2000年 5月〜8月 OPトーク


8/28 自由研究

「夏休みの自由研究といえば…小学校3年ぐらいの時、牛乳パックで物凄くデカイ宇宙船の母艦みたいなやつを作りましたね。それはそれは当時の田中建少年は頑張りましたよ、提出した時は物凄く褒められて教室のうしろの方に専用のスペースまでとってもらったんですけど…ほら僕はその当時から芸術家だったじゃないですか。もう宇宙船の完成形が一端頭の中に出来ちゃうとその間の作業が物凄くもどかしいんですよ、で製作工程で大事な作業を抜いていたらしく…異臭騒ぎになりまして。

「そうそう。夏休みとったんですよ、8/22朝〜8/24夜中とまあ丸々3日間。はじめはただ北海道を旅しようと思ってたんですけど、一緒に行った渡辺君と柳沢君も僕も貧乏性なんですかね、『何のテーマもなく旅にいけない』…っていうかただ行ってもそれぞれの意見がまとまらないんですよ。そりゃそうですよ、以前ワタナベ君にまかせたら何と“電車から降りない”っていう、素晴らしい北海道旅行にしてくれやがりましたからね!」

「で決まったテーマが『日本最北端のエロ自販機を探す旅』…これを夏休みの自由研究にしよう、っていうことになりまして。まあ最近俺がみうらじゅんさんの生き方にinspire(息を吹き込まれる)されているっていうのもあるんですけど。日本全国のとんまな祭りを集めて本にしたり、いい感じのガケに立った写真を撮ったり…あの人結構変なことやってんですよ。」

 


8/21 進退問題

皆さんの善意が、何と122万3500円になりました!マラソン中の雅さん大丈夫ですか?雅さ〜ん!…え?24時間テレビと同じってことですよ、皆さんの愛を集めてそれでドンチャンやろうっていう…向こうはドンチャンやってないって。」

「まあ先週までのあらすじを言いますと、我々の番組からデビューしました焼死体のCD走馬灯、最終的に全部で2500枚刷ったところ売れ残りが939枚出ましてね。それをバツネット松島という…我々とは全く関係無い会社に委託販売を申し込みまして、月曜深夜からディレクターの松島さんの自宅にガンガンFAXを送って頂いたところ、何と水曜の昼過ぎには完売しまして。1枚30センチと考えても千枚のFAXだから…30000センチ!これはつまり個人宅に300メートルのFAXがニョロリンニョロリン出たという事ですよ!?

「とにもかくにも2500枚全部、正確にはエラー等を除いて2447枚完売いたしまして、代金が122万3500円…!で今日はですね、百万単位の額面にもうスタッフ一同ブルりましたんで…僕なんかガクガクガクガクガク、ジョバジョバジョバジョバジョバジョバジョバ、ツ〜ンといった状況ですよ。で新ディレクターの田村に『…田村さんどうします?』って聞いたらすでにニョロニョロニョロニョロと出しちゃってましたからね、この年になってまで立ちグソとは!」

 


8/14 無駄な時間

「しかし久々だね、こんなに忙しいのは…なんといっても今日の番組で使うテープ素材をまだ編集してますからね!昔ラジオドラマをやった頃には、前編を流しながら後編を編集したこともありましたっけ。」

「まあ、大体伊集院光は深夜1時からの番組の為に、何故か夕方の5時ぐらいからTBSに入ってずっとハガキを選んだりしているんですけど。しかも日曜夜にハガキの予備選考日ってのがあるというのに…でも今日は色々あってTBSについたのが10時40分ですよ。まあ普通のタレントさんは深夜1時の番組なら11時ごろに入るんでまだ早いっちゃあ早いんですけどね。」

しかし…何だろうね、この番組の時間の掛かり方っていうのは。何が無駄かっていうと…例えばテープ素材、番組で使うために5時間くらい回してたテープを5分くらいに編集しようとする場合には、面白い所だけ抜き取って5分くらいにするのが普通なんですよ。」

「だけどウチの番組は何故かそれをやらないで5時間を何故かまず2時間に編集するんですよ、でその2時間を聞きながらまた30分くらいに編集、さらにそれを5分に編集して…ひどい時にはこれを使わなかったりするんですよ!?…まあその無駄な時間が好きってことなんだね、みんなテープ捨てフェチなんだね。」

 


8/7 共通項

「先週は心配かけてゴメンナサイね、サヨナラ行きのバスに乗るの乗らないのって…そんなこと爪の先ほども考えてないくせに。ちょっと『大丈夫?』って言われたい万年生理痛の女みたいな…そんなトークで始まりやがってこのクソ馬鹿野郎!心の終バスなんて来るもんか!」

今週は個人的に“面白いトーク”なので少々長くなります。

「今週はいいことありました。スカイパーフェクTVのアニメ専門チャンネルで…そりゃ専門チャンネルだから一般受けしなくても良いんだろうけど、30時間ぶっ続け日本のアニメベスト100って番組に司会で出ました。凄いよ、『第100位!』って始まってから30時間!ドミノも倒さず募金も集めないんだぜ!?」

「番組始まる前に『伊集院さんの好きなアニメベスト5ってのを決めておいて下さい』って言われましてね。僕の中で1位はもうダントツで“まんが日本昔話”、今発売されているビデオ80本全部持ってて暇さえあれば『おいてけぼり』の話を見てますからね!それで2位が“ガンバの冒険”3位が“元祖天才バカボン”…この1〜3位は結構順位が変わったりするんですけどね。僕が言っているのは元祖の方ですよ、元祖バカボンは今現在の赤塚さんに見えている景色みたいなもんですけど、天才バカボンは赤塚不二夫さんのシラフの時の夢ですからね!

「今聞いてみると何か凄いですよ、元祖バカボンは。例えば白大好きさんと赤大好きさんっていう話がありまして、この2人が取っ組み合いのケンカをするんですよ。で途端に白の方の腕が切れて血がドバァーッて出ちゃうんですけど、白の方は『なんでこんな汚い色が俺の体の中に入っているんだ?…全部出しちゃえ!』て言って全部血を出しちゃうんですよ。で赤の方は『綺麗だ!僕も出そう!』って自分の手首をスパッと切って、血を全部出して死んじゃうんですよ。最後にパパが『これでいいのだ』っていう…いいのかよ?

「で4位が“はじめにんげんギャートルズ”、大きな声で叫ぶと岩で出来た文字が地平線の向こうまで飛んでいくようなアニメなんですけど、リアルなアニメでは大きな声を表現しようと思ってもテレビのボリューム以上は出せないじゃないですか。でもマンガ表現ならどんなにデカイ声でも出せるわけで…こういう表現の方法がすごく好きなんですよ。5位は最近面白いなぁと思った“あしたのジョー2”なんですけど、これも表現が変なんですよ。互いにパンチを出し合うシーンが、横に長い1枚の絵をカメラで左右に振って撮ったような映像に、音だけ別で流れてくるような感じ…これがえらくかっこよくてね。」

「俺はアニメの詳しいデータとか良く判らないんですよ、いまだに大山のぶよさんが喋ってると『あれ、何処かにドラえもんがいる!』と思っちゃったりするくらいですし。でもね、この5作品のうちまんが日本昔話以外の4つは全部出崎さんっていう同じ監督の作品なんですよ…!しかも俺は別に番組スタッフと打ち合わせをしたわけでもないのに、この出崎さんっていう監督さんが何とそのアニメ30時間スペシャルのゲストに呼ばれてましてね。」

「何かその時の、何て言うべきかな…もうこの人の感覚に完全にやられてるっていう不思議な感じですか。例えば黒澤明監督の作品が好きでどんどん見るのはまあ良くある話ですけど、好きだった作品が同じ監督だったいうのは…いやぁこんなこともあるんだね、と。俺がガンバの冒険を見たのは幼稚園の頃で、あしたのジョー2を面白いと感じたのがつい最近…俺の人生ずっとこの人に虜にされていると思ったらなんかすごく清々しい気持ちになったね。」

 


7/31 心の終バス

「それにつけても…伊集院光は駄目だね、もう“ダメ人間だもの”とかそんなダメさじゃないんですよ。今まで大体の事はラジオで喋って来ました、友達にも話せない事や親も知らない事、女房でさえラジオを通して始めて知る夫の性癖も。でもね…さすがに今日僕が凹んだことに関しては…5年は寝かさないと、マジで。5年後くらいに月刊“虫”でお馴染みの虫社から出る僕の自伝『松原湖のほとりにいつかの野グソの臭いがたちこめたとさ』、これの下巻に載ると思いますわ。」

「さすがに32歳にもなると、どんなに躁鬱が激しくても若い頃のように『死にてえ』だとか『いなくなりてえ』だとか思わないようになったんですけど…今日久々に思ったね。まあ諸々の事情は本の購買意欲を煽る為に5年後なんですけど。自分としては消え去りたいんだけど原宿には行かなきゃならない、それで乗ろうとした山手線のホームは滅茶苦茶暑い…目の前に逆方向の電車が来たら多分『…乗るか』って乗ってたかもね、って山手線は一周するだけなんですけど。」

「そんな時、電車のドアに顔で何とか寄り掛かって体を支えているような…僕の目に飛び込んで来たのが新宿駅のホームで異彩を放つブス山さん3人組だったんですよ。モダチョキですらステージでしか着ないような衣装を身に着けて…ホームで汗だくになってパラパラを練習していたんですよ!?しかも一人はおれと同じ体形の女だぜ!?でもね…なんと無しにそれを見ていたら、段々生きていく勇気みたいなものが沸いてきたんですよ…天使だね、悪い意味で。

「いやでもホントにね、25歳の11月ぶりに心の終バスが来たね…乗らなくて良かったよ、乗ってたら大変な事になってましたよ。もう真っ暗な向こうの方に赤い四角が浮いてきて、『何かな?』と思ったら終バス、行先表示は“さようなら”…ドアが開くと姿勢のいい初老の運転手が『乗りますか?』って聞いてくるんですよ…ねぇ。」

 


7/24 某野球ゲーム

「最近は何かねぇ…日々どうですか?僕はまあ忙しいんですけど、日々仕事が忙しくてもへこたれずに今までやってこれたのは“PS2実況パワフルプロ野球7”のおかげですよ。1日2時間しか寝てないのに4時間パワプロやってましたからね!

「…で、僕は何にもしてないんですよ、何にもしていないのに…今日の朝パワプロをやろうとしたら今まで作った40人近い選手の記録が消えてたんですよ。嫌々仕事でやらされたFFのデータはまだ無事なのに…いやいやって言うと語弊がありますね、『Yeah!Yeah!』って言ったんですよ。もう嬉しくて嬉しくて…外国人表現ですよ、ピースサインを両方胸の前に出してYeahYeahやっているFF…もう何かやるたびに『Yeah!俺はボタン押しマシンか!Yeah!』って言いながらやっていたFF9のデータは丸っきり無事なんですよ、何ででしょう?」

「まあこれはもちろん僕の日頃の行ないが悪いからだと思いますよ、住んでいる家は風水的に最悪ですしね。もちろんそんなハイテクな機械が壊れるとか、最新ゲームがちょくちょく止まったりとかするのもゲーム会社のせいじゃないと思いますけど…万が一あれがゲーム会社のバグとかで消えたとしたら、俺は時給換算で今までやった分の損害賠償受けられるんですか?ドリームチームを組めば数億の訴訟にはなりますかね?」

「ほんとに朝からしょぼくれたな…誰に当たればいいんでしょうか?ウチの犬はまだ小さいんで蹴れないんですよ、まあ一応カミさんの鼻骨は折っておきましたけど…って家にカミさんのお母さん来てるっつーの。

 


7/17 ところ変われば

「というわけでこんばんは伊集院光です。今日はね、みんなと『クイズところ変われば?』について考えてみよう。もうゴールデンタイムのテレビと言えば視聴率競争ですよ、バレーの日本代表を応援している裏でハワイに行かせたり、ゲストにキムタクを呼んだり…そんな中、あのいい意味でのヌルさ!」

「司会が山口良一さん、女性アシスタントが細川ふみえさんからリニューアルして新山千春に変わるというヌルさ。もうヌル湯にヌル湯を足す感じ、まだバスクリンを入れれば入れるんじゃないの?…ぐらいのね。[注 バスクリンは消毒剤らしいぞ(笑)]

「で、『解答者、まずはこの方です』っていう1番の掴み所に出てくるのが地井武夫さん木戸麻亜子さんペア。その次の枠がミッキー・カーチスさん大桃美代子さん、もうカレーで言うならヌル口ですよ!で3枠が柳沢真吾さん吉本美代子さん、まあ今中堅アイドルの中で誰が数字を持ってるかといったらミッチョンですからね!で次の枠がケント・デリカットさんと若手アイドルNO.1笹峰愛さん、最後に伊集院光さん島崎和歌子さんっていう…『温泉出たー!でもヌル湯で入れねー!』ですな、もう。

「でも凄いのが、元々『20%を越すような大ブームなんて狙いません。10〜15%でいいからずっと定着した層が見ていてくれれば続けます』って初めから言ってたんだから、ホントだって。で、現にもう10年続いてますよ。」

 


7/10 高聴取率万歳!

「おかげさまで前回のスペシャルウィーク、本当にいい聴取率が取れまして。普通数字が高いとみんな喜ぶじゃないですか、TBSの人も喜んでくれたんだけど…何かね、いっぱい人が聞いてるとブルっちゃうんだよね。「聞かないで!」っていう感じになるんだよね。

「で高聴取率を取った記念に、製作部長が上寿司を差し入れてくれたんですよ。だけど、俺達にとっての上寿司ってのは、小僧寿司のパーティーパックみたいなヤツ…つまり量ですよ!いい寿司ってのは数が多いって事じゃないですか。」

「それに最初から人数分で分けてあれば良いんだけど、高そうな漆塗りの入れ物に全部盛ってあるから何か手を出しづらくなってたし…俺は見てたよ、アルバイト見習の松上君がマグロ3つ食べましたからね!マグロは2段に渡って全部で10個ありましたから…いやいや僕ぐらいのタレントになると数えてるんです、でこれを6人で分けると1人1あまり4ですよ。これを3つ食ってるって事は“今回の取った数字の3分の1は自分の手柄”と思っているってことですよ!?」

「まあ部長も気を使って上寿司にするんだったら、大盛にしてくれたら良かったのにな!いつも食べてる凄い勢いで圧縮されたメシの入っている中華の弁当、これをひとり3つずつくれたら良かったのに…」

 


7/3 時間が変!

「伊集院光も大人ですから、大人として仕事を請け負った責任ってものがありますよ。にも関わらず先週の土曜日、ご存知TBS系の生放送情報バラエティー、王様のブランチの入り時間に大遅刻…ブランチは朝の9:30から4時間半ちょいあるんですけど、入り時間は皆が各自大人である事を信じて朝の8:45なんですよ…それを何ですか、朝の8:45に目を覚ますってどういう責任感なんですか?

「あのね、僕はいつもキティーちゃん目覚ましを使っているんですけど、これは時間になると♪テケテケテンテン〜『ハロー、わたしキティ!早く目を覚まして遊びましょ!』…ってそりゃあね、毎日仕事でギュウギュウのスケジュールの中で、こんなこと言われたら蹴っ飛ばしたり投げ付けたりしますわな!それでもあいつは笑いを保ちながら『私は大丈夫』みたいなキャラを演じ続けてたというのに…一番ダメージの大きなところで黙ってんですよアイツは!

「もうかみさんもパニックですよ、それでも負けを見とめたくないから『あなた!時間が変!』って涙ぐんでたんですけど…いや時間じゃねーだろ変なのは。

一応開始直前に滑り込みセーフ。

 


6/26 危機一発!

「自分がね、『歳をとったな』と思う事に関してなんですけど…例えば選挙権を貰って投票に行く、っていうのはそうでも無いんですよ。俺は割と若い頃からちゃんと行ってたんで…けどね、テレビの選挙速報を見て楽しめるのってのは物凄くおっさんになった気がするね。いい事なんだろうけどチョイと寂しい…気がついたらチョビ髭生えてたみたいな事ですよ!

「で、丁度かみさんが選挙速報を楽しめるかどうかって言う微妙な所にいるみたいなんだけど、それでも自分なりに楽しもうっていう工夫をしてて面白かったよ。うちのかみさんは民主党の党首、鳩山由紀夫さんを“兄ポッポ”、弟の鳩山邦夫さんを“おとポッポ”って呼んでいるんですよ…ポッポは鳩山の鳩から取ったらしいんですけどね!」

「で、俺が選挙速報中にちょっと気を抜いてたら、かみさんが2階からいきなり言うんですよ。
  
『あなた!兄ポッポが危機一発よ!』
  『え?兄ポッポって何?』
  
『ポッポ山さん!ポッポ山さん』
かみさんに何それ!?…って聞いたら俺が何年か前にそう教えたって言うんだよね。

 


6/19 デビュー!?

伊集院光プロデュース『水死体』CDデビュー記念スペシャル。一連の企画の進行状況と背景を知ってもらうため、今回は少々長くなります。

「ということで6月18日の日曜日、我らが番組より結成された音楽ユニット水死体がデビューしました。ちなみにOPの音声は国立市のパールセンターにあるお惣菜&和菓子の伊勢屋です、オヤジがいい人&水羊羹がバカウマでお馴染みのね。ここのオヤジは良く判ってますよ、凄いよ販売方法…タイムサービス!きんぴら半額うずら豆半額となっている所に、うまく水死体のCDも5枚ほど混ぜておこうと。ま…そういうことで1枚も売れませんでした。ええもういいですよ、伊集院グループからは追放します!伊勢屋の伊は伊集院の伊なんで取り上げます、これからは勢屋にして下さい!」

「で今日は史上初、泥臭い話をする番組としてお送りします…このCDを作るためにかかった原価なんですけど、生CDとジャケットにCDラベル、ガンガン無くなるカラープリンターのインクですでに3万5千円。これにメンバーに支給してきた交通費2万5千円を合わせると…6万円ぐらい出ていってるんですよ。」

「でなまじ1枚5百円に設定したもんだから…元を取るためには何枚売ればいいわけ?あ、そうそう…大体そうなんですよ、CD70枚全部売れても元が取れ無いんですよこれ!これは儲け企画なんですよ?あさげゆうげもうげですよ!お湯を入れるだけで儲かるっていう企画なのに…どこではぐれたのオーフレンズですよ、今僕が考えた言葉なんですけれども。

この日はさらにこんなことも…大丈夫か伊集院!?

 


6/12 デビュー直前

伊集院光プロデュース『水死体』CDデビュー直前スペシャル。

「元々僕はリスナーの夢を叶えてあげるために、この企画を始めたんですよ。お金とかの話は別、無しじゃなくて。お金の話はまた後日弁護士をたてて…だからみんな『伊集院がまた儲けようとしている』とか言うのはやめて欲しいね。」

「昔ね、矢追淳一さんがテンパった時に、『僕はね、UFOなんて別にどうでもいいんだ。子供達に空を見て欲しかった』っていう話を急に始めた事があったけれども、今そんな心境かな、切羽詰ってきちゃって。以外に出て行くゼニが多いよこれ!もうメンバーの電車賃をはじめに何から何まで…大変なことになっておりますよ。」

「でもこのプロデュース企画にギブアップ宣言をした訳じゃないですよ。皆さんは理解出来ないかもしれませんが、僕の中では経済革命クラブはまだまだ正しいと思って主張してますからね!…まあ判決は出ましたけれども。

 


6/5 新作水着

「伊集院光、チューブ練り梅を水着状に塗ったギャル!」

「…スタッフの中でもとりわけ構成の渡辺がね、番組の新タイトルにケチを付けてきますよ。いつまでも春のイメージを引きずっている番組では聞いて貰えないんですよ、都会の女は移り気だから。まあ理由なんかどうでもいいんですよ、頭にチューブって付いてれば夏の感じが出ますし、水着やギャルで季節を先取りしているんだから…」

「いや確かにチューブ練り梅ですよ。バンドの方のTUBEも元々TUBE練り梅だったのが、2つに分かれてTUBEと練り梅になって、練り梅の方は列車事故で全部死んだよ!ったくわかんない奴だな、いいじゃんかよ!」

「今時の水着はファッション性ばかり追求して、波にもまれたら取れちゃうような物なのに女は平気で着るわけだから、練り梅を水着状に塗ってるのと変わらないわけですよ。しかもこれならハイレグが着たければ削ぎ落とせば良いし、『アタシちょっと大胆すぎた』と思ったらヘソの回りに5チューブくらい足せばワンピースにもなりますよ!…実用新案なんでパクらないで下さいね。

 


5/29 呼び名

「カミさんが飼うことにした犬の、ボク独自の呼び名を募集した所色々来ましたね。カミさんは接する機会が多いから自分の方になつくとか言ってますけど、僕はカムイ外伝で白土三平先生に教わった、犬まんじゅうっていうミミズを壷に入れて干した『猫にマタタビ犬に犬まんじゅう』ってやつを、独自の名前を呼びながら毎日与えますからね!もう座りションベンしながらよだれをダラダラですよ!」 

「で募集した呼び名なんですけど…こういうのはキャッツ&ペイーロさん上手ですね、名誉会長という名前を。ボクはその犬を『名誉会長!名誉会長!』と呼びながら連れて歩くわけですね。あと元王子様ってのも好きなんですけども。周りで見ている人達が「魔法でねぇ…」みたいな感じで哀れんでくれますし。」

「やっぱり呼んでて周りが『え?』と思うようなやつが良いですね。爆弾本舗さんから明日死ぬ犬糞木正成さんから坂上みきっていう…犬の名前としては大変変わってますけどね、声は良くなると思いますよ!

 


5/22 ヘリクツゴースト

「今週のタイトルは『伊集院光 モザイクで手錠を隠すマナー』なんですけど、逮捕時にモザイクで手錠を隠すようになったのは何時から?でもさ、皆が『あそこに手錠がある』って分かっているのにわざわざ隠す必要ってあるの?あそこに例えば小ヘビが巻き付いているとか、おばあちゃんの毛糸玉作りを手伝う為に手首の所を毛糸でグルグル撒きにしている…とは思わないじゃないですか。」

ってことはモザイクをタマキンの形にしても良いって事ですよね!?自分でも確かに強引だと思うけどそういう事じゃないですか、手錠のある手首だけ隠して手の平とかは見えてるわけだし。ボンヤリとタマキンの形にモザイクをかければ…モザイクが小さくて得した感じになるAVくらいの。」

「まあ最近自販機物でたまにありますけどね、『オイオイ、それじゃヒントでピントでもすぐ判っちゃって4点ぐらいしか貰えないよ』ぐらいのものは。」

 


5/15 ハッピーウェディング!

「憎いよつんく!この後一曲目がモーニング娘。の新曲“ハッピーサマーウェディング”なんですけど、もう目の付け所が銭だね!番組でプロデュースコーナーやるんで参考にASAYANを見てたんですけど、この曲って今まで結婚式で新婦のお友達のOL達が歌っていた“てんとうむしのサンバ”利権を根こそぎ奪って『黄金色のモチじゃ!モチじゃ!』って…俺は何で音楽業界を泥臭い話でしか語れないのかが良く分からないんですけど。」

「いや違う違う、全国の幸せな瞬間に自分の歌が流れる喜びか?しかし…如何にも『サッ子は職場のアイドルで、私達に振りまいてた明るさを…明るさがタカ君だけの物になるなんて少し羨ましいですけれども』ってなんかもういい話じゃないですか。そりゃあね、車庫から俺の特別仕様の8tバキュームコンボイが出てくる映像が克明に頭に浮かんできますよ!」

「OL時代の友達が3、4人配置に分かれて、ホテルマンがそれぞれのマイクの高さを調節し、カラオケの最初の何章節かが流れ始めますわな。その瞬間、俺の車庫でスポットライトが点灯し重厚なエンジン音が響き渡り!自動車庫のシャッターが途中まで開きかけた所でバキュームコンボイがシャッターを突き破って出てきますよ!物凄いスピードでフォーミュラ用のタイヤが唸りを上げながら火花を飛ばし、角のゴミ収集場のポリバケツをふっ飛ばしながらめざすは結婚式場!」

「やっと歌い出す段階で既にホテルの入り口ですよ!『そのスピードで駐車場は無理です!』と言いながら警備員のおじさん達が蜘蛛の子を散らすように果てたところで、サイドブレーキをガツーンと後輪ロック!扇を描くように車体が回転しながら1階大宴会場に横付け!『ハッピーウェディング!ハッピーウェディングでございます!』と逆墳ボタンをボチィ!あまりの急制動に頭がフロントガラスを突き破り、額を血で染めながらも『結婚おめでとう!』

「見えるラジオ。本当に。これが見えるラジオ。」

 


5/8 巨大イカを追え!

「ついに決めた、スカイパーフェクTV入るわ…そんなこと家で言えって感じですけれども。今まではキリ無く野球を見る恐れがあったうえに中居君効果で加入を見送ってきましたが、どうもディスカバリーチャンネルが面白いらしいんですよ。」

「これは海外の良質ドキュメンタリーを揃えましたって感じのチャンネルなんだけど、そのなかの巨大生物捜索ものが凄いって言うんですよ。日本で言えばかわぐちひろし探検隊みたいな感じかな、でも向こうはプログラムが全世界に売れるってことで、ドキュメンタリーに無茶苦茶金かけますから、かわぐちひろしのような『お察し下さい』テイストでは無いみたいなんですよ。」

「8メートル300キロのタコを『タコの全て』っていう番組で発見するようなチャンネルだぜ?で、6月あたりにオンエアされるのが『55メートルの大王イカ』…55メートルって!イカだよ!?どんだけ酢がいるんだよって話ですよ!別に酢付けにしなくてもいいんですけど…っていうか、もう55メートルのイカっていう話になったらもうそれは怪獣じゃないですか、どんな菜箸に刺して縁日で焼けって話ですよ!これをぽっぽ焼きで出そうとしたら浅草寺の境内がヤツで一杯になりますよ!?」

パーフェクTV話はもうしばらく続きます。


5/1 赤子伊集院

「今週はね、32の御老体にはチョイとこたえるくらい夜遊びが続きましたね。しつこいようですがボクはGWに入っても実況パワフルプロ野球2000をやってまして、かみさんの『温泉連れていけ』発言に『温泉に行っている暇があったら日本ハムファイターズの選手を一人作れる』と返すくらい頑張っているんですよ。」

「…今まではこんな風にずっとゲームをやっているのが恥ずかしかったんですけど、先週の火曜日に親愛なるみうらじゅんさん、山田五郎さん、伊集院光っていう…もうゴールデンは無い、26時以降の組み合わせの3人で飲みに行った時に、みうらじゅんさんから『32歳っていうから恥ずかしいんだ、32歳児とか生後32年という言い方ならば何の問題も無いというありがたいお話を聞きましてね。」

「ええもう生後390ヶ月の赤ん坊ですから!まだチ〇毛もそんなに生えてないですよ、カビみたいなまつげみたいなやつが袋エッジにピピピっと生えているだけでドリフみたいには全然なってないんで…みんなも便利だから使ってみて下さい!」

 


オープニングトーク集へ戻る

伊集院光深夜の馬鹿力TOPへ戻る

TOPページに戻る