KP6 GENERATOR基板 

UP dated 2017.07.13。 Updd 2010.10.10

●GENERATOR基板

基板サイズ 75mmx 100mm


1.水晶x7段ラダーフィルターで 可変容量ダイオード(裏側パターンへ表面実装)により通過帯域巾を変えられる。2.4kHz幅,及び 1kHz幅

2.プロダクト検波部局発は、二つの12MHz Xtalの発振周波数を可変して、
USB/LSB/CW に対応(左下の水晶二つ)。

3.RX IF Ampは、2SK241x3段で、IF基板端で -130dBm(0.1uV 50Ω)の感度がある。


SSB DBMとして SN16913Pを使用。

2SC1815 Mic Ampにより、ECM出力10mVrms 4mVrmsを増幅しDBM入力(-24dBm -17dBm at 600Ω)。
DBM変換利得(+5dB) + IF Amp J310増幅利得(+16dB +7dB)により
基板端で-5dBm -12dBm出力を得ている。

2SC1815エミッタ抵抗を50Ωから400Ωに変更すると 増幅率Av≒1 となり、外部に別途マイクアンプを付け、60mVrms 100mVrmsとなるような AF信号を入れることにより、お気に入りのマイクを使うこともできる。 ダイナミックマイクを直接接続する場合は、マイク出力≒1.5mVで TRエミッタ抵抗を10Ω1Ωとし、Av=35 66倍として使う。

●水晶フィルター特性

可変容量ダイオード電圧=12Vで、通過帯域巾 2.4kHzBW(SSB用)。
通過損失≒-3dB

USB,LSBのキャリアポイントは、平坦部から-20dB下がったポイント。

KP6リグ電源電圧を13.5Vとすると、可変容量ダイオード電圧も13.5Vとなり、帯域が広くなりすぎるので、可変容量ダイオード供給電圧にツェナーダイオードRD13-14Vを取り付ける(基板に取付パターンあり)。




可変容量ダイオード電圧=0.8Vで、1.0kHzBW(CW用)。

電圧を更に下げると、帯域幅は狭くなるが、通過損失が急激に増えるので、1.0kHzBWで妥協した。

●回路図

Generator基板の回路図は、下図のとおり。
1.IF 12MHz水晶x7段ラダーフィルターで 可変容量ダイオード印加電圧により通過帯域巾を 2.4MHzBW(SSB用)、1.0kHzBW(CW用)の2種が選べる。

2.プロダクト検波部局発は、12MHz Xtalの発振周波数を可変して、
USB用;右側の水晶12MHzをTC3調整により(11.999.2kHz)/
LSB用(11.996.2kHz)/CW(送信時11.997.0kHz)に切り替える。

調整;@まずCW TX動作させ、T6コイル(6-14uH)により11.997.0kHzに合わせる。A次にLSB受信時にTC2を調整し11.996.2kHzにセット。@、Aを数回繰り返す。

3.CW時は、SN16913P ピン5に 74kΩ17kΩ経由DC電圧を印加し、DBMバランスを崩し、CWキャリアを得ている。

4.付属アクセサリー回路として CW Tone発振器(800Hz)、Sメータ回路を組み込済。

●Sメ−ター回路(10連ドットLED式)

オリジナル設計は、アナログメーター100uA式のSメーターであるが、組み込んだYM-300は、パネル高さが50mmしかなく、アナログSメータを設置できず、下図の LM3615 10連LED式メーターとした。
入力電圧は、0−0.42Vでフルスケールとなるので、このような電圧を Generator基板より取り出す。
また送信時には、LPF出力側モニター電圧を加え、送信出力モニターとしても使っている。


Sメーター
蛇の目基板43mmx 18mmに組み立てた。

左写真;裏側。パネルには両面テープで貼り付け。

右写真;表側。LM358が左側、右側はLM3615 



●Sメ−ター回路(100uAアナログメータ式) Up2017.10.10

オリジナルは、やはり、アナログチックなSメータ。入力電圧、0−0.42VをGen基板のSメータ端子より取り出す。 また送信時には、LPF出力側モニター電圧を加え、送信出力モニターとしても使う。

 回路A;100uA(DE-550、内部抵抗1.8kΩ)に直列抵抗2.47kΩで接続。
信号強度S3以下はメーターが振れないが、S3〜S9+40dBを フルスケールで表示。

 回路B;100uAメータにSBD(1SS108)を並列接続。
S9+以上は、圧縮されてしまうが、S0〜S9をフルスケールで表示。電流計振れ幅の実測は、下記。


信号強度 vs.電流計振れ幅。7.05MHz信号をANT端子に入力し、メータ振れ幅を実測した。

横軸は、信号強度で
 S0(-127dBm)〜S9(-73dBm)〜S9+40dB(-33dBm)。

縦軸は、100uA電流計の振れ幅。

赤色グラフは、上記の回路Aで、
紺色グラフは、回路B。


上記の回路AのSメータースケールを貼り付けたSMeter

信号強度;S3〜S9+40dB
および、Power計;0〜20W

◇メーターDE-550用 目盛りスケールのダウンロード
PDFファイルを印刷して 両面テープで、メータ目盛りに貼り付ける。



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