PLL50MHz AMトランシーバー(TC9256P)


UP dated 2002.1.13

●仕様

周波数 50.0MHz〜52.0MHz(エンコーダー ステップ 0.5/5kHz)


出力
150mW AM
(受信時100/80 mA
送信時130 mA)

電源
6V(単4 x 4本)

大きさ
60x 80x 35mm(タカチ)


●特徴

・ シリアルデータPLL 東芝TC9256P を使用した送受兼用VCO。
 (送信時と受信時のVCO発振周波数を 455kHzシフトさせて送受兼用。受信LO=送信+455kHz)
・ 制御は、PIC16F84 ・ 運用周波数表示は、7セグメントLED x 2桁で 4桁を時差表示(0.7秒+0.3秒)。
・ 小型化への工夫
@ エンコーダは、パソコンマウスの光学エンコーダを使用(10mm x 20mm)
A ケースに合わせたプリント基板PCBEソフト設計。
B フォトMOSリレー採用(LM386出力SP信号切替え)。小型、省励磁電流1mA。
C エンコーダ、AF_VR等操作部品も、基板へ ビルトイン。
D PLL IC TC9256Pの汎用出力 I/Oポート(5ポートR-2R)を使い、自身のPLL比較周波数VXOを可変。

●メイン基板

上の写真に見える電池面の裏側へ メイン基板を配置。
・基板寸法 55mm x 71mm 。
・あまりに窮屈でお勧めできない。

・この写真に示すのは、メンテナンスも不可能なくらい窮屈で失敗策。そのうちに もう少し大きくし、回路も垢抜けしたものにしようと思っている。


・PIC16F84は、LEDのドライバーにもなっており、ダイナミック点灯ドライブのノイズ(約800Hz)がB+電源を経由してAF回路(LM386)へ流れこんでいる。

・作りかえるときは、基板は、PIC16F84を独立1点アースパターンとし、B+は、L+C のデカップリング回路を追加する。

●ブロックダイアグラム



●回路図


●PIC16F84 プログラムソース

◇ダウンロード CTR50.asm & hex
プログラムソースは、マウス右クリックで「対象をファイルに保存」を選んで、ダウンロード。
asmコードのアセンブルには、秋月のAKI-PICプログラマーCDに付属しているPa.exeが必要です。

●ソースの説明(調整方法)

1.R-2Rネットワーク での8MHzのVXO調整
・PIC16F84 /RB3を4.7kΩで設置しながら電源ON。
・LED表示「19」。0〜19の20ステップ調整モードとなる。
 ステップ0で 51.020.5kHz
 ステップ19で 51.030kHz に T1,220PF,バリキャブで調整。

2.PTT ON初回送信時にEEPROMに運用周波数をSAVE.

3.PTT_SWを押しながら、電源ONにすると初期状態にリセットされる。
 運用周波数初期値 受信50.620MHz (送信50.620MHz 、受信用LO=50.620+0.455=51.075MHz)

4.エンコーダーステップ 500Hz
高速回転により5kHzにステップアップ。時間経過後 500Hzに自動復帰。

5.LED 2桁への周波数表示
・まず、下2桁 10kHz-1kHz表示 --約7秒
・その後 上2桁 1MHz-100kHz表示 --約3秒
・その後 消灯(電流SAVEのため)



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