上代¥1000の商品を例にとると・・・ |
製造会社
(職人)
(貿易会社)
|
|
職人は
\80(実質原価=アクリル板・金具代等)の物を
(外注に出している職人さんや品物によっては
\100〜\120位になる事もあります)
\180〜\200(平均:\190)でメーカーに納めます。
掛け率:18〜20%(平均:19%)
\190-\80=\110がもうけ分
職人の仕事
デザイン・サンプル制作・製造・受注・納品 |
|
納品
|
支払
|
|
メーカー
(一次問屋)
|
|
メーカーは職人から
\180〜\200で仕入れ(仕入原価)
\250〜\300(平均:\280)で問屋さんに納めます。
掛け率:25〜30%(平均:28%)
\280-\190=\90がもうけ分
メーカーの仕事
<職人に対して>
サンプル制作の依頼・発注
<問屋さんに対して>
サンプルを見せる(展示会等)・受注・値札付け・納品 |
|
納品
|
支払
|
|
問屋
(二次問屋)
|
|
問屋さんはメーカーから
\250〜\300で仕入れ(仕入原価)
\400〜\500(平均:\450)で販売店に納めます。
掛け率:40〜50%(平均:45%)
\450-\280=\170がもうけ分
問屋さんの仕事
<メーカーに対して>
サンプル制作の依頼・発注
<販売店に対して>
サンプルを見せる(展示会等)・受注・値札付け・納品 |
|
納品
|
支払
|
|
販売店
(デパート)
(小売店)
|
|
販売店は問屋さんから
\400〜\500で仕入れ(仕入原価)
\1000でお客さんに売ります。
掛け率:40〜50%(平均:45%)
\1000-\450=\550がもうけ分
販売店の仕事
<問屋さんに対して>
発注・仕入(小さな店舗などは前売り問屋さんから仕入)
<消費者に対して>
接客・販売 |
|
納品
|
支払
|
|
消費者
(お客さん)
|
|
そしてお客さんが
気に入った商品を買ってくださいます。
掛け率:100%
|
|
以上がそれぞれの役割と一般的な掛け率です。
この掛け率は私共が属しているところの、いわゆる"ヘアーアクセサリー業界"の事です。
ブランド品の一部やショップメーカーなどは、この限りではありません。
そして最近は、問屋さんがオリジナル商品を求める為、メーカーの1商品あたりの発注数が、問屋さんとほぼ同じになりつつあります。
それにますます掛け率も低くなり、メーカーを飛び越えて、問屋さんと直接取引きをしたり、
量販店と直接取引きをしたりする所もぼちぼち出てきています。
流通の体系も変わりつつあるのかも知れませんね。
|