PIC16F84電圧計


UP dated 2001.8.26

●PIC16F84電圧計

マイコンチップPIC16F84とOPアンプLM358を使った電圧計を製作しました。別の記事の「本格的周波数カウンター」にも使用しています。プリント基板は、「本格的周波数カウンター」をそのまま使っています。(PIC16F84を変えただけ)


測定範囲は、0〜2038mVです。
OPアンプの入力インピーダンスは、十分に高いので、抵抗分圧をすることで、電圧範囲を拡大できます。例えば、100kΩ+900kΩで1/10分圧すると最大20.3V測定出来ます。表示は、「mV」のままですが、、



●電圧表示の直線性


・入力電圧と表示電圧の相関グラフです。多少直線性に欠けますが、ソフトで修正することはしていません。
・PICのRA.2に接続した C(0.1μF)とR(200kΩ)の時定数tは、t=R*C=R'*C'の関係がありますので、C=0.2μF 、R=100kΩの組み合わせでもほぼ同様の表示電圧となります。

・PICのOSCは、12.8MHzでの値ですが、OSCを10.0MHzとすると表示値は、78%(=10.0/12.8)になります。同一の表示値とするためには、200kΩのRに代えて 256kΩとします。
・いずれにしても電圧表示値を調整できるように、R200kΩに直列にVRを入れる方が良いでしょう。

●回路

・PICのRA3に接続しているOPアンプLM358は、コンパレータです。
・電圧測定前は、PIC−RA2は出力ポートでLとなっていますが、計測開始と同時に入力ポートに切り替えるとR200kΩより電流が流れ込みC0.1μFの充電を開始します。
・+端子の電圧 が −端子の電圧 を超えると、出力(Pin1)は、+側に振り切れ、5Vとなります。それをPIC−RA3で検出し、計測開始からの時間が電圧に比例する仕組みで電圧を測ります。



● プログラムソース

プログラムソースは、マウス右クリックで「対象をファイルに保存」を選んで、ダウンロード。

 ◇ダウンロード mv.asm とmv.hex


秋月のPICプログラマーキットでアセンブルします。



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