(2010/09/18-20) AIRFIXの新作を購入して在庫が3機となったHawker Hurricaneの製作開始。 参考資料は"世界の傑作機 No.28"です。 新作キットもあることだし、まずは簡単にキットレビュー(^^; AIRFIXの新作はMk.IIcに絞った設定で防塵フィルター付きとSeaHurricaneも選択可。 表面は梨地でパネルラインやリベットは凹モールド(最近のキットの傾向ですね)。 おそらく低コスト化のためと思うが、細かいモールドはあまり入ってない。 旧キットに比べ後部胴体幅が太め、でも写真や図面で見る限りこっちが正解みたい。 羽布の表現も実機写真の印象に近い感じでよい。 排気管はフィッシュテイルとノーマルの2種、脚上げ状態用のパーツもあり。 パイロットは旧作と同じデザインのもの。この辺りはAIRFIX的こだわりか? 一方で水平安定板と昇降舵との分割ラインが間違ってます。 他にも若干不満(垂直尾翼のオフセットが再現されてないとか)はありますが、 いろいろ弄くるためのベースまたは初心者向きとしては合格点かな。 次にAIRFIXの旧キット。前に作ったMk.Iとは別のキットで、こちらはMk.IとMk.IIBのコンパチキット。 ただし胴体はMk.Iのものなので正しくMk.IIにするには機首の延長が必要。 設定以外にもMk.IIDやMk.IVが作れるよう40mm砲やロケット弾のパーツもついてるお得なキット。 Revellのキットは昔懐かしいファイターシリーズのものです。 数十年前に親父が80円(!)で購入したキットを数年前に譲り受けたものです。 どうやらAOSHIMAのキットはこれを元にして作られたようで、 幾つかの問題点(翼の平面形、パネルラインなど)をRevellのキットから引き継いでるようです。 やっぱり昔のキットの艶々&リベット表現はいいなぁ それでは工作編。AIRFIX新キットはSeaHurricane Mk.IIcとして作成するので、 アレスティングフックの部品を取り付けるため胴体パーツを一部切除。 それ以外はストレートで組めるはず。 AIRFIX旧キットはMk.IIDにします。そのため機銃アクセスパネルを修正。 機首もプラ板で延長。今回も厳密に採寸したわけではなく"大体これくらい"でやってます。 防塵フィルターを新キットからトレードの予定、新キットの空気取り入れ口のパーツは出来がよくないので旧キット流用。 Revellキットは設定どおりMk.Iで。ただし修正箇所は多いので一番手間が掛かりそう。 とりあえず、機銃アクセスパネルの追加と排莢口の位置変更、ラジエターのサイズ縮小を実施。 キャブレター空気取り入れ口は自作の必要あり。 |
![]() 今回も3機同時進行! ![]() 工作しない部分のリベットはテープで保護 ![]() 機首延長部分 |
(2010/10/03) 連休があった割には進んでいません。 主翼上下面にある補強リブ(?)をプラ板で追加。 写真によって見えたり見えなかったりする部分なのでキットのモールドのままでもいいのだけど、 前回の時に再現しているので今回は無しという訳にもいかない。 複雑な形状の切り出しが難しいので、まず主翼パーツにプラ板の帯を貼り付けてしまう。 位置はパーツのモールドにあわせる。何故か各キットで位置が違う。 そのあと図面見ながら形状を整える。 尤もキットによって微妙に形状寸法が違うので実際には現物あわせで、雰囲気が出れば良しとします。 次にプロペラ軸受けの工作。 3キットともプロペラ軸を胴体左右パーツを張り合わせるときに挟み込む形式。 旧キットはともかく最新AIRFIXもこれなのはちょっと残念。 軸受けはただのプラパイプ。内径側をプロペラ軸にあわせて調整するだけ。 これに薄いプラ板でフランジ部を追加すれば完成。 これでプロペラは後付可能になるので作業性が断然良くなります。 |
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(2010/11/23) ここんところ忙しくて作業はかどっていません。 一応主翼の基本工作は終わりにしました。 旧キットでは修正工作で消えてしまったリベットを再生。 新AIRのキットの20mm機銃は2基づつ一体成型で主翼上下パーツ接着時に挟み込むのですが、 後の作業の邪魔になりそうなので(折っちゃうかもしれないし)切り離して後付します。 区切りをつけるためと傷チェックを兼ねて銀塗装(羽布のところは白で)。 右写真の一番下がRevellのやつ。主翼平面形がちょっと違います。 続けてコクピット内装の工作。Hurricaneのコクピットは開口部があまり大きくないため、 細かく作りこんでも完成後はほとんど見えません。 というわけでサイドコンソールは上のほうだけちょこっと再現。後は塗装で誤魔化す予定。 計器版は新AIRキットではデカールがパーツと合わない感じがするのと、 旧キット2種は自作が必要なので、3つ自作。なんとなくそれっぽく見えればOK。 気になっていた新AIRキットのプロペラブレードの短さはやっぱりミスのようです。 旧AIRキットが大体正しい直径なので、プラ板とパテで修正中。 |
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(2010/12/19) 相変わらず時間が取れなく、なかなか進みません。 先々週辺りに胴体パーツ左右を接着。機首周りの継ぎ目の整形をやってました。 せっかくのリベットのモールドがどんどん消えていきます(; ;) 消えたリベットは再現しますが、キットが凸なのに再現部分は凹リベットになってしまうのが残念。 特にAIR旧キットは機首を延長しているのでその部分のラインを整えるのに手間取りました。 ちなみに機首の形状は(今回の3キットの中では)さすがにAIR新キットが一番いい感じです。 次点はRevellかな。AIR旧キットはちょっと細めです。 コクピットに関してはAIR新キットはシートの背が高すぎるのと位置合わせに注意が必要。 操縦桿の輪になった部分(ハンドル?)が大きすぎるのもNGです(最初はループアンテナかと思った)。 Revellのキットにはシートも床板もないのでプラ板で自作。 どうせよく見えないところなので適当に。 で、いよいよ胴体と主翼を接着! AIRFIXのキットはどちらも合いは良好。隙間や段差はほとんどありません。 でもRevellのキットは隙間&段差がいっぱい。パテを盛り付けて整形が必要。 フィレットも再現されてないけどどうしよう? (多分ほっとくと思うが。) |
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(2011/01/03) 水平尾翼が付いてようやく"士の字"状態になりました。 主翼接合部の整形に結構時間を取られてしまったので正月休み使ってもここまでです。 新AIRは水平尾翼の平面形状にちょっと不満あり。他のキットや実機写真と比べて細身な感じです。 ちょっと悩んだ結果、昇降舵のヒンジラインで切断しプラ板挟んで増積。 ここの整形にも時間を食われました。 主翼が付いたので、旧AIRキットに新AIRキットの防塵フィルターを移植。 機首延長でラインが崩れているのか上手くフィットしません。 隙間をパテで埋めて誤魔化します。 主翼前縁の着陸灯のクリアパーツもここで取り付け。 前縁のラインとつながる様に整形して、マスキングゾルで保護しておきます。 ちなみにクリアパーツの(素材の)透明度は旧AIRが一番良い。 成型品にも傷などは見られないのでこのまま使います。 次点はRevell。ただし数十年前の成型品のはずなのにすでに金型が痛んでいるようで、 キャノピーパーツにかなり傷が付いてます。 そのキャノピーのフレームにリベットのモールドがありました、すげえ! (傷落とすために磨いた副作用でかなり消えてしまいましたが...) 新AIRのクリアパーツは透明度的には余り良くない。 着陸灯のパーツはキレイですが、キャノピーの透明度がイマイチ。 よく見ると梨地になってるみたい。"磨けば光る"かな? |
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(2011/01/23) 下面の塗装完了。 熱帯仕様のMk.IId(旧AIR)のみアズール(エイザー)ブルー、他の2機はスカイで塗装。 ラジエターの形状は三者三様ですが、そのまま装着。 Revellキットの空気取り入れ口は旧AIRキットから流用、新AIRにはキットパーツを整形して取り付け。 新AIRキットでは取り付け位置がちょっと後よりなので修正。 それと、Mk.IIdの40mm砲取り付け位置が外寄りな感じがしたので取り付け穴分内側に移してます。 |
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(2011/02/06) 上面の塗装開始。今日のところは迷彩パターンを見るための下塗り。 新AIRのSeaHurricaneは上面白塗装ですが、東部戦線みたく標準迷彩に上塗りしたものと想定。 まずはFAAっぽく下塗りした後白く塗る予定。下地の迷彩がうっすら見えれば上出来。 RAFのダークグリーン/ダークアースはMr.カラーの飛行機特色を使用。 今まで使ってた水性ホビーカラーとの色の違いに愕然! |
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(2011/02/13) 機体上面塗装は一段落。今ひとつ納得いかない仕上がりなのはいつもの通り。 アンテナマストやピトー管をつける前にマーキングもしてしまう予定。 SeaHurricaneは下地の迷彩が透けて見える効果を狙って水性ホビーカラーのフラットホワイトを薄めに塗装。 ただし、ムラが出ない様に重ね塗りしてたら下地がわからなくなってしまった。 ところで、ピトー管は3キットとも省略されてます(AIRFIXの新版でさえ!)。 目立たない場所だし、うっかり折ってしまう確率高いので(初心者向けとしては)省略もありかも。 以前の完成品とのかねあいもあるので、自作します。 |
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(2011/02/27) シーハリケーンは白塗装を耐水ペーパーで磨いて下地の迷彩が見えるようにしてみた。 こういう時は凹モールドのほうがやりやすい。 納得いくまでやると終わりそうにないので、適当なところで諦めてマーキングしてしまいます。 とりあえず国籍マークのデカール貼り付け。 レベルのキットのデカールはちょっと使えそうになかったので、ストックから合う物を使用。 機体コードはAIRFIX旧キットのRF◎Cをそのまま流用の予定。 AIRFIX旧はMk.IID仕様なので"世界の傑作機"に写真があるJV◎Zとする予定。 "JV"と機体シリアルはジャンクデカールから調達出来たけど、"Z"が見つからない。 最悪手書きで対応する。 |
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(2011/03/21) 3/11の地震で本棚から落ちた雑誌(こともあろうにMA誌だ)の直撃を受け手しまいましたが、 奇跡的にほぼ無傷。シーハリケーンの機銃1本折れたのと空気取り入れ口が取れた程度。 塗装面に若干傷が付きましたが気にならない程度。 で、やっと脚の取り付けに入りました。 ハリケーンの主脚柱は後方と内側に引き込み用の支柱が付きますが、両方ともパーツ化されているのは旧AIRFIXのみ。 新AIRFIXは内側のみ、Revellは後方のみ再現されています。 Revellキットの尾輪は胴体パーツと一体成型でしたが折損していたため ジャンクパーツ(部品取り用に買ったMATCHBOXのSpitfire Mk.IX)から流用。 |
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(2011/04/30) とりあえず完成。 まずはAIRFIX新版キットのSeaHurricane Mk.IIc、HMS Nairana(おそらく護衛空母)のNo.835Sq.仕様。 スライドキャノピーは固定せず、パイロットフィギュアも固定せず載せるだけにしました。 気が変わったら外せるからね。 脚カバーは上手く位置が決まらなかったので可動部分を一旦切り離して調整。 副作用としてより可動部らしく見えるようになった。 AIRFIX旧版はMk.IID No.6 Sq.仕様のつもり。 寄せ集めデカールなのでコードレターの書体や色がおかしいのだけど雰囲気出ればよし。 パイロットフィギュアは3機の中では一番出来がよいのでもちろん搭乗させます。 キャノピーは取り付けると胴体との間にかなり隙間できるので溶きパテを充填。 脚カバーはキットのパーツを薄く削って使用。こちらも可動部を切り離して調整しました。 Revell(これも旧版と言うべきか)のキットはAIRFIX旧版のデカールを流用したMk.I No.303 Sq.仕様。 パイロットフィギュアは辛い出来だけど酸素マスク装着の気合に免じて出撃を許可(^^) サイズが小さいのでパテで座布団作って高さを調整。 脚カバーもAIRFIX旧版の収納状態用のパーツを流用。可動部のみプラ板で作成。 各機ともコクピット内に射撃照準器をプラ材ででっち上げ。機首の補助照準器(?)も再現。 AIRFIXの2機にはバックミラーも取り付け。 キャノピーのフレームは全機凸再現なので、マスキング無しで塗装後、 はみ出たところを爪楊枝でそぎ落とせばOK。 それと、久しぶりに排気管のすす汚れを再現してみた。 写真を見ると機体によってあったりなかったり、程度もさまざまなので、 必須では無いかもしれない(やってみると本当に汚いし)。 |
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