小さな工夫/6Vで12VRelayを駆動


UP dated 2001.11.23

●電源電圧6Vで12Vリレーを駆動する

・乾電池4本(6V)のリグのANT送受切り替えに手持ちの12Vリレーを使いたい時があります。
・低電圧で 12Vリレーを駆動する回路を考えました。

●動作原理

・受信時にコンデンサ100μFは、D1;1S1588と1kΩの回路で充電され、充電電圧は +6V。
・送信に切り替え、TB+が印加されると78L05の2次側の電位は、TB+5Vとなる。
・同時に2SC1815のC-E間は、ON となり、リレーには、"TB+5V"+"100μFの充電電圧6V”=11V が印加される。

・100μFの電荷は、数十msecで放電してしまうが、接点の動作時間3〜5msecであるので、鉄片を吸引するには十分。その後はTB+5VよりD2;1S1588を経由してくる4.3Vでリレーは保持され続ける。
・OMRON G2Q-187P(12V)での例では、
・コイル抵抗=520Ω、メーク電圧=7V、保持電圧=3Vであったので、十分に動作する。


・この回路は、受信時に 充電する時間が必要なので、フルブレークインのCWには不適。
・電源電圧 12Vで 24Vリレードライブにも応用可能。 

●リレーのメーク電圧、保持電圧は?

その他手元にあったリレーの特性を調べてみました。
メーカ型番(Hz)定格電圧コイル抵抗(Ω)メーク電圧保持電圧
OMRONG4Y-152PDC12V300 6.4V 1.5V
TAKAMISAWASY-12DC12V924 5.8V2.2V
MATSUSHITATF2SA-12VDC12V1k 6.9V3.5V
TAKAMISAWARZ-9DC9V120 4.2V0.7V
?? 321ND009-KRZ-9DC9V120 6.2V3.5V




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