OMのアドバイスを聞きながら、長短点メモリー、エレバグキー機能を追加し、打ちやすく、使いやすくした最新のプログラムは、本ページ中段の 「プログラムソース ダウンロード Ekeym5.asm及び回路図etc. 2014.05.14」よりダウンロードできます。
メモリー文は次の4通り。4つ目(STAMP_SWで送出)は、ラバースタンプQSO用です。
・CQ_CQ_CQ_DE_JK1XKP_JK1XKP_JK1XKP_K 送出
・DE_JK1XKP_ 送出
・TEST_DE_JK1XKP送出
・TNX_FER_UR_CALL_BT_UR_RST_RST_599_5NN_ES_
HR_QTH_QTH_YOKOHAMA_YOKOHAMA_ES_NAME_YUJI_YUJI_HW_?_KN
・自由に書き換え可能なoption文メモリー :48文字。
●構造

・70mmx45mmの蛇の目基板に余裕を持って組込めます。タクトSWは、基板上に取り付けたので、押しノブでケース外側まで延長する必要があります。

・延長ノブは、ハトメの穴に割り箸を接着剤でねじ込みます。背の高いへりのある山高帽子のような形状になります。(上の写真右側)
・ハトメは、DIY店や、文具店で入手できます。
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・PICを初めて使う方にもわかるようプログラムの作り方も解説を加えます。
●PICで遊ぶ環境
私の例を参考にして、道具・資料を揃えて下さい。
・パソコンIBM。windows95
・PICプログラマーキット(秋月で3年前の購入)
・PIC16F84取説書。秋月のキットに同封。
同時に買い求めます。
・電源15V300mA
・ パソコンとプログラマーの接続ケーブル
PICへの焼き付け手順
@パソコンの\Cドライブに Pic フォルダを作り、PICプログラマーキットに付属しているFDのファイルをまとめて移動します。
Aプログラムは、IBMのメモ帳で作成し、拡張子は *.asm とし、\C:\Pic に保存します。
Bパソコンの COM2 とプログラマーキット(当然ながらキットは製作して)を接続します。
Cパソコンを「スタート」−「プログラム」−「MS-DOSプロンプト」とします。
D「C:\WINDOWS>」と表示されるので、CD_\PIC と打ち込みフォルダを移動。「C:\PIC>」と表示。
Eアセンブルは、 PA_Ekey2 と打ち込みます。エラーがあればエラー表示されますので、デバッグします。
Fシミュレーションは、 PS_Ekey2。パソコン上でプログラムを走らすことができます。
GPICへの焼き付けは、PICW_-COM2 を起動した後、画面表示に従って書込みプログラムEkey2.hexを選びます。
HPIC16F84を差込み、「書込み」を押すと、10−20秒で焼き付けが完了します。
H 「MS-DOSプロンプト」からwindows へ戻るのは、C:\PIC>exit と打ち込みます。
・注) _ は、スペースキーのスペースです。
●回路図

・RB1,RB2には割り込み機能がないため、ダイオード 1S1588 でRB.0 をwake-upさせてます。
・メモリー機能、サイドトーン機能が不要ならば、全てのタクトSW,BZを省略してかまいません。
・機能する最低電圧は、2.1V。 1.7Vでは動作しませんでした。消費電流は、1.5mA(Vdd=5V)、0.5mA(Vdd=2.1V)。
・キーを停止してから約10秒後に sleep modeになりますが、その時は約5μA。
キーを打つと即座に wake-up します。
・Ra.0端子のBZ信号は直流一定電圧なので、直流BZを選ぶ。
・自由に書き換え可能なoptionメモリー :48文字。RB.3のSWを押すと、「HR_HR_BT」と送出されますので、続けてキーパドルから本文を打ち込みます。 option 文の末尾は、「VE=トトトツト」の打ち込みか、48文字かいづれかを検知すると、短点を10個発信し、EEPROMにSAVEされたことを表示します。
● プログラムフローダイアグラム
プログラム全体のフローは
◇ダウンロード プログラムフローD2000文書

・左に ように「QT」と打つ場合を考えます。CWの短点の長さをmark*2 とすると、以下の規則があります。
・mark *2で短点1個
・mark*6で長点1個
・space*2で1スペース
・space*6で文字間スペース
・space*14で単語間スペース
・エレキーのmainフローダイアグラムを下に示します。下のフローをたどり、上の規則通りにmark ,space が送出されることを確認してください。△は、判断分岐点を示します。
・単語間スペースの「space*14」は、考慮していません。文字間スペースの「space*6」は、慣れるときれいに打てますが、無い方がよいかもしれません。各自このフローを変更して、長短のウェイト比を変えて個性にあったエレキーを作成してください。 フローダイアグラムとプログラムソース(Ekey1.asm)を見比べると、どこを直すか分かると思います。 プログラムを作る楽しさは、目新しい機能をもったICで電子回路を組む楽しみと類似するところがあります。
・・スピードは、markの最初に spchルーチンを呼び、CR時定数(0.001μFの充電電圧が0.6V以下に下がる時間を計測しています。要する時間は、約0.05msec〜0.4msecです。