| |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
ブリーチ(脱色) 脱染剤 |
「茶髪にする」というと、ブリーチという時代がありました。現在はカラーリングが主体ですが。 ブリーチは髪の「色素」を破壊して明るくしていく薬です。髪の中には「赤」と「黄」の色素が主に入っています。破壊は「赤」の色素から始まっていくので、明るくなるごとに「黒」⇒「茶色」⇒「オレンジ」⇒「黄色」⇒「白」と変化します。 強アルカリ性の薬品なので、髪にも頭皮にも負担がかかります。短期間(1ヶ月以内くらい)に何度も使うと髪がボロボロに・・・・。また頭皮が荒れて痛みが出ることもあります。お気をつけください。 ブリーチ剤には「色素」が入っていませんので、色の変化は髪の毛に元々入っていた色しか出すことが出来ません(アッシュとかは出ません) 1液と2液を混合して使います。 |
||||||||||||||||||||||||
アルカリカラー (永久染毛剤) おしゃれ染め |
サロンでカラーというとこれが主体です。薬品に「脱色」と「染毛」、両方の作用があり、髪のキューティクルの下に入って酸化して発色します。 髪を明るくしていきながら、お好みのカラーへ変えていくことが出来ます。最近はカラーバリエーションが増えてきて好きな色が選びやすくなりました。 絵の具のように「赤」「黄」「青」の三原色の色素を混ぜて希望の色を出します。 ブリーチほどは髪のダメージはありませんが、強アルカリ性ですのでやはり続けて何度も行うとダメージにつながります。 色持ちは良いですが、カラーリング後、色素が少しずつ抜けて明るくなっていきます。ダメージの大きい髪ほど早く退色が進みます。 1液と2液を混合して使います。市販品で混ぜて使うのはほぼこれです。 |
||||||||||||||||||||||||
アルカリカラー 白髪染め |
文字どうり、白髪を染めるものです。黒、暗褐色など、自然の髪色に近いものです。おしゃれ染めと違う点は、脱色作用がない、または、ほとんど無いとういうことです。 真っ黒じゃイヤ!というお客様も多くなってきましたので、おしゃれ白髪染め、なんていうものもありますが、それは上のおしゃれ染めとほぼ同一の物です。 同じアルカリカラーですので2液混合式です。 |
||||||||||||||||||||||||
ヘアマニュキア (酸性カラー) |
爪のマニュキアと同じで、髪の表面、キューティクルに付着して発色します。 表面に付くため、髪の毛自体を明るくすることは出来ませんが、ダメージはありません。黒髪に塗ると光の加減で色が見えます。ハイブリーチをした髪に塗ると、アルカリカラーでは出せない原色系を出せます。ショッキングピンクやブルーなどを出したい場合に適してます。 付着しているだけなので、シャンプーなどでだんだん退色していきます。色持ちはあまり良くありません。また、頭皮やヒフに付くと取れません。 1液式です。 |
||||||||||||||||||||||||
その他カラー | 一時的にカラーを楽しみたい、白髪を隠したい、という方にはカラースプレーやカラームースなどがあります。これは整髪料ですので洗えば落ちてしまいます。 植物由来のカラー剤に「ヘナ」というのがあります。髪のダメージが少なく、色持ちも良いという点が売りです。元々はインドの植物で染めるもので、植物の個体差のため、品質が安定しない、アレルギーが出る、などと言われましたが、今は品質も安定し、アレルギーもアルカりカラーと同レベルになったようです。 髪の明るさは基本的には変えられないのですが、他のブリーチ剤などを配合して明るくできる物もあるそうです。 って、伝聞式で書いているのは、ウチで「ヘナ」を扱っていないからで、「ヘナ」についてはもっと詳しく書いてあるサイトを探してくださいm(__)m |
||||||||||||||||||||||||
白髪染めとおしゃれ染めの境界線 | |||||||||||||||||||||||||
白髪が気になりだしたから、染めて欲しいというお客様がいらっしゃいます。誰でも白髪は気になるものなんです。 では、全てのお客様を真っ黒に染めましょう、というわけにはいきません。好みの問題もありますが、白髪の割合やお客様の年齢、お仕事、テイストなどによってオススメするカラーを考えています。 当店では白髪を目立たなくする方法として、大きく分けて3通りのカラーリングの仕方があります。 ○1つは白髪と黒髪を同じ色(黒)に染めてしまうカラーリング。白髪染めといわれるカラーリングです。同じ色に染めてしまうのですから、当然、白髪をカバーできます。元々の髪の色と同じかそれより黒い髪色になります。以前からある白髪染めの定番でしょう。白髪の割合が70%くらいになっている方に勧めています。 ○もう1つは白髪をグレー系、またはブルーグレー系の色に染めるカラーリング。白髪ぼかしというカラーリングです。白髪以外もグレー系の色が入りますが、白髪にも色が入っているので白髪と黒髪の色の差が少なくなり目立ちにくくなります。白髪自体がなくなったようには見えません。あくまでも目立ちにくい、雰囲気が若々しくなるというカラーリングです。白髪の割合が50%くらいまでのお客様にお勧めしています。おしゃれ染めの一つです。 ○そしておしゃれ染めというカラーリング。こちらは元々の黒髪を少し明るくします。白髪にも少し色が入りますが、白髪に色を入れて隠すのではなく、髪全体の明るさを上げて白髪との明るさの差を少なくします。白髪が生え始めてきた方や割合が30%くらいまでの方にお勧めしています。どの程度明るくするか、どのカラー(アッシュ・マット・カッパーなど)にするかはお客様とのカウンセリングで決めていきます。 これをベースにしてお客様の好み、お仕事、テイストを考慮してカラーリングをさせていただきます。 白髪染め、と一言に言っても、いろいろなバリエーションがあることをおわかりいただけるでしょうか? |
|||||||||||||||||||||||||
|