世界遺産登録の経緯

締約国の政府が、自国の世界遺産候補地を世界遺産委員会に推薦します。

世界遺産委員会の依頼により、文化遺産はICOMOS（国際記念物遺跡会議）とICCROM（文化財の保存及び修復の研究のための国際センター）が、自然遺産についてはIUCN（国際自然保護連合）の専門機関が、それぞれ候補地の評価調査を行ないます。

毎年１回開催される世界遺産委員会で、候補地を審査し、世界遺産リストへの登録を決定します。

第17回ユネスコ総会において「世界遺産条約」が採択される。

「世界遺産条約」が発効する。

日本国において、「世界遺産条約」の締結が国会で承認される。

「日光の社寺」ほか９ヶ所が文化遺産の暫定一覧表に掲載される。

日光市に「世界遺産登録推進班」が設置される。

「日光山内」地区の史跡指定について国の文化財保護審議会に報告され、了承される。

「日光山内」地区の史跡指定が官報に告示される。

「日光の社寺」の世界遺産への推薦が国の文化財保護審議会に報告され、了承される。

関係省庁連絡会議が開催される。

ユネスコへ推薦書が提出される。

ＩＣＯＭＯＳによる現地視察が行なわれる。

モロッコのマラケッシュで開催された第23回世界遺産委員会において登録が決定される。