2002年 9月〜12月 OPトーク


12/30 2002年を振り返る

「もう12月30日、今年最後の伊集院光 深夜の馬鹿力。今日は今年の振り返りってことで、番組的なビッグニュース1位は和泉元彌ダブルブッキング騒動ですよね。ビックリしましたよ、飛行機だってその距離は移動できないだろうと。最終的には何とかヘリコプター等で解決したみたいですけど。で2位は梅宮アンナ結婚、3位はオイルショックですかね。4位がパリ沈没。振り返ってみると憶えてないね。ホントに毎週自転車操業でずうっと番組やってましたから。」

「俺が1番覚えているのは“仲良しスパンキング兄弟”っていうラジオコント。とにかく2分間ケツをパンパンパンパン叩いてるだけなんだけど、何テイクもやるからおケツが真っ赤を通り越して真っ青。で、これが俺の中だけで大好評で。普通はね、どんなに端っこの企画でもリスナーから何かしらのアンサーがあるじゃんか。それが一切音沙汰無しだったからね!勿論2003年には戻ってきますよ。そこまで不評なら絶対戻す、ってのが僕等のやり方ですから。」

「言われてみれば殆ど…大きな出来事ないよね、いつもの連中は別としてゲストも殆ど呼んでないでしょ。ある意味唯一呼んだゲスト、酔っ払いスペシャルに来た乳製品の人達いるじゃんか。今だから言うけど乳女。その乳女どもがさ、『何か御報せありますか?』って聞いたら、月曜深夜の裏番組を告知するって訳判らないだろ?あと何かやった?今の想い出の量でいうと、今年2002年の深夜の馬鹿力ってのは2、3回しか放送してないことになるわけですよ?」

 


12/23 タクシー運転手

「この番組は深夜タクシーの運転手さんも聴いてくれてて、僕はよくタクシー乗る訳ですよ。そうするとたまにね、何が目的か判らない話をする運転手さんがいるね。『外務大臣をアメリカ人にやってもらったらどうすかね?』…いきなりだよ?他にも『よくラジオ聞いてますよ』とかはそりゃあ嬉しいですよ。ただ『いつも聴いてるんですけどね、伊集院さんうるさいから眠くならないんですよね!』って。他局でもボリュームを大きくすれば、ってちょっと思ったりとか。」

「そんな中凄い話に出会いました。『伊集院さん、スズメって美味しいのに皆食べませんよね』、これが挨拶代わりの。時報と共にですよ、僕等でいえば。その後40分くらい『スズメはね、お酒に漬けた米を蒔いておくとね、酔っ払って寝ちゃうんですよ。そしたら上と下のくちばしを持ってピーッとやってツルッと皮をむくんですけど、まだ生きてるんでチヨチヨって鳴くんですよ』って運転手さんは笑いながら話してたんですけど、すっごく怖いんですよ。」

「で『僕ばっかり一方的に喋っちゃってすいません』と。僕はもう言葉を失ってたから。だって生きてるスズメのくちばしを持ってツルンと皮をむく話だよ?初対面で。延々と。それに対して膨らまし方なんか判んないじゃん。『焼き鳥なんかより美味いんですよ、伊集院さんもそういう話あります?』…無いよ。割と僕は広げる方ですけど…『無いです』、って言ったら『あ…無いんだ、色々物知りだと思ったんですけどね』って。せめてハトの食い方は無いのかと。」

 


12/16 負男パーティー

「リスナーの皆さんが連敗街道を走っている中…もう連勝の人はJ-WAVEを聴いて下さい!僕はといえば、コールド負けですね…イブの予定教えようか?精密検査。先週僕の菊座からレッドセンセーションが吹き出しちゃったでしょ、ああいうのはあんまり気まぐれに吹き出すもんじゃないみたい。勝ち組の皆さんはまた交尾ですよ。クリスマス以外にも交尾してる奴が、クリスマスにも交尾ってどういうこと?何かね、交尾不平等条約なんですよ、完全に。切捨御免ですよ。」

「今回は負男だけの負男パーティー、負男達が負け屋敷に集まって負けツイスターゲームに興じるパーティーです。『右手:棺桶!左手:ドブ!頭:真空の何処か!』『うわぁぁっ、息が出来ない!』、ゲラゲラゲラって感じのね。で、今日は選りすぐりの負男芸人がゲストに登場します。僕を含めた4人がゲームキャラになりまして、電話して頂いたリスナーの皆さんのコントロールの元、思いのままに…本能的に嫌がる事とかは…何と本能も捨てるみたい。

「まずは借りたコイン200万、月5万利子返済に月収5万という魔法を使う、アンタッチャブル山崎こと山リオ!同じく月収5万ながらこの3年で原チャリ4台盗まれている、アンタッチャブル柴田ことヨッ柴!バイト先で茶髪の高校生から『透、24日シフト変わって』とタメ口で言われ、それを甘んじて受けた熊本麒麟の桐畑ことドン桐コング!そして最後のキャラ、真冬なのに寝汗びっしょりといえば、伊集院光ことルイ集院!離婚調停!…マンマミーアみたいな掛け声ね。

 


12/9 血便出たんだって

ウソじゃねえって。ホント出たんだって…血便。“ケツベン”こと山田太郎が、俺の明訓高校の肛門から出たんだよ!今から遡る事20分、僕がTBSのトイレでウコンをね、サーベリックをして出ようとしたら…ウンコに血が入ってたんだよ!で、これは一儲け出来ると。入場料を取ろうと思って皆を呼びに行こうとしたら、ケツ上げて一息つくと勝手に流れるヤツあんじゃん、アイツがさらっていきやがってさ。でスタッフに『血便出た』言っても誰も信じてくれないんですよ。」

「意味判らなくない?俺もう35歳だぜ、『血便出た』ってウソついて何の得があるんだよ。また俺が変に元気にしてるから、『また笑いをとろうと思って』みたいな。あのさ、ウンコで笑いを取るってどういうこと?まあOPから喋ってるから、そりゃ取ろうとしてるんだけど。しかしアレどうなってんの?まるで砂に書いたラブレターですよ、『ちょっと来て』って呼んだらもう波が消しちゃって。告白のタイミングも無いまま。『あのコも今は主婦なんだろう』だよね、そんな想い出は無いけど。」

「あのシステムどうにかならない?大義名分としては水の節約になるらしいんだけど、別にセンサーとか無くていいじゃん。俺はウンコンディションを凄く見たいから反対なんだよね。でもまだ『あいつ、血便出たってウソついてまで10分間のトークを完成させた』みたいな感じなんですよ。心配すべきマネージャーがゲラゲラ笑ってますから。深田恭子が血便流してもお前は笑うのか!同じデブだろ、深田恭子も俺も。今凄い事言った!じゃあ曲!」

 


12/2 ゲームでギスギス

「ひとつ、この番組を聞いているちびっ子達に言っておきたい事があるんですよ…マリオパーティーでは絶対お金をかけないで下さい。考えれば判ることなんですよ、イタズラにお金を賭けたりしたらね、折角の御友達がギスギスギスギスすることは。勿論僕ら絶対に賭けてませんけど、今日がギスギスしてるんですよ。また大人気無いんだよね、33歳にもなるプロデューサーが、連打するときにコントローラー下に置いて爪でしごいたりしてるんだよね。」

「土曜の晩もプロデューサーは俺のバイオハザード0を横で観る係だったんですよ。僕ね、1人用のゲームも1人じゃ出来ない、っていう癖がありまして。貴方は『何ゾンビに噛まれてんの?』とか思ったかもしれませんけど、アレは演出ですからね。お馴染みの腐った犬にも目茶目茶噛まれてましたよ。けどあれは僕が愛犬家だからなんですよ。そりゃあハーブ拾おうとしたのに物凄く焦ってインクリボン拾いましたけど。『それインクリボンですよ』って判ってるっての。

「こんな言い方したくないんですけど…僕ん家のゲームキューブだと。プロデューサーに触らせるなんて約束は一度もしてないのに、俺が折角大ピンチ脱出したんでポーズかけてウンコしに行ってたらさ、『め゛ぇ』ってゾンビの声が聞こえるのよ。戻って来たら何か伸び縮みするヤツにブッスブス刺されてて、やっとポーズかかった時には伸びるヤツが首を貫いちゃってるんだよ。『何やってんですか!?』『いや、触ってない』ってそんな訳ないじゃん。

 


11/25 DTとSJ

「童貞ってのは生まれた時から決まってるんじゃないか?って話で、みうらじゅんさんと“DT”って本を出しました。全盛期のジャンプでいえば初版を100万単位刷るわけですよ。でウチは3日後に2刷、1週間後に3刷、1ヵ月後に5刷入りましたって言われて、全部でどれだけ売れたの?って聞くと1万5000部なんだよ。ウチの事務所も出版社も最初から売れないと思ってるし、何度重版かかっても『いや気のせいだ』と。『あの子はウソつきに決まってる』と。」

「なんだかんだで重版かかってまして。もう一つ僕達の悪辣な戦法として…紀伊国屋でサイン会をすると、紀伊国屋でしか売れてなくても紀伊国屋調べのランキングでは3位、それが雑誌に載ると全国3位な感じがするわけですよ。これは出版業界のカラクリですけど、『あのDTって本は売れてるんじゃないか』って勘違いが始まるわけですよ。でその波状効果で色んな所から“今静かなブーム、童貞”って取材が来るようになってるんですけど。」

「ある週刊誌がさらにそれを裏返して“SJ…処女性が静かなブーム”だと。で『DTの専門家のお2人に』っていう。俺達は『童貞っぽい方がクリエイティブだ』って勝手に言い張ってますよ、要は自己弁護だからね。最初っから思ったんですけど…なめんなと。童貞喪失話は面白い以外に何の価値もねえと。処女喪失の小説はあっても童貞喪失の小説なんて無いって絶対。よく考えたらSJを語る為にDTを呼ぶのが間違ってるよね、1番御縁が無いじゃんかよと。」

 


11/18 豆知識

「“日曜日の秘密基地”で豆知識特集やってさ、下調べで野球豆知識本を読んでたのね。したら思い出したんだけど、小学校の頃読んだ“大リーグおもしろBook”で凄く憶えてるのが、大リーグ草創期の剛球投手なんだけど、消防車のサイレンが大好きで、試合中でもどっかに行っちゃうっていう。そしたら大リーグ関連の書籍に該当者がいたのよ。159km/h投げる大エースなんだけど、火事が大好きで。近くで火事が起こるともうマウンドにはいないらしいんですよ。」

「同じ知識でも言い方で全然違うんですよね。好きな豆知識を調べてきてって言ったら、ちょっと見は不良のアンタッチャブル柴田がえらい動物好きでね。動物園でキリンをずっと見てて、興奮しながら俺に電話かけてきて、『キリンのベロが長いんですよ!』『そりゃ長いだろうね』『いや、伊集院さんが思ってるより3倍長い!』っていう話をしてるのよ。ずっと。何かキリンが檻の鉄柵を4時間舐めてたっていう。お前4時間見てたんじゃんって話なんだけど。」

「で柴田から聞いた豆知識が、『アフリカのサバンナには野生動物のウンコが一杯あると思いますよね?』…こういう場合は思わない方がいいんですけど、まあ『思うよ』と。したら『フンコロガシには天国だと思いますよね?』『思うよ』…もう赤ちゃんと話してるみたいですけど。『それが大きな間違い!アフリカにはフンコロガシが3,000種類!』…ウンコ取り合いらしいよ。至る所でウンコ中心のスクラムが組まれてるらしいよ。」

 


11/11 道路交通法

「道路交通法おかしくねえ?35歳になったら原付免許書換になったんですよ。僕は無事故無違反…違反をしない、事故を起こさない、大して乗らないっていうやつなんで、『無事故無違反なら免許書換は近くの警察で30分くらいで済みますよ』、とかスタッフが言ってたんですけど…行って大恥かいたよ。初回書換時は…まあ35歳で原付免許初回書換ってのも問題あるんですけど、やっぱり免許センターに行けとか言うですよ。」

「免許の書換って、“取得時に比べ視力や能力が落ちてました”とかそういう事でしょ?ってことは初回書換の奴が1番大丈夫な訳でしょ?10年も経つとその間に毒吹矢が目に刺さったりすることも有り得るじゃないですか、そしたら“もうヤドクガエルの毒がかなり回っちゃったんで眼鏡等に”と。10年アマゾンを旅してる奴と、2・3年アマゾン旅してる奴のどっちが毒吹矢に刺さりやすい!?…視力が落ちるっていう例えを間違えたみたい。」

「決まりを作ってる偉い人達が原チャリ乗ってないのが問題なんですよ。俺…原チャリの公約を一生懸命考えてる議員さんがいたら、そいつに1票入れますよ。ただ問題は『35歳にもなって原チャリ免許でウダウダ言ってんじゃねえよ』って事を、僕の被害妄想アンテナが凄いキャッチしてるんですよ。ってもそんなに怒ってないんだけどね、また原付免許どうでもよくなってるし。っていうか原付どうでもよくなってて、ずっとTBSに置いてありますからね。」

 


11/4 ホアキン・コルテス

「1ヵ月くらい前、プロデューサー池田が“俺は物凄い人物だ”ぐらいの顔で『伊集院さん、ホアキン・コルテスが来日しますよ』と。もう前後の文脈からして『誰?』って言ったら2時間罵倒される感じ。しかも『TBS主催公演だから僕のコネでチケット取れます、どうしますか?』、どうしますか?とは聞いてるけども、『お前このチャンスを逃すわけ無いよな』ぐらいの感じなんですよ。『そうなんだ、ホアキン…日本で中々観れないからね、じゃあ取ってもらおうかな』と。」

「ただ『俺のコネで』を連発してるにも関わらず…定価なんだよね。ホアキン・コルテスですよ、会ったことない人ですよ、頭の中でぼんやりヒゲだけ浮かんでますけど。したらそのチケットが1枚13000円するのよ、何処肉何グラムだよと。で公演行ってビックリ、ホアキン・コルテスって世界的なフラメンコダンサーなんだよ。興味ねえっつうの、今までこのラジオ数年間で俺が一回でもフラメンコに食い付いたことあるか?何の自信でアイツ勧めてんだ?」

「僕のひがみ根性と島国根性を足したような気持ちで言うと、フラメンコ好きな人って『趣味の中でもフラメンコって奥が深いのよ』『自分は一歩上』みたいな感覚がある気がするんで、結構いけ好かない奴なんですよ、しかも皆正装。ヨレたトレーナーとオーバーオールは1人だけ。俺はそいつの名前も知ってる。教えない。でもね、殆ど女性ファンの中にたまに男性がいるんですけど、その男の格好驚いた。私服でシルクハットにマントって人見たことある?」

 


10/28 ランナーズハイ

「今日ホントすっごい筋肉痛で…動けない。昨日の“日曜日の秘密基地”で、若手芸人がTBS内をマラソンする企画がありまして。廊下150m走って、9階〜地下1階まで階段往復、を6周。で基準タイムを作る必要があるんですけど、普通走る立場のAD柳沢君が頑固として『走らない』とか抜かしやがるんですよ。結局プロデューサー池田が走ったんですけど、“渡る世間は鬼ばかり”で石井福子自らセット立て込むのかって話なんだよね、俺に言わせれば。」

「走ったプロデューサーは『滅茶苦茶きつかった』と。その後、『本番で若手芸人が嫌がっている所に“伊集院さんも走りました”ってテープ出たら目茶目茶ウケます』とか言うんだよ。で調子のってさ。最初はそれを信じて走ってたんだけど、全6周内の4週目くらい、頭から桶で水被ったような状況で擦れ違ったテレビのディレクターの、『何やってるの?』って言葉が頭の中で…『俺何やってるんだろう…?』っていう。だって別に面白要素無いんだよ?」

「したら5週目の階段登り、1番辛い9階手前で急に辛く無くなって…誰も信じてくれないんだけどカブレラが踊り場にいてね、『俺も頑張るから頑張れ』と。俺はニコニコしながら『カブレラがホームラン打つよ、9階だから9回に』って言ってたんですけど、本当にカブレラ打ったんだよ。

「俺今日ウソ言ってないでしょ?筋肉痛も本当。俺がカブレラに会って、ホームラン打つよって言ったのも本当。君等が気の毒な人を見る眼だったのも本当。カブレラが打ったのも本当。確率で言えば俺が踊り場であったのも本当なんだって!何で俺がそこだけウソつく必要があるんだよ!

 


10/21 やっつけよう!

“マジでスペシャルウィーク忘れてたことを、誰にも気付かれないでやっつけようスペシャル!”…って訳いかないでしょ。確かにね、俺も忘れてた…来週だと思いこんでた。でそれを皆に言った。だから俺が悪く無い訳では無い、と思わなくも無いよ。でも1番悪いのは構成渡辺ですよ。お前俺と仕事して何年になる?俺8年前からずぅぅぅぅぅぅーっと言ってるよね?もう一回言ってやろうか、俺の言う事を信用するな!まず俺を疑え!泥棒より俺を疑え!」

「あのね、要は今日の生放送どうするかを決めないといけないんですよ、生放送まで時間が無いんだから。『皆の時計が遅れてた事にしてとぼける』っていう提案しか出てませんけど馬鹿じゃないのかお前ら!出来る訳無いだろそんな事!ラジオ局っていうのは時間との戦いだから、まして生放送のこのスタジオには一杯時計があんの!それをね、時計が遅れてたから、始まってるのに気付かないで、延々と無駄話をしてました。そんなことは有り得ないんですよ。」

「この時計を見てください、24:06:03です、もう生放送まで1時間を切ってるんですよ…じゃあ何か?天下のTBSラジオの時計が全部1時間遅れてて、ある程度やっつけた所で『あ、いっけねぇ!』…なんて無理だよそんなの!常識で考えろ!そんな事やったら全員クビだよ!だからちゃんとやっつけようよ、皆の心を1つにして。『せーの、やっつけよう!』で行こうよ。せーの、やっつけ…渡辺も言わなきゃ!せーの、やっつけよう!やっつけよう!やっつけよう!

構成渡辺とのシャウトはフェードアウトしてCMへ。


10/14 ジョッキーズロード

「まあね、昨日衝撃的な出来事がありましたんで、やりたい事は全部やる事にしました。家で企画会議中にジョッキーズロードなんて全然やりますよ。今日我慢したら明日死ぬかもしれないわけですから。ジョッキーズロードXbox版ますます面白いね、競走馬を育てつつ自分も1人前の騎手になるゲームなんですけど、馬の走るリズムに合わせてコントローラーを左右の親指でパカラッパカラッってやるんですけど、タイミングがかなりシビアなんですよ。」

「指先だけでリズムを取るのが難しいから…何つったらいいのかな、見えない馬に乗る感じであぐらをかいて、床に肛門を前後ろ前後ろやるのが1番上手くいくんですけど、34歳にもなると物凄く恥ずかしいんだよね。しかも肛門をかくのに最適な動きしてるんで、痒くも無いのに肛門が痒くなってくるんですよ。あと絶対ブリーフでやっちゃ駄目、パンツに目茶目茶ウンコつく。むしろパンツにウンコがついてる人がいいジョッキー、もしくは拭きが甘い人ってことですよ、要は。」

「馬に乗る、って事が何たるかが凄く判るゲームですけど、人に見られたくないゲーム1位ですね。僕の部屋が熱い上に僕自身クソデブですから、大体パンツ一丁でやってるんですけど…今まではスタッフが来た時は恥ずかしいから止めてましたけど、どうせ明日死ぬかもしれないならやるべき、という結論が出ましたんで。これからも会議そっちのけでジョッキーズロードをやります。そしてカミさんに言っときます、僕のパンツにはコンスタントにウンコがつきます。

 


10/7 間違いキャスト

「『ドラマ撮らない?』って依頼があったんだけど、短い期間なのに脚本・監督両方やるらしいんですよ。これはどっちか犠牲にしなきゃ駄目だな、ってことで『既存ドラマの配役を全部間違えた形でやりたい』、事務所には“菊地桃子の力道山物語”を出しておきました。金やスケジュールに問題があるにも関わらず、脚本や配役で変に辻褄合わせようとしても駄目なんですよ。だったら一気に菊地桃子いってみようと。」

「俺はこの間違いキャストドラマ流行ると思うんだよね。今BSとかあるけど、ソース不足でチャンネル余り状態じゃないですか。例えば予算かけても不発だったドラマだって、脚本とか演技の問題じゃなくて何となく流行らなかっただけなんですよ。そこでその台本を活かして、ラブドラマの主役も和ダンスとかにしちゃえばいいんですよ。病気の女の子が死にかけてるシーンで、和ダンスの上に布団かけてあんだぜ?『しっかりしろよ!』って和ダンスをバンバン叩いて。」

「俺はね、ゴールデンは無理でも深夜はいけるとみてるんだけど。監督やるならそういう僕にしか撮れないものをやらせて欲しい…これ冗談で言ってると思うでしょ?真面目にやりたい!まあこれを聞いてる映画会社のプロデューサーの中で、おそらくグッと来ているのは角川春樹社長だと思うんですけども。何て言うのかな、21世紀のヌーベルバーグを経験したいのなら1回メガホンとらせて頂きたい。」

 


9/30 喜怒哀楽

「今日は…判りにくくて、キレが悪く、取り付くしまもないトークから入ってみようかな。食肉の表示を偽装した北海道の業者がさ、『購入者に返金します、レシート無しでもいいですから』と。で、その謝罪記者会見を聞いた人が『お金をタダでくれるらしいぞ』と。で1900万円くらいの販売額に対して6000万くらい返金して。そのニュースを見てたらさ、喜怒哀楽のどれにも当てはまらない気持ちにすっごいなってきてさ。」

「僕が怒る筋合は無いんですよね。業者が偽装表示したのは事実だし、返金しようとしたのも自己責任だし。でもペコペコ謝ってるおっさんの所にさ、いかにもなジャージ金髪の兄ちゃんが『お前のやったことはよ、詐欺なんだよ!』みたいな。で2人くらい暴行罪で逮捕されたらしいんですけど、話によると『肉は買ってないけどよ』って。無いですか?そういう喜怒哀楽が全部入ってて判らない感じに陥ること。そうなった時、僕は鼻の奥から鉄の匂いがするんですよ。」

「スタッフ全員が『意味わかんない』って状況なんですけど…いいですよ、別に御賛同を得られないと思ってますから。で、ディレクター田村が僕のイヤホンにトークバックしてきたんで、怒られるのかなと思ったら『僕もあるんですよ』と。駄目だこの番組、ディレクターが止めずにその話を披露してる段階で。LFのディレクターなんかメチャメチャ怒ってましたよ、『意味わかんねぇ話すんじゃねえよ!』って。」

 


9/23 アレ系ゲーム

「最近雑誌広告とかで少し出てますけど、金の鉱脈を探す山師になって砂金を掘るゲームってのがありまして。これがね、まだプレイしてないんでオススメまではいきませんけど…何かね、アレな感じの匂いがしてる。衛星写真やデータを集めて世界中の鉱脈を探してる三菱マテリアルって会社がデータ協力してて、凄く緻密なデータが入ってるらしいんですよ。不景気だから金脈を当てるゲームはどうですかと。あと本物の金が当たるキャンペーンもしてたりね。」

「最初の設定は結構本格的なんですけど、いざ金を掘る段階で『掘る深さを決めるとドリルがボーリングを始めます。そこにですね、金色のムカデが現われたら金脈発見です!』でムカデのCGがボワァァーッ!…これアレかな?っていう感じしましたね。取材終了後に『あの時はありがとうございました』って人がいたんですけど、その時のゲーム…憶えてる?俺の嗅覚にビビッと来た、“サラリーマンのストレスがたまると鬼に変身してビルを壊す”っていう。」

「僕は推したい。いずれ一緒にゲームを作りたい、誰にも注意されない形で。今のゲーム業界は注意されすぎ。当たり前じゃないですか、リアルなシミュレーションでも最終的には金色のムカデが見つかれば嬉しいですもん。それで万万歳、っていう進め方をするべきだと再認識しました。単にスポーツゲームでもSLGやRPGがある時代ですから、“アレ”っていうジャンルを作るべきですね。だからもう自信満々に黄金のムカデのグラフィックを見せられた時?質問は無いね。

 


9/16 頼む、聴いてくれ

「『あなたおはよう、久し振りのオフだよね。最近忙しくて2人で映画見てないから、丁度渋谷でピンポンが見れるんだけど』…寝る。そんな伊集院光ですけど…もう駄目だ俺。みうらじゅん・伊集院光共著“DT”の告知で、先週今週と結構昼番組に出してもらったんですよ。ただカミさんから隠れてエロDVDのラベルをオリジナル物に張り替える毎日、そんないわゆる童貞への思いを綴った本について、『どんな本を出されたんですか?』と聞かれて、言っていいのかと。」

「そんな家庭サービスはおろか自分サービスすらしてない状態で…昼過ぎに起きたら、栗御飯のラップにすげえ水滴ついてて。俺は鍵っ子かと。で外出しようとしたら、カミさんの車が駐車場に停まってて原チャリ出せず。こちとら元々ちょいとした引き篭もりですから、それだけで2時間半は出られませんよ。しかも何とか原チャリ出そうとしたら、壁とハンドルと車が完全に固定されちゃって。夕方帰ってきたカミさんが滅茶苦茶ピンポン誉めた後の、俺の怒られようって凄かったよ。」

「で怒られてる間にビックカメラも東急ハンズも終わっちゃって、久々のオフは終了。ふて寝と共に。そんなパーソナリティーの話が聴きたいのかオマエらは?頼む、聴いてくれ。凄いんだから、もうOP12分間ですよ、家庭の愚痴で。真夜中のサンダーロードをぶっ飛ばしてますから。寂しがり屋でテディベアを抱いたままの君も、そういうBoys&Girlsもね、君達のリクエストが採用されるかもしれないから…曲はおそらく2曲かかればいい所ですけど。最後まで聴いてくれと。」

 


9/9 北の国から

「“北の国から”瞬間最高視聴率45%…ふと思ったんだけど、ラジオコントは3回くらい書いことあるけど、俺一回も北の国から完全に見たことないわ。俺が最後に見たのは当時ラジオのゲストが結城奈江ちゃんだから、っていうんでビデオ借りたもののチェック中に寝ちゃって。ただ“北の国から”凄いなと思うのは、にも関わらず何となく判るって凄くない?僕が尊敬する基準として『コントが書けるかどうか』ってのがあるんですよ。」

「例えばスターウォーズは見なくても何となくコント書けるんですよ、テーマ流してライトセーバー出て…とか。でも巷で言われてる静かなブームってブームじゃないでしょ?静かなブームの兆しなんて、もう何でも無いでしょ?見ずにコント書けるのはハリーポッターがギリですね、私立探偵濱マイク辺りは書けないもん。多分凄く面白いと思うんですよ、静かなブームだとは思うんですけど、最初に濱マイクっていう芸人を出した所で間違いでしょ?

「“北の国から”は凄いね、ただ俺の中では相当古い所で止まってるから、ルールールー♪って言うし、ラーラーラララララー♪って言うし、石田あゆみも出るしね、頻繁に。知ってるのが凄いと思うんだよ。偉い。何かね…話題に入りたいんだよね、本編を全くチェックせずに。どうやったら知ったかぶり出来る?こんなシーン無かった?蛍ちゃんがキタキツネに触ってたら『どうやらエキノコックスという寄生虫です』ってブラックジャック先生が…あ、これブラックジャックだ。

 


9/2 イメクラに行きたい!

「10代くらいでこの世界に入って、全てはラッキーのみで今日も生きてます。何かサイコロ振ったら1が出てただけですから、おそらく明日死んで全て終わりだと思うんですけど。そんな中でひとつだけ…あそこに参拝しておけば良かった。最近寝ても覚めてもその事ばっかり考えてるんですけど、もっと若い内に努力しておけば良かった。君ら若者が羨ましい、無限の可能性を持っている…イメクラに行きたい!物凄くイメクラに行きたい!

「そんなに興味が無かったんですよ。僕もエロに関してはインドア派ですから、キャンプ用品にはかなり凝りましたけど…怖かったしね。決めこんでたもん、絶対ぼったくられる、絶対どっか連れて行かれる、絶対病気になると。で、いい歳になって妻をめとった後、風の噂ではイメクラなる所があるらしいと。ただイメクラ暦あるスタッフいないんですよ、前ディレクター松島はメチャメチャ行ってる筈なんですけど。前プロデューサー茅野も行ってる筈なんですよ、かなり。」

「アンタッチャブル山崎に聞いたんですけど…結構行くと。内緒だって言ってましたけど。アイツが選んだ“家庭教師と生徒コース”、女の子の最初のセリフが『今日お父さんもお母さんもいないんだ』って!もう行きたい凄い行きたいもう何か!何か凄い行きたいんですよ!まあ開始12分おそらく女性リスナー皆無でしょうけど、いいじゃないですかいいじゃないですか“わくわく童貞ランド”でいいじゃないですか!SPウィークも終わりましたしね!」

 


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