日本には生息していないリクガメを飼育する場合、基本的に日本の気候では固体への負担が大きく適していないと考えるべきである。
故に飼育すると言うことは、人工的に彼らが生きていける環境を造り出してあげる必要があると言うことである。
飼育環境については、色々な方が経験に基き参考になる情報を発信されているが、こればかりは当の本人(我が家の「かめ太」)が気に入るかどうかの問題もある。
シンプルな発想として、彼らの生息地を知り、その環境に近づけると言うことも重要な基本的要素の1つなので、まずは飼育する「相棒」をよく知り、色々な意見を参考にしながら、その住人と環境設計を進めて行くべきである。!
我が家のかめ太は、ギリシャリクガメなのでもともとの生息地の気候は地中海性気候で、夏は高温乾燥/冬は温暖湿潤。基本的に乾燥地域で、夏場の湿度は50%前後。極度の乾燥は、体調を崩す可能性が高いのと、冬場は、ある程度の湿気を好むようで、75%を上限になるように除湿機を稼動させている。
温度は、最高気温が50℃にも上がる土地だそうなので、夏場は湿度に注意するだけで自然に任せる。冬場は、「バスキングランプ」を使用し日中の温度は28℃を下回らないようにし、夜間は26℃を下回らないようにヒータをセットしている。
地中海は赤土/黄土が多く、石灰分も多く含まれている土壌と言うことだが、その辺りは安価に入手できるもので揃えてみたのでご覧頂きたい。
(ライト) 照射時間:午前 7:00 ~ 午後 7:30 の 12.5時間
トゥルーライトは、甲羅の成長に必須のアイテムである。
日々きっちりと日光が当たるようにすればよいが日当たりがあまりよくない我が家では欠かせないものである。
バスキングランプは、体を温めるために必要なアイテムである。リクガメは爬虫類なので基本的に外部からの熱で体を温め活動します。
我が家では、ホットスポットに冬季は「バスキングランプ」,夏季は「電球形蛍光灯」を使用しています。
ヤザワ デスクスタンド CFK12PW クリップライト
・使用ランプ(夏季):電球形蛍光灯(EFD)(口金:E26)1灯[60形(13W)]
・使用ランプ(冬季):バイタライト BAS30 バスキングライト(Basking Vita-lite)(30W)
バイタライト バスキングライト(Basking Lite)(50W) 販売終了
オーデリック OS231518 直付スポットライト
・使用ランプ(常時):バイタライト DT-1171N スパイラルバイタライト 20W(電球80W相当)
※寒くなってきたので、普通の蛍光灯からバスキングライトに変更し、保温を重視することにした
ちなみに安いのでほとんどアカリセンターさんでの購入である。
画像右側の右下部に見えるのは卓球の玉である(かめ太の遊び道具である)
不思議と小物を入れると興味を示してはじめの内は遊ぶようだ!(気に入ったものは長期に渡り遊んでいる)
(ヒータ) ライト点灯時:28℃,消灯時:26℃ 以下でオン
みどり商会 暖突(S) 13W
サイズ:19.1cm×14.1cm×2.1cm
アクアアベニュー三田店さんが安かったので購入
(サーモ) ライトとヒータ自動制御の必須アイテム
ジェックス 爬虫類サーモスタット
時間帯で、電源オン/オフを行う照明用コンセント1口(200W迄)
標準装備の温度センサによる温度帯で、電源オン/オフを行う
ヒーター用コンセント2口(合計400W迄)
※トゥルーライト,バスキングランプを併用しているため
分岐コンセントを使用
(湿温度計)
トリオコーポレーション ツインメーター
ドリテック 室内室外度計 O-215WT
(送風機)
SANYO DENKI DC PICO ACE 109R0612H4041
仕様:12V,0.11A,1.32W,3800min-1,0.53m3/min,40.2Pa,28dB
ちょうどPC用ファンがあまっていたので改良
電源ユニットは、auの充電器のアダプタがあまっていたので代用。出力は、DC 5.4V,600mA うーん、まっいいか
送風スイッチは手動(湿度感知器を自作する必要がありそう)
ぐすん (; ;)
(シェルター)
スドー ロックシェルター HG M (RX-85)
本体寸法:145×130×70mm
主要材質:ポリレジン製
御影ピンコロ石(白)×3と素焼き赤レンガ(薄)×3でねぐら(洞窟)を制作
(その他)
素焼き赤レンガ(薄)×2(爪とぎ用):素焼き赤レンガは計5枚使用
素焼き植木鉢×1 (空間を広く使いたいので撤去)
素焼き水入れ×1(100円ショップもの) (あまり水を飲まないので別の入れ物に変更)