(K8) LCD 8x2 表示器 

UP dated 2012.12.23/ R1;2015.11.17

●GmVLCD=LCD 8文字x2行 LCD表示器

マイコンチップPIC16F767でLCD 8x2(最大11桁数字+区切りドット)を表示します。周波数カウンターの検出部(PIC16F84A, PIC12F629)と組み合わせて、その表示部として使います。

周波数カウンターの表示用として 7セグメントLEDを使った ◇F PIC16F819 LED 9Digits表示器 がありますが、LCD表示とした小型版が これになります。 見やすさでは、大きな文字の 7セグメントLED式ですが、小さく組み立てるには、このLCDに軍配が上がります。

外部検出部からシリアル信号で送られた11桁数字および Dot位置情報(計56bit)を受け取り 表示は、DIP SWの切り替えにより、例えば、「56 789 012 345」の11桁を受信したときには、左図のような表示となります。

左図の表示[DIP SW OFF]は、自作Rigの受信周波数用として、100Hz以上を表示します。MはMHzの桁を示す。 
DIP-SWの切り替え機能は、回路図の表を参照ください。

・左写真は、外部からの信号がないときの、電源投入直後の表示状態です(DIP SW OFF)。この数字が表示されれば、表示器単体は、回路・プログラムが正常に動作していることを示します。
・右写真は、LCD本体を ソケットから外したところです。

基板サイズ 33mmx30mm。
LCD 8文字x2行 LCD表示器は、表示窓枠寸法は、幅40mmx縦24mmx 厚さ約10mm です。

・LCD表示器 PIC16F676プログラム済みのものをご入用の方は、以下ページをご覧ください。
◇PICの頒布 GmVLCD=LCD 8文字x2行 LCD表示器基板付

●回路

・ PIC16F676でシリアル信号を受信し、LCDに表示します。回路図では、RA3=27kΩでGND接地ですが、これをB+に接続(即ちRA3=H)すると LCD 16文字x2行 (SC1602等)の 1行目16文字に展開されます。
10kΩVRにより、LCDのコントラスト電圧Voを調整します。 0V(GND)のときが、最も濃く、通常は全てのDotが黒くなり、文字は読み取れません。電圧Voが高くなるに従って、Dotはうすくなり、2V以上では、画面は真っ白で何も表示されません。
 適正なVo電圧は、回路図中に記載しているように、LCDの種類により異なります。 RT802A(Back Lightなし)の場合は、適正電圧の調整幅が小さくなっています。

● 周波数カウンター 数値表示器 使用例


15.312.270を表示(15.3MHz)

 周波数カウンターのように1Hz以上全てを表示するときは、
DIP [SW1=On & SW2=On]
または [SW1=Off & SW2=On]とします。

● 受信機周波数表示器 使用例


バラックですが、◇カウンター検出部PIC12F629を 7MHz CW Radio の局発部に組み込み、3線シリアル信号をLCD表示器に接続した。

7M013.5を表示(7013.5kHzを受信中)

DIP [SW1=Off & SW2=Off]



プログラムを mVLCD1.hexとして回路図右側のように、2SK192A-Y経由AGC電圧をPin11(RA2)に供給すると、LCD上段の8文字は、S meter表示となります。(7MHz CW Radio表示用)

7M017,8を表示(7017.8kHzを受信中。■が左から5個並ぶのが、略S9の信号強度)

DIP [SW1=Off & SW2=Off]

● 他のLCD型番 での表示例

ピン配置、LCD初期化は、共通なので 他の型式LCDでも動作します。
 Pin1(Vss=GND), Pin2(Vcc=B+5V)は、LCDにより逆の場合がありますので、接続の際は、注意してください。間違えるとLCDは、破損します。

ACM0802(8x2 左写真[DIP SW OFF]) および SC1602(16x2 右写真[DIP SW1=ON SW2=ON]) の表示

● プログラムソース

プログラムソースは、マウス右クリックで「対象をファイルに保存」を選んで、ダウンロード。
・mVL676LCD1.hexは、PIC16F676用。 LCD1列目8文字に S meter表示機能を追加してファイル名;mVL676LCD1とした。
 ◇ダウンロード mv676LCD1.hex


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