UP dated 2020.08.12/ 2022.06.27 /2024.06.01
通常のパドル式エレキーです。左が完成写真で25x17mmの小型基板で裏側にPIC12F629-SOPが配置されています。
キット袋には、リーフスイッチ(LSA-06-9F)を2個同封しているので、それで中央写真のようなキーパドルを製作することもできます。 右側写真のように、シンプルにリーフスイッチのみのキーパドルとすることもでき、これでも一応実用的です。
本基板サイズは、上述PIC629と同じ、
タッチパッドは、中央写真のように、アルミアングル板に仮固定して動作確認をしている。ラジペンチは、アルミアングルを支える重し代わり。
タッチエレキーを 下左写真の 単3x4本ホルダに組み込んでみた。
片側には、速度VRと電源SW(電源は単3x2本で、本体基板の5.1Vツェナーのトップに接続)を、反対側には、静電パドル(Dot,Dashの2枚の生基板20mmx50mmL)を取り付け、裏側は、単3x2本。
右写真のように、片手で操作する。 移動運用に便利ではないでしょうか? パドル操作には、少し訓練が必要。
この試作例では
DIP PIC12F629。
パッドは、両面生基板 20x25mm を2枚、9mmアクリル板間隔で ビス止めし、これをトランシーバーのパネルにねじ止めした。
写真は、仮テストで 折り曲げたアルミに仮止めしている。
パドルへの配線は、最短とする。 あまり長くすると、浮遊容量が大きくなるので、誤動作の原因になる。
ちなみに、左図の例では、10pFコンデンサをパドルに接触させてもON動作せず、15pFを接触させるとON動作する、というレベルであった。
左は、SOPチップ。 SOP変換基板+16穴ユニバーサル基板 で製作し、コンパクトにまとまる。
右は、DIP。25x20mm のユニバーサル基板に組み立てた。
PIC12F629
GP1,GP2は、1.2MΩで接地する。
Dashの場合、
GP1を出力ポート、H(+5V)にし、充電(ポート容量+浮遊容量、30pF程度であろうか)する。
その直後、GP1を入力(高インピーダンス)にして、GP1<1.2Vになるまでの時間に、500kHzパルスをいくつカウントするか数える。
実験結果では、ノータッチで 91カウント(182usec)。 タッチしたときは、100カウント(200usec)以上。
PICロジックでは、しきい値を 100カウントとした。
ちなみに時定数を計算すると τ=CR=30E^(-12) x1.2E^6=36 E^(-6)。 2〜3τで80%程度電圧降下するので、大体合っている。
実測によれば、CPSモジュールは、≒500kHz(CPS_High,5V,18uAの設定) の発振をしている。
TMR0モジュールは、PICのクロック4MHzの 1/4、1000kHzを入力とし、TMR0=256となる毎にOverFlow bitが発生し、それを TMR1のGate制御に使う。 すなわち TMR1 Gate time=0.256msec
TMR1の入力信号は、CPSの発振信号をいれ、0.256msec間の周波数カウントをして、その周波数が94%以下になれば、タッチしていると判断する。
パドル ノータッチでは、TMR1=125。
タッチして、TMR1=112以下。
PICロジックでは、しきい値を ノータッチカウント数(初期周波数)の 94%とした。 またCPS端子に接続されているパドルの大きさで ノータッチ時の発振周波数は、異なるので、PIC起動時にその初期周波数を計測している。
プログラムソースは、マウス右クリックで「対象をファイルに保存」を選んで、ダウンロード。
PIC16F819用プログラム
◇ダウンロード 12F1822, 12F629 エレキーのzipファイル
Zipファイルには、5種類のプログラムが入っている。
Ek29Nor.asm・・・(K16-2)PIC12F629 機械式パドル用のエレキー
Ek29Touch.asm・・・PIC12F629 タッチパドル用のエレキー
Ek29Tes.asm・・テスト用;PIC12F629 パドルタッチしたとき、ポート<1.2Vになるまでのカウント数(入力パルス;500kHz)確認用
ekN.asm・・・PIC12F1822 機械式パドル用のエレキー
ekTouch.asm・・・(K16-3)PIC12F1822 タッチパドル用のエレキー
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