ひなまつり会場の地図を拡大して見ていただくと分かりますが、郊外にメインの会場があります。先ずは神城文化の森「福助館」へ向かいました。私個人的にはパンフレットで天守閣の建物を見て良いイメージは持っていませんでした。成金趣味の同様な建築物を見てきたからです。ところが今回は全くイメージを払拭され大変感激しました。この施設は人吉・球磨の伝統や文化を紹介する様々な展示館があるのですが残念ながら年中全てを見れるようにはなっていません。今回の目的がひな人形を見ることでしたが「福助館」の豪華絢爛なひな人形や歴史的価値の高いひな飾りは堪能できました。天守閣を模した館の1Fから4Fまでズラリと並んだおひな様が優雅な世界へと導いてくれました。ひな人形の展示が終わると休館中であった他の館がオープンするようになっています。民芸館・建具館・家具館・古布館・人形館・つぼ蔵・ガラス館・美術館・昭和村ポスター館などです。常時焼酎館やなつかしの市場館・古民具館などあります。時期をずらして何度か訪れるしかありませんが個人的には遠方から訪れる観光客のことを考えれば全部を一度に見れると良いのですが・・・関係者の皆様にお願いいたします。次に訪ねたのは「人吉クラフトパーク石野公園」です。施設の中は大半がいろいろな工芸の体験をできる工房があり子供達の学習を含め、地域の人々が伝統ある技術や文化を継承していく方向付けを感じました。地方にして素晴らしい取り組みです。残念ながら写真はありませんが、その中の一箇所で素晴らしい展示に出会いました!一年間の常設展示に滑り込みセーフで鑑賞できました。郷土玩具蒐集家の秋吉元氏の日本全国から集め続けたコレクションの一部(2,000点驚き!)をじっくり鑑賞しました。感激、感激!最後に専徳寺を訪ねました。ご住職が娘さんのために40数年かけて集めた1,200体の人形です。まさに人形寺・・・ご住職はパッチワークもプロ並みでクロワッサンなどで入賞しています、奥の部屋で鑑賞しました。あとで説明する人吉水産の方の説明ではこちらのご住職が始めたひな人形のコレクションが人吉・球磨のひなめぐりの発祥だということです。さすがに温泉でゆったり気分になりたく旅館へと向かいました。翌日は中心部の九日町・五日町・鍛冶屋町と人吉城跡・青井阿蘇神社を訪ねて大分へ帰りました。途中八代ICで降りお城の傍の「松浜軒」で由緒ある松井文庫のおひな様や貴重な展示物・庭園を鑑賞し無事に大分へ戻りました。やれやれ・・・。
福助館を望む
ひなめぐり会場マップです
クリックで拡大
クリックで拡大
福助館の天守閣を模した建物です、最上階からは人吉の景観が眺められます
クリックで拡大
神城の由来の説明です、藤田さん個人のコレクションです
クリックで拡大
福助館の展示おひな様のひとつです、館内はおひな様だらけ・・・鑑賞するのに夢中で写真を撮る余裕がありませんでした!写真が少なくて申し訳ありません!
クリックで拡大
クリックで拡大
人吉水産さんありがとう!鍛冶屋町のウンスンカルタ、地元の高校生の作品です
ウンスンカルタの説明です、人吉・八百余年の相良藩の歴史が残っています
このような心温かい案内板を設置している観光地があるでしょうか?
クリックで拡大