ドクターちゃびんの活動 講演2007年〜2009年

[いのち=いま生きているということ] 福山市立幸千中学校「命」の学習 2009年11月25日(水)(福山市立幸千中学校)(福山)
[地域に根ざした医療の姿〜前を向いて歩き続けて〜]
 第56回2009年度広島県社会福祉夏季大学 2009年7月15日(広島市南区民文化センターホール)(広島)
[今を生きる〜支えあい、分かち合い、共に歩む〜] びんご・生と死を考える会(月例講演会)2009年4月25日(土)(すこやかセンター)(福山)
[今を生きる 〜ささえあう おたがいさまの人生〜] 円ブリオ福山 いのちワクワク講座 2009年2月21日(イコールふくやま )(福山)
[今を生きる〜分かち合い、支えあい、ともに歩む〜] 朝日会(沖野上朝日町内会老人会) 2008年12月7日(日) 於:嘉会庵(福山)
[今を生きる〜びんご・生と死を考える会の活動を通して〜] 2008年度 道上学区講演会 2008年12月5日(金)(道上公民館)(福山)
[老人施設でのターミナルケア〜いのちに寄り添う〜] きのこ老人保健施設・職員研修会 2008年11月19日(水)(きのこ認知症介護研修センター)(笠岡)
[生きがい療法〜支え合い、分かち合い、共に歩む〜] 市民のためのがん入門講座 2007年7月28日(ふれあいステーションただのうみ)(忠海)

→見出しページへ


福山市立幸千中学校 「命」の学習
『いのち=いま生きているということ』
全校生徒530人 2009年11月25日(水) 於:福山市立幸千中学校

(1)はじめに
生と死は紙一重
ちょう外科医院前の路で倒れて心肺停止となりCPRとAEDで助かったひと
朝起きたら息をしていなかったご老人
年令と活力:死の衝撃の大きさ(グラフ)

(2)いま生きているということ
(5〜6人のグループになって聴診器を1本ずつ渡す)
1. 互いの目を見る:眼球が動く、瞳孔も動く
2. 互いの呼吸を確認する:聞いて、見て、感じる
3. 心臓の動きを確認する:脈を触れる、聴診器で心音を聴く

(3)2.5人称の視点
第一人称の生と死、第二人称の生と死、第三人称の生と死

(4)弱者を基準とした考え方
思いやり:もし自分だったら
みんなで支えあうのが社会
(マルセ太郎さんからの手紙)

(5)見えないけれど大切なもの
時間、いのち
(金子みすず「星とたんぽぽ」)

→見出しページへ


第56回2009年度 広島県社会福祉夏季大学
地域を動かす力になろう!〜思いやり、支え合い、分かち合い〜

講義3 『地域に根ざした医療の姿〜前を向いて歩き続けて〜』

2009年7月15日 於:広島市南区民文化センターホール

(1) はじめに
「びんご・生と死を考える会」
がん患者と死別体験者への援助、ホスピス運動、死への準備教育
ピア活動「支え合い、分かち合い、共に歩む」
生きがい療法王つの指針

(2) 弱い立場のひとを支える医療を目指して
「よらしむべし知らしむべからず」?
心臓外科医からがんの道案内人ヘ
ドクターちゃびんの「癌と医療なんでも相談室」
インフォームド・コンセントとセカンド・オピニオン

(3) 8月6日と私の運命
生き残った広島県立医学専門学校一期生
人間の力ではコントロールできない核
核の平和利用はあり得るか?

(4) 出会いは宝
マルセ太郎さんとの出会い
内藤いづみさんとの出会い
永六輔さんとの出会い

(5)「思いやりの医療を考える会」といのちのリレー
リレー・フォー・ライフin広島
ガン克服日米合同富士登山2000と山登りの会
四国遍路と日本人の死生観

(6) おわりに
暖かい社会をつくるために
人と人との絆を大切に!

→見出しページへ


びんご・生と死を考える会 月例講演会
今を生きる 〜支えあい 分かち合い 共に歩む〜
2009年4月25日 於:すこやかセンター

(1) はじめに
自己紹介:心臓外科医からがんの道案内人へ
ドクターちゃびんの「癌と医療なんでも相談室」
インフォームド・コンセントとセカンド・オピニオン
「よらしむべし 知らしむべからず」?

(2) 医療は危険なもの・病院は危険なところ
自分の健康・自分のいのちは自分で守りましょう
長期ビジョンのない政府の一夜漬け政策
「百年河清を待つ」?

(3) 「いのち」と「びんご・生と死を考える会」
がん患者と家族を支える「福山あすなろ会」として出発
生きがい療法五つの指針
死への準備教育、ホスピス運動、死別体験者への援助
「支え合い、分かち合い、共に歩む」

(4) ひとは幸福になるために生きる
マルセ太郎さんとの出会い
「勇気と想像力と僅かばかりのお金」
内藤いづみさんとの出会い
永六輔さんとの出会い

(5) いのちのリレー
リレー・フォー・ライフ in 広島
ガン克服日米合同富士登山2000
山登りと四国遍路
日本人の死生観

(6)おわりに
がんばらないけど あきらめない なげださない
「いいかげんがいい」
「しあわせの13粒」と「だいじょうぶ」
暖かい社会をつくるために

→見出しページへ


円ブリオ福山 いのちワクワク講座
今を生きる 〜ささえあう おたがいさまの人生〜
びんご・生と死を考える会会長 数野 博(かずの ひろし)
2009年2月21日 於:イコールふくやま

(1) はじめに
自己紹介
けったいな町医者の一日と「二・五人称の視点」
柳田邦男さんの提案「二・五人称の視点」

(2) 「いのち」と「びんご・生と死を考える会」
理不尽に失われるいのち
いのちのリレー
いのちとは生きている時間が持てるということ
遠藤順子さんとのご縁
がん患者と家族を支える「福山あすなろ会」として出発
生きがい療法五つの指針
死への準備教育、ホスピス運動、死別体験者への援助
「支え合い、分かち合い、共に歩む」
在宅ホスピスと傾聴ボランティア

(3) ドクターちゃびんの「癌と医療なんでも相談室」
心臓外科医からがんの道案内人へ
インターネットでのセカンド・オピニオン
遠藤順子さんに依頼された「心あたたかな医療110番」

(4) ひとは幸福になるために生きる
マルセ太郎さんとの出会い
「勇気と想像力と僅かばかりのお金」
永六輔さんとの出会い

(5) ガン克服日米合同富士登山2000
山登りと四国遍路
日本人の死生観

(6) おわりに
誰かの支えになろうとするひとこそ、一番支えを必要としている
支えあう、おたがいさまの人生

→見出しページへ


2008年度 道上学区 講演会
今を生きる〜びんご・生と死を考える会の活動を通して〜
びんご・生と死を考える会会長 数野 博(かずの ひろし)
2008年12月5日 於:道上公民館

(1) はじめに
歴史と文化の町・神辺
時代を先取りした郷土の先人・窪田次郎
中国のことわざ「三樹の教え」
けったいな町医者の一日と「二・五人称の視点」

(2) びんご・生と死を考える会
がん患者と家族を支える「福山あすなろ会」として出発
生きがい療法五つの指針
死への準備教育、ホスピス運動、死別体験者への援助
「支え合い、分かち合い、共に歩む」
在宅ホスピスと傾聴ボランティア

(3) ドクターちゃびんの「癌と医療なんでも相談室」
心臓外科医からがんの道案内人へ
インターネットでのセカンド・オピニオン
遠藤順子さんに依頼された「心あたたかな医療110番」
わらじ医者の教えと、

(4) 生きるために必要なもの
「勇気と想像力と僅かばかりのお金」
苦しみの中でも幸せは見つかる
人を支える三つの柱

(5) だれにも訪れる死
人は生きて来たように死んで行く
日本人の死生観
山登りと四国遍路

(6) おわりに
生きがいと生きる目標
過去の思い出と未来の希望
今を生きる

→見出しページへ


きのこ老人保健施設・職員研修会
老人施設でのターミナルケア〜いのちに寄り添う〜
2008年11月19日(水) 於:きのこ認知症介護研修センター

(1) はじめに
自己紹介と「びんご・生と死を考える会」の活動

(2) ひとりひとりの生と死
2.5人称の視点:一人称の死、二人称の死、三人称の死から2.5人称へ
ひとりの人間としての生:老人施設でのエデン運動(米国)、夢ツアー(福井県)
ある老婦人が遺した言葉:パット・ムーア著『私は3年間老人だった』より
苦しみと死の恐怖:人を支える三つの存在「時間存在」「関係存在」「自律存在」
さまざまな死
死とは:肉体的な死(生物としての活動の停止)、心理的な死、社会的な死、文化的な死
延命医療を拒否した人たち:老人ホームで、在宅で、医師として
「避けられる死」と「避けられない死」、「創られた死」と臓器移植
自死:「命の電話」「自死遺族ケア団体全国ネット」、人工妊娠中絶と「円ブリオ基金」
柳田邦男著「犠牲サクリファイス―わが息子・脳死の11日」「『犠牲サクリファイス』への手紙」

(3)すべての死は尊厳死であるべき
尊厳死:尊厳死とリビングウイル(日本尊厳死協会)
自発的(本人の意思による)消極的(死ぬに任せる)安楽死は尊厳死か
延命医療の中止はどこまで認められるか
安楽死:「高瀬舟」(森鴎外)、「海を飛ぶ夢」(2004年 スペイン・フランス)
「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年 アメリカ)

(4) 日本人の生と死
ひとの生き方を決めるもの:人生観、死生観、宗教観、家族観
日本人独特の宗教観と四季:無意識の死生観
願わくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月のころ(西行)
三樹の教え:ひとを育てる教育の重要性

(5) おわりに
ひとを支えるひとこそ、支えを必要としている
今を生きる:過去の想い出と未来への希望
「生きる」(谷川俊太郎)

→見出しページへ


広島・ホスピスケアを進める会竹原支部 2007年度 市民のためのがん入門講座
生きがい療法 〜支え合い、分かち合い、共に歩む〜
びんご・生と死を考える会会長 数野 博(かずの ひろし)
2007年7月28日(土曜日) 於:ふれあいステーションただのうみ

(1) はじめに
  「雨ニモマケズ」  自己紹介
(2) 日本のがん医療の現実
   がん難民:「納得、安心、満足」の医療が受けられない
   制度の不備、情報の不足、人手とお金をかけない
   国の取り組みの遅れ:アメリカに遅れること35年
   がん患者会の力 → がん対策基本法
(3) 『大病院はなぜか教えてくれない ガン医療のスキマ30の可能性』
   すばるクリニック院長・「笑いの健康学」推進医師:伊丹仁朗
   治療法はまだまだある、よくわかる治療法と医者の選び方
   「キセル型」ガン医療 → ソラリア療法(ガンの多角的基本療法)
(4) 「びんご・生と死を考える会」
   伊丹仁朗先生の「生きがい療法」を参考にして発足
   生きがい療法5つの指針
    1. 自分が自分の主治医のつもりで病気や困難に対処
    2. 今日一日の生きる目標に打ち込む
    3. 人のためになることを実行
    4. 不安・死の恐怖はそのままに、今できる最善を尽くす
    5. 死を自然現象として理解し、もしもの場合の建設的準備をする
   活動の柱
    1. ピア活動:がん患者と家族の会、死別体験者の会
    2. ホスピス運動の普及
    3. 死への準備教育
(5) 人は何のために生きるのか?:黒澤明監督『生きる』
   幸福とは:三木清著『人生論ノート』
   苦しみとは:小澤竹俊著『苦しみの中でも幸せは見つかる』
         小澤竹俊著『13歳からの「いのちの授業」
               ホスピス医が教えるどんな時でも「生きる支え」を見つけるヒント』
   患者中心の医療→インフォームド・コンセントとセカンド・オピニオン
   下田治美著『やっと名医をつかまえた 脳外科手術までの七十七日』 
       →『百万回の永訣 がん再発日記』
(6) 「がん患者の心支える」
   ガン克服日米合同富士登山2000から生まれた「さわやか山の会」
   インターネットのホームページOasis(オアシス)
    ドクターちゃびんの「癌と医療なんでも相談室」、医療に関する理念と哲学
   四国霊場88ヶ所巡礼:四国お遍路 人間復活の旅
   人生には「まさか」という坂がある
(7) おわりに
   「生きる」(谷川俊太郎)

→見出しページへ