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樹脂製のヘアーバレッタができるまでの工程を簡単に紹介します。
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抜きがたを使って形を抜く |
彫刻機を使って形を抜く |
曲げる |
100℃以上の温度に樹脂を暖め、柔らかくしてから、抜き型でプレスして外形を抜きます。 この方法は、比較的簡単な形を数多く作のに適しています。 |
まず溝を掘った原盤(現品の約2倍の大きさで)というものを作ります。 原盤の溝にガイド棒を沿わしていくと、パンタグラフでつながった切削バイトがもう一方に置いた樹脂を抜いていきます。 複雑な形や、彫りなどを必要とするものに適しています。
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バレッタの金具のアールに合わせる為に
120℃前後の温度で樹脂を暖め、曲げます。
絵ではヤットコの様な物に挟んでいますが、私の場合ほとんど手で曲げるので、親指が万年タコ状態。 |
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バレル研磨 |
バフ磨き |
仕上げ |
バレル(通称ガラ)に品物を入れて回します。通常、荒磨きとツヤだしの2回。
バレルには他に、竹のチップとワックスを入れて回す乾式バレルや、 振動式・遠心バレル・渦流などがあり、回転式は、 もっとも原始的な方法。 |
バレル研磨だけでは、きれいな艶が出ないので、 バフにコンパウンドを付け、手磨きをします。 複数のパーツを絡み合わせたデザインの場合などは、 バラバラの状態でバフをかけ、組み合わせてから再度仕上げのバフをかけます。 コンパウンドにはいろいろありますが、 みな一長一短。べっ甲細工などに使われてきた昔ながらの優れたコンパウンドを 作る人は、どんどんいなくなってます。みな本当によい物だったので、とても残念です。 |
ハンダごてでバレッタの金具を付けます。金具の両脇のくさび状の穴に こてを押し付け、ジュッ!と焼き込みます。 物によってはこの後、パーツを貼ったり、石入れをしたり、どこかのブランドの プレートを付けたりします。 これでやっと完成!(結局ほとんど手作業)
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Copyright-1998Ogahara |