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賞状
賞状(しょうじょう)とは、秀でた成績を収めた者や功労のあった者に対して贈られる書状。
概要
頭書には「表彰状」「優勝」「認定証」「感謝状」といった字句が入る。それに続いて、贈られる者の名前、成績や功労を讃える文章、賞状を贈る年月日、贈る側の者の名前が入る。紙は白地またはクリーム地のものが多い。形式としては紙の方向と文字の配置によって横型縦書きや縦型横書きなどの賞状がある。枠には鳳凰柄(上側に鳳凰や白龍、雲など、下側に桐の葉を配したもの)が多く用いられるが、花柄や無地のものも用いられる。最近はパソコンで編集してプリントできる賞状用紙も市販されている。
賞状は賞状額に入れて飾られたり、丸筒などに入れて保管される。
なお、賞状の授与の際に用いられる式典用品として賞状盆がある。
表彰
表彰(ひょうしょう、commendation)とは、善行・功労・成果などを表に彰にする(公に明らかにする)とともに、被表彰者の功績及び実績に対して褒め称えることをいう。広義の意味では国家が功労者に対して位階、勲等、爵位、勲章、褒章などを授与する栄典も含めるが、社会的には栄典と表彰とは明確に区別されている。主な表彰を授与する主体としては、国及び地方公共団体、企業、公益法人、学会などである。類似語として顕彰、褒彰などがある。また、賞は表彰の1種である。
表彰状と感謝状
感謝状とは部外の協力者からの善意や協力があった場合、感謝の意を表するために贈呈される。一般的には表彰状の一種といってよい。但し、表彰状は職員や部内者・関係者など一定の職務や義務を滞りなく実行し、その勤務成績や労苦を讃える意味として用いられることが多い。それに対して感謝状は民間人や部外者など職務に関わらず任意の協力に基づく点で表彰状よりも丁重な文面が用いられることが多い。報道では「感謝状を授与した(された)」という文言を用いることが多いが、一般的に感謝状は贈呈即ち贈るものであって、授与するものではない。
表彰状の文面が、「君は」で始まり「よって、ここに表彰する」「(同、記念章などを)授与する」と締められるのに対して、感謝状は「あなたは」で始まり「よって、(ここに)感謝状(と記念品)を贈り(感謝の意を表し)ます」と締めにも敬語が用いられるのが一般的である。また、表彰状を受けることを受彰などというのに対し、感謝状を受けることを“受領”、謙譲する場合は“拝受”という。