2.いよいよ観劇開始。が・・・
ホールの中に入ってみると、意外と小さいんだなぁ、という感じがしました。
収容人数800人ちょっとでしたっけ?私が所属している大学の某音楽サークルが演奏会で使う会場と
ほぼ同じくらいのキャパですね。もっと大きいかと思ってた。さて、席へ急ぐかとりーぬ。18列・・・一階右サイドの、かなり後ろの方でした。
もう少し前の方とか、結構空いてるのに・・・ちっ、使えんな、ロー○ンチケット(爆)。
客の入りは、前の方はまぁまぁ、後ろの方は結構ガラガラ、と言ったところでしょうか。
さて、私の座った席は左側はすぐ通路、右の席は例の事情で空いており(T_T)、その一つ向こうには
一人で来たとおぼしきお兄さん、さらにその隣には子供二人と、そのお母さんらしき人がいました。
(何でそんなことまで書くかというと・・・後で分かります(T_T))
席に着くとパンフを開く間もなく照明が暗くなって、『ダブルムーンライトロマンス』が流れてきました。
なんか敵とかちびうさとかがごちゃごちゃやった後、歌い出したのはタキ様とちびちび・・・。
しかしこの曲、SuperSのCDだけ持っていたので知っているんですが、前半は
ペガサスとちびうさの出会いの場面である筈。歌詞の内容と合ってないやんかーと、このときは疑問符がしきりでした。(*)このときはまだ知らなかったのですが、『永遠伝説改訂版』ではラストに全員でこの曲を歌っていたのですね(^^;;;)。
あまり歌詞の内容を深く考えてはいけないのでしょうね(^^;)。ま、綺麗な歌だからいっか。
ところで、18列はさすがに遠すぎて役者さんの表情とかまではよく見えませんでした(;_;)。
また、最初と言うこともあってか、ストーリーを追う(全体を見る)事に一生懸命になってしまい、
個々のキャラクターに目を向ける余裕まではありませんでした。
ストーリーさえ、一回見ただけではつかみきれなかった感があります。
なので、今回の分では、細かいストーリーやキャストのことについてはあまり書きません。覚えてませんし(笑)。
特に印象に残ったものだけ。
序盤で覚えているのは、そこから少し飛んだ屋上の場面。うさぎがモノローグしているところにやってくる
神矢ゆきasせつなさん。
プー様はほたるちゃんと共に元々好きなキャラですし、先代斉藤レイ様で完璧に転んだという経歴(^^;)
がありますので、今回のゆきさんにも注目しておりました。
さて、白衣せつなさんの第一声。「うさぎちゃん」
・・・・・・・な、なんて可愛い声なんだ・・・・・・!!(爆死)
すごく声が高い。ああ、『大人のせつなさん』の印象が・・・。
背も原史奈ちゃんasうさぎとほとんど同じくらい(下手するとゆきさんの方が低いかも)で
体格もすっごく華奢でいかにもか弱そうなので、さらにギャップが。
今までのスラッと高くて凛々しくてナイスボディな(失礼(--;;;))レイさんに見慣れて(見惚れて)たからな・・。
失望こそしませんでしたが、あまりのギャップにしばし呆然(笑)。が、その後、プルートとして登場したゆきさんの『Stay Alone』では、全く違う印象を受けました。
普通に喋っているときよりもかなり低めの歌声で、なかなか独特の味があるように思われました。
「うーむ、結構やるじゃないか」と見直しました。
(その後ゆきさんプーにハマっていくことになるとは、このときまだ知らない(笑))後は、『闇の棺』の仁科有里さんasクインベリル。
冒頭の「Queen of darkness, Queen of darkness」からしてかなりゾクゾクものでしたが、
奈落からのベリル様の登場にはさらにゾクゾクゾク。歌い出しの「黒き眠りの封印を・・・」では
その素晴らしく響く歌声にもう圧倒。さっすが、闇の女王!!!
後半の「人間どもの 心の闇なら・・・」のところからの、足下から幾条もの光が上に向かって照らされるのが
鉄格子のように見え、まるでクインベリルが牢獄に閉じこめられているようにも見えたことを
覚えています。"闇の棺"を表現していたのかもしれません。
(そうそう、望月キングの「Queen of darkness・・・」の声が、すごく切なげで好きです。
歌の後半に入る直前、キングが退場しながら歌う所です。もっちーのこの一節の歌声だけにも
"悲劇の女王"というのがよく表れてると思います)
さてさて、それまでは良かったのですが、このあたりから大変なことになってきました。
私の一つはさんで隣に座っているお兄さん。この人が・・・・(--;)。
劇中ずっと何やらぶつぶつつぶやいている。「さぁ○×がでてきます」だの「△▲の◇■です」
だの(ってこれじゃ何のことだか分かんないですね(--;)・・・でももう忘れました。
努めてそうするようにしましたから(爆))延々と。
最初隣の子供達に話しかけてるのかと思いましたが、どうやら純然たる独り言の模様。
また、歌に入る少し前になると(たとえ静かな場面だろうが緊迫した場面だろうがお構いなしに)いきなり
「いよっ」的な感じにパチパチ拍手しだしたり、またある曲では(『アマゾンからサーカス団がやってきた』だったような気が)
客席のほとんどが裏拍(2・4拍目のこと)で手拍子をしているのに、一人で表拍(1・3拍目)で打ってみるなど
(まぁこれはどうでもいいか(^^;))・・・。
隣で見ているものとしましては「・・・・・・・・・・・・・・・・・・<(--;;;;;;)」でした。
一個席挟んでいてまだ良かった・・・・これで直に隣だったら・・・・。
そうこうしている内に曲は『トリプル夢(ドリームス)'98』になってしまい(その後あんなに好きになる
『心束ねてMakin' for the Right』は、このときには全くと言っていいほど印象に残りませんでした)、
「え、もう一幕終わりなの?」と言う感じでした。あまりにもあっけなく終わってしまったような。
と言うよりも、例のお兄さんに気を取られ過ぎた、と言った方がいいかも・・・。
で、休憩。
トイレから戻ってくると、例の家族連れはいませんでした。荷物ごと。どうやら席を移動した模様。
そこで私もそれを見習って、落ち着いて観劇できる環境を求めて移動することにしました。一人分なら
割と前の方でも席は空いていたのですが、ばれるとまずいかな(笑)と思い、同じくらいの列の左サイドへGo。
件のお兄さんはというと、空いていることをいいことに数列前に移動し、前の列に座っている女の子の読んでいるパンフを
後ろからのぞき見していました(本当の話)。
第2部。
1部の時から気付いてはいたんですけど、なんだか『永遠伝説』と同じ内容の部分が多いような気になりだしました。
内容どころか、科白まで同じ、もしくはちょっと変えただけという。
たとえば、後半でのスリーライツの役目がそっくりアマゾントリオのものになっていたりとか。
怪しい体育教師とか(笑)。
クライマックスの「すべてを捨て去る勇気と・・・」etcetc.の科白もほとんど同じでしたし。
ちょっと変えたものとしては、ギャラクシアが恐れる"希望の光"が火球王妃→ちびちびとか。
これは別にいいとしても、最後の「これもシルバームーンクリスタルの力なの?」「そうさ!!」には・・・(苦笑)。
銀河中のセーラークリスタルはどこいったんじゃー!!という感じでした。
全部お前の力かいな、セーラームーン?(爆)
(いくらライツ達いないからって・・・違うでしょうが(--;))もっとも納得いかなかったのは、前半のプルートとベリル様の対決シーンの
プルートの「あなたは、愛の亡霊・・・」。
・・・ちょっと待てぇい!ベリル様が亡霊なの?プルートではなく??
いや確かに、それはそれで正しいんですけど・・・。
前作のベリル様の、「孤独な番人よ、貴様こそ愛の亡霊だ!!」がすごく気に入ってる私としては、
(『永遠伝説』(改訂版じゃない方)のビデオでの、この後のレイさんプルートの葛藤して
「違う!私は亡霊なんかじゃない・・・」という風に激しく首を振る演技がまた絶品でした(*^^*))
他のは置いておくとしてもこれだけはちょっと許せませんでした。
前作でベリル様のことを亡霊だと言っておいて、今回でプルートを「貴様こそ・・・」と言ったとしたら
前回とのつながりもあってものすごい演出だなぁと思ったでしょうが、逆ではちょっと・・・。
さてさてさて。終盤近くになって、とんでもないことが起きてしまいました。
ムーンがタキ様(実はギャラクシアの作った泥人形)に首を絞められるシーン。
タキ様が口づけをする振りをしてムーンの首に手をかけた瞬間。「ずるいぞー!!」
大声が、会場中に響きわたりました。一斉に声のした方を見る観客。
声を上げたのは例のお兄さんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・おいおいおい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<(ーー;;;;;;)。
劇はそのまま進行しましたが、マジで中断するかと思いました。
ビデオ撮りの日じゃなくて良かったです。よく史奈ちゃん達、惑わされなかったなぁ・・・。
そんなこんなでクライマックスに至るまで、なんだか興ざめした感じが
私の中に残ってしまいました。その後はもう冷めた視線で舞台を見るばかり。
ちびうさの歌が全然歌詞聞き取れないなーとか、『それぞれの悲歌』でマーキュリーが声かすれてるなーとか、
アラばかりに目がいってしまいました<(--;)。
(このままではいかん、わざわざ来た意味がなくなる!と思ってくるくる回っているゆきさんに注目して見て、
「うーん、やっぱり宝塚出身は踊りもうまい・・・」などと満足してみたりもしましたが、
わざわざ意識的に注目しなきゃいけないという事自体からして、何かの間違いのような気も・・・)
『Everlasting Moonlight』やアンコールの『La Moon』等の拍手も、周りがやっているから
それに併せて・・・と言った感じで、全然ノレませんでしたε(ーoー)(←溜息)。
『Ever〜』も、第一印象は「今風の曲だな」くらいでした。
(ですが、この時なぜか『Miracle Twister』だけはいいなぁと思いました(笑))
で、感動の波がほとんど押し寄せてこない内に終演。なんか肩すかしを食らったような感じを受けたまま
私は席を立ちました。
通路では、例のお兄さんが帰りかけている周りのお客さんに「ありがとうございましたっ!!」などと
大声で叫びつつ一人一人にお辞儀しまくっている。
・・・・・・・・・・あなたは、スタッフさんなのですか?・・・・・・・・・・(激爆死)