(K4)mVtemp =LM35DZ温度計 ファン制御付 

UP dated 2011.7.21

●PIC16F819 デジタル3Digits LM35DZ温度計=プログラム呼称mVtemp

表示部分の回路、基板は (キット1)マイコンチップPIC16F819電圧計と同じで PIC16F819のプログラムのみを mVtemp.asmとすることにより、温度センサー素子LM35DZの出力電圧を温度数値へ変換しています。半固定抵抗器により、RA1にあたえられたセット温度でFANの起動、停止ができます。

・測定範囲は、TYPE1(OPアンプでLM35出力を増幅)で0-100℃、分解能は0.1℃。
・TYPE2(直接LM35をPICへ接続)で0-150℃、分解能は、0.3℃。

半固定抵抗器で FANの起動温度をセットでき、停止はセット温度 -1℃、または -10℃のヒステリシスを持たしています。DIPで切り替え。写真は、FAN起動停止Pin-RA2へ LEDを接続して、動作を確認中。


・写真は、室温を表示している状態です。アルコール式寒暖計は、13℃で、このLM35温度計も13℃を示していたが、写真撮影用の白熱電灯を照射すると 恥ずかしがっているのか(嘘です)、またたくまに17.1℃まで上昇してしまった。
・温度センサーはLM35DZで 出力は、10mV/℃ で直線的に変化します。 

・PIC16F819プログラム済みのものをご入用の方は、以下ページをご覧ください。 ◇PICの頒布基板付


・写真は、センサLM35DZの部分で、1mm厚銅板に伝熱グリスを塗って LM35DZを巻きつけています。


・写真は、氷の入った水の温度を測っています。

・氷と水が混ざった温度は、氷の温度が十分に低ければ、0℃になる と中学の理科で習ったが、これが難しい。写真のように2.4℃までしか下がらなかった。LM35DZの特性かもしれない。ちなみに氷に食塩をふりかけて、モル凝固点降下で-2℃程度まで、手のひらの中でLM35DZを冷やしたら、表示値は0.1℃まで下がったが、手のひらが痛くなり、限界であった。両手がふさがっていたので 写真はとれなかった。

・写真は掲載していないが、半田こてで加熱すると 当たり前だが、すぐに150℃以上となる。

●回路

PICデジタル3Digits表示部分は、基本的に回路は@電圧計と同じですが、温度計とするために 以下3点を変更します。

・RA1は、LEDを取り外し、FAN ON/OFF温度セットの 半固定抵抗を取り付けます。
・RA2は、FANのON/OFF出力ポートとなるので 基板パターン(GNDに接続)をカッターで切り離します。

・RA3のRef+電圧は、Type-1で 5.0V。。 Type-2で 2.5Vにします。
・ Type-2の場合は、7SegLEDの Dpへ接続している RB1ポートを2〜3kΩの抵抗で接地してください。プログラムの分岐に使っています。Type-1の場合は接続しないこと。


● プログラムソース

プログラムソースは、マウス右クリックで「対象をファイルに保存」を選んで、ダウンロード。

 ◇ダウンロード mVtemp.hex

●LM35DZ 温度計の応用について

プログラムの動作を確認したのみで 実用機にこの温度計は使ったことはない。
・RFリニアアンプのヒートシンク 冷却用FANの制御、自作パソコンのケース内の換気FANの起動停止制御 等に使えると思う。あくまで趣味の範囲内使用です。ヒステリシス-1℃で ON/OFFするモードを選べば、水晶発信器恒温槽ができるか?

実用は、読者の追試に期待したい。  

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