皮の血行促進・ストレス発散
頭皮の
脂を抑制するには、食生活からです。
「お肉大好き〜!」「魚、野菜はあまり食べません!」というのはNGです。同じたんぱく質でも動物性の取りすぎは頭皮の脂を増やしてしまいます。かといって、髪の主成分はたんぱく質。
肉を少し控えて、大豆食品や魚を食べる機会を増やしましょう。また、昔から言われる「コンブ」「ワカメ」も直接の効果はないようですが、栄養バランスの点からミネラルが取れるので積極的に食べたほうがいいです。こうすることで頭皮の脂を抑制するだけでなく、体にも良い食生活になるので健康的ですね。
脂除去はやはりシャンプーです.。上に書きました正しいシャンプーをしましょう。頭皮が脂っぽいという方に当店おすすめのシャンプーは資生堂プロサイエンスOi−3です。おすすめ商品のページからどうぞ。
頭皮の
血行促進、大切です。髪を作る毛母細胞に栄養が行き渡らないと髪の毛を作る力が弱くなってしまいますから。シャンプー時、シャンプー後のマッサージが大切です。
ただし、やりすぎて頭皮を傷めたり、髪の毛を引っ張って抜いてしまったりしないように。シャンプーブラシ(育毛ブラシなど)などを使ってマッサージするといいですよ。頭皮が突っ張り気味、硬いという方は使ってみてください。
あなたは
喫煙はしますか?タバコは血管を収縮させます。血管の通りが悪くなるのが影響するのは頭皮も同じ。健康増進法で喫煙者には肩身の狭い時代になっていますが、頭皮の為には禁煙も正しい選択です(でも私はまだやめられない・・・。)
多数の種類がある育毛剤も全ての方に効果あり!という商品は今のところないようです。血行不良が原因なのか、皮脂の分泌量が多く汚れているのか、という違いでも効果的な商品は違ってきます。何種類かを試してみる、といっても即効性という商品はないので・・・。継続がキモです。(当店は
三恵製薬のテタリス資生堂プロサイエンス「Oi-8N]などをご用意しております)
私がわかる範囲ではアドバイスさせていただきますが、個人差が大きく、100%改善する商品と断言できません。う〜ん・・・。今後の製薬業界に期待しましょう。
ストレス発散も効果的のようです。ようです、というのは、ストレスの度合いや原因は千差万別。診断を行う「医師」でもないため断言できません。
しかし、スポーツや趣味を一生懸命やったら改善した、という例もあります。
心の衛生状態のためにも何か趣味を持ちましょう。
あとは当店でご相談ください。場合によっては(病的な脱毛など)皮膚科の病院などをご紹介させていただくかもしれません(日本毛髪化学協会に所属しておりますので、脱毛に詳しいお医者様を存じ上げております)。
弱酸性がススメられる訳
コマーシャルでも弱酸性で肌にやさしい、とうたう商品がけっこうありますね。
なぜ、弱酸性が勧められるのでしょう?
それは、人間の肌のph値が弱酸性だからです。肌の
ph値に近いので、肌への負担が少ない、ということなのです。
では、
アルカリ性じゃダメなんでしょうか?(当然ですが強アルカリはダメです。劇薬です。強酸も。)
昔ながらの固形石鹸などは弱アルカリ性ですしね。
確かに肌への負担が全くないわけではありませんが、肌は絶えず
皮脂や汗を分泌してアルカリに傾いた肌を弱酸に戻す努力をしてくれています。
ですから、神経質になりすぎるのもどうかと思います。戻す力の弱い方や刺激に弱い敏感肌の方、赤ちゃんなどに対しては弱酸性の商品が適している、ということです。
シャンプーの場合、弱アルカリのものは髪を
しなやか、やわらかにする性質があります。
弱酸性のものは髪を引き締め、
ハリをだす性質があります。
また、商品の特性はph値だけで決まるのでなく、メーカーでは成分添加で、髪・肌へ負担をかけず、髪の性質に合わせた商品を開発しています。
ご自分の肌の性質、髪質、髪の状態、希望に合わせたシャンプー選びをして下さい。
ご質問があれば、当店や行きつけのサロンさんでうかがってください。
なお、当店で使用しているシャンプーは、弱酸性、弱アルカリ性のものを数種類、用途に合わせて使い分けています。トリートメント、リンスは酸性・弱酸性・中性のものを使い分けています。
パーマやカラーリングの際のアルカリ除去剤などは酸性です。
シェービングフォームに関しては、コチラをご参照ください。

つづく、かも?
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