(OPTION-12) バッタもんリニアアンプ 

UP dated 2020.08.12

● Fake FET で作る バッタもんリニアアンプ

下の写真をご覧ください。刻印が薄いので、読み取れるように画像処理している。

左端は、三菱純正 RD16HHF1

中央は、Ebay中華shopより購入した Fake RD16HHF1、バッタもん

右端は、正規品 IRF510

中央の Fake品。Ebayサイトの写真では、三菱純正のものが掲載されていた。単価80円くらいだったので、半信半疑であったが、ダメ元で10個ほど買ってみた。送付されてきたのは、Web掲載写真の純正とは、別物。
 それでも性能はどうであろうか?と正規品で製作したリニアのFETを これに交換して、電源投入。
 瞬時で火を噴いた。電源装置は、過電流遮断。ピンアサインが異なっているとは、夢思わなかった。

その後、しばらく放置していたが、もう少し調べると、テスターであたり、gate電圧 vs. DS間電流等を調べると、手持ちのIRF510に 似通っていることが判明。 


Fake品のその後の顛末
中華shopに、クレーム連絡したところ、「ならば品物を返品しろ」と。「日本からの輸送代が高く、本体代金を超えてしまう」というも、「輸送代払うから、返品しろ」とのこと。
 EMSで返送した。1500円くらいかかった。1か月ほどして、先方受け取り拒否の張り紙が付いて戻ってきた。本体代金はrefundされたが、EMS代は、反故にされ、挙句、当方Ebay IDは、当該Shopから 拒否されることとなった。



IRF510の刻印を一度削り落とし、RD16HHF1と再刻印し、堂々と販売されたようなので、IRF510のつもりでバッタもんリニアアンプの実験をおこなった。

そして、TRX基板出力(RD00HVS1, 250mW)の終段として、左写真のように、簡易トランシーバーに組み込んだ。
控え目の出力として 4W程度出る。

7MHzで使う限りは、IMD特性は悪いと思われるが、ゲインは、RD16HHF1以上で、このFake品のほうが、ON抵抗も小さく、発熱も少ないようにも感ずる。

●回路図

回路図は、下図のとおりですが、バッタもんの入力インピーダンスが低く、15Ω程度なので、TRX基板 RD00HVS1からの出力をつなぐときは、そのドレイントランスは、3:1 のトリファイラ巻きとする。下図のとおり。


 

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