推薦の言葉
「よみがえれ緑川、有明海、そして、ふるさとの山々」事業 推薦の言葉
熊本県教育長 田中力男
環境問題に対する社会の関心が一層高まる中で、学校・家庭・地域社会が一体となって、快適な環境を守り育て、次代に引き継ぐことのできる人づくりを行っていくことが求められています。
天明水の会におかれては、有明海の再生の為に、その源流の一つである緑川流域に生活する人々に呼びかけ、植林や清掃活動を続けてこられ、7年になると聞いております。
その結果、住民の環境に対する意識の高まりが見られ、山や河川をきれいにすることはもちろん、家庭排水や廃棄物の不法投棄等にも地域の方々の厳しい目と声が注がれるようになったことは大きな成果であります。
県教育委員会としましても、子供たちが身近な環境に関心と理解を深め、環境とのふれあいを通して、環境にやさしい心情を育むとともに、環境保全活動や環境問題の解決に意欲的にかかわろうとする態度や能力を育成することを目的として環境教育推進事業を実施しているところですが、前述した当会の活動は、まさにこの目的と一致するものであると考えます。
このたび、当会において実施される標記の事業は、具体的な植林活動や啓発活動を通して環境問題の解決を図るなど、教育的な価値が高く、本事業に参加することは児童生徒及び教職員にとって意義あるものと考えますので、各学校におかれましては、その趣旨をご理解のうえ、御協力方よろしくお願い致します。
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