周波数カウンターJL1KRA中島さん製作記



Updated 2001.10.28

● 製作レポート&感想 by JL1KRA

・製作

CQで掲載されたとき面白そうだなと思っていましたが、誌面からの情報には限りがあり、そのままでした。Webで詳細を拝見し、また貝原さんの読みやすいPICのソースに感銘を受け、作ることを決意してこのたび習作とさせていただきましたので報告します。

部品集めはサトー電気でTD7104P、山長でSL4552を購入した以外は、特殊なものはなし。現在山長で小型のSL4552は残念ながらすでに売り切れだが、カソードコモンの7セグをダイナミック点灯用に並べれば好きなもので使用可能。

SL4552は小型なもののピンが2.54mmではないのでユニバーサル基板にはそのままきれいに付きません。
当方はユニバーサル基板に組み立てています。オリジナル基板では,DIP-SWをテンポラリに取り付け設定する構造となっていますが、DIP-SWも基板上に載せました。このためやや窮屈になっています。

結線作業はのべ3時間ほどで完成。日をおいて見て間違いを発見、1時間ほどデバッグし、PICプログラムは秋月の一番古いライターで書き込みました。一発動作いたしました。

ソースがコメント多数で書いてあるので、PICプログラムに詳しくなくともモディファイしやすく、用途に合わせ機器固有の周波数オフセットなどをPICに書き込み実用しています。

・使用してみて

SL4552のアンバー表示は落ち着いていて、どんなRigに組み込んでもマッチしそうです。
U(sb),L(sb),C(w),A(m)などモードの表示も出来るのでメーカー製リグの表示のような楽しさがあります。
なお当方の場合表示器を分離するためにフラットケーブルを伸ばしたが、ここから若干ノイズが放射されているようす。オリジナルどうりの方が良いです。

プリスケーラ使用時は無入力でも周波数がばらつく仕様なので、無入力時に0を希望するような用途には向かず、組み込み用に向いています。
FBカウンタのご紹介ありがとうございました。


(画像1) SG入力をカウンタに入力して試験中



(画像2) 組み込み用にLED部を分離して製作した例JL1KRA


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