キッチンこぼれ話(番外編2)


[ ホーム ] [ 上へ ] [ 近隣問題への配慮(番外編1) ] [ キッチンこぼれ話(番外編2) ] [ ALCの真実!?(番外編3) ]

 

 おうちを建てるにあたって、メグママが一番こだわったのはキッチンでしたが、これには理由があります。

 メグママが、最初に新婚生活を過ごしたのは、築30年以上のぼろぼろの社宅でしたが、キッチンには南向きの掃き出し窓があり,とても明るいのが気にいっていました。

 ゆうくんパパの転勤の都合で、3ヶ月ほどでその社宅から兵庫県相生市の賃貸マンションに引っ越しました。このマンションは、まだ新しく、しかも3階の角部屋でした。キッチンも窓に向かって炊事ができる形になっており、明るく、とても気持ちが良かったのです。

 その後、再び転勤で茨城の社宅(現在の住まいです)に戻ってきたのですが、今度の社宅は南側に増築をしている関係でキッチンには窓が無く、とても暗いのです。明るいキッチンが大好きなメグママには、不満だらけのキッチンです。だからこそ、新しいおうちのキッチンには夢を見てしまうのです。

 メグママは、おうちの本格検討をはじめる前から、キッチンの写真集などを色々集めて、理想のキッチンを夢見ていました。その中で思い描いたのは、「U型で人工大理石仕上げの明るいキッチン」でした。

 しかし、実際にハウスメーカーさんと具体的な打合せをはじめて、ぶつかったのが金額の壁でした。一言でキッチンといっても、その形や面材のグレードによって、金額は大きく変わってしまい、欲張れば、300万台、400万台などというものも少なくないのです。そして、ハウスメーカーの標準品として用意されているのは、ほとんどI型キッチンで、U型やL型は特注品となってしまいかなり割高になってしまうのです。(T_T)(要するに、ハウスメーカーを経由して割安なオリジナル品を使うことはできないのです。。。)

  「どうせ特注になってしまうなら、気に入ったメーカーのものが良い。」と、メグママのホームページあさり、カタログ集め、そして近所のショールーム巡りがはじまりました。訪問したショールームは、サンウェーブ、ナス、タカラ、松下電工、そしてクリナップでした。ショールーム巡りは、各メーカーさんとも色々特色があってなかなか楽しいものでした。各メーカーの印象を簡単にまとめると、

  • サンウェーブ:キッチン周りの小物などに工夫があり、とても実用的というイメージがあります。
  • ナス:ステンレスにこだわり、収納の内部仕上げまでステンレス張りにするなど、独自の特色を大事にしているようです。
  • タカラ:ホーローの耐熱性、耐久性、マグネットがつくこと等の特色を前面に出し、やはりホーロー仕上げという特色を大事にしているようです。
  • 松下電工:電気設備の充実と全体的な高級感を感じました。高そうなキッチンだな〜と思って値段を見てみたら300万を軽く超えていて、やっぱり高かったのが印象に残っています。
  • クリナップ:素敵な色の面材が多く、ある程度の高級感があり、かつ、実用的な工夫も多い、という全体的にバランスのとれたキッチンという印象です。

といった感じになります。そして、メグママは特にクリンレディ(クリナップ)のルナシアグレイッシュピンクという色を気に入ってしまい、これが2階用キッチンの第一希望となったのでした。

 実は、このショールーム巡りの中で、ひとつの意外な出会いがあったのでした。それは、クリナップのショールームでのことです。色々なキッチンを見せてもらいながら、他のお客さんに説明をしている女性を見て、メグママは思いました。

「あっ!この人どこかで見たことある??」

そう、その女性はメグママの学生時代のクラスメイトのYKさんだったのです。その後、旭化成経由でクリナップさんにキッチンをお願いした際、偶然にもこのYKさんが我が家のプラン担当となりました。世の中って広いようでせまいものですねぇ。。。そして、取りあえず希望のU型キッチンのプランと見積りを作成していただいたのです。

 YKさんに作成していただいたプランの標準見積り(定価の見積りです)を見ると、やはり200万を大幅に超える金額となっており、旭化成のYさんも、「業者間取引で旭化成にはもう少し安く入るが、旭化成の管理費も必要なので、結局はこのくらいの金額になってしまうと思う。」とのことでした。

 しかし、最終的に旭化成さんから提示された見積りは200万強と、かなり安くなっていました。Yさんも、「ここまで安くなるとは予想していませんでした。ちゃんと旭化成の管理費も含まれているんですよ。」とおっしゃっていました。う〜ん、百戦錬磨のYさんでも予想できないとは、、、こういう設備の金額っていうのは、ちゃんと見積りを出してもらわないとわからないものなのですねぇ〜。みなさんも無理と思っても一応正式な見積りを出してもらうことをお勧めします。なにしろ、だめもとですから。

 ただし、こういう場合、標準外の設備を入れる手間を惜しんで高い見積りを出したり、正式に見積もってくれない営業さんもメーカーによっては存在するようです。こういう営業さんやメーカーさんに大事な新築を任せるのは、まぁ、止めておいた方が良いのでは、、、と思います。多分、一事が万事ですから、契約後はもっと対応が悪くなると思いますよ。。。

 旭化成さんとクリナップさんのおかげで、金額に少し余裕がでたので、さらに少し追加をして最終プランを決定しました。主な仕様は、

  • 食器棚まで含めて、ルナシアグレイッシュピンクで統一した面材。
  • 人工大理石(サンドホワイト)製のU型特注ワークトップ。
  • 照明付水切り棚、小物入れ、レシピスタンドの機能を備えたシステムオープンラック。
  • システムオープンラックのサイズに合わせて特注したキッチン窓。(サッシをジョキジョキ切ってサイズを調整してもらいます。この窓のおかげで明るいキッチンになる、、、予定です。)
  • 様々な工夫がされた特許出願中のシステムマルチシンク
  • 引き出すことが可能なシャワー水栓とビルトイン浄水器用の浄水器専用水栓。
  • 業界初の足元収納、フロアコンテナ
  • ヘーベルハウス純正の対面カウンタ(幅広笠木付き)。
  • 油汚れが落としやすくすっきりとしたデザインのアイエリアレンジフード
  • ごとくの出っ張りが少ないコンロに、裏返す手間の要らないグリルを備えた両面焼グリル付スムースコンロ。
  • 目の高さまで引き降ろせる最近はやりのムーブダウン吊戸棚。(流行なので一箇所だけ入れてみました。)
  • キャビネット内蔵の米びつとダストボックスワゴン。

 といったところです。今はやりの食器洗い乾燥機は予算の関係であきらめました。ただ、夕飯の食器洗い当番のゆうくんパパが別置きの食器洗い乾燥機を後で買おうと画策しているようです!?

最後に、キッチン選びを通じて検討した我が家なりの教訓を書いておきまぁ〜す。 

☆キッチン選びの教訓

  1. キッチンにお金をかければきりがないので、まず、予算を決めること。
  2. 本当に気に入ったものを探すには手間を惜しまないこと。
  3. 金額的に無理と思っても取りあえず正式見積りを依頼してみること。
  4. 何を重視するかを決めておくこと。(機能も外観もでは、お金がいくらあっても足りないでしょう?)
  5. コストパフォーマンスを追及するならハウスメーカーのオリジナル品がおすすめ。
  6. 自分なりの使い勝手を考えて選ぶこと。(我が家ではシンクの右側にコンロがくることにこだわりました。この位置関係になれているのでそれ以外では使いにくいのです。)