●本格的周波数カウンター
・液晶表示器16文字*2列、高精度TCXO 12.8MHz(1ppm)、PIC16F84を使った100Hz〜2.5GHz本格的周波数カウンターです。
・信号入力電圧(0〜510mV)も同時に表示されるので、周波数を確認しながら被測定回路の同調調整が出来ます。
・IF周波数のオフセット機能付きで、自作トランシーバーの周波数表示も可能です。
・基板の大きさは、100mm x 43mm。

・使用する部品の一覧です。液晶表示器は、秋月で購入すると付属してくるコネクターで、ワンタッチ着脱可能な構造にしています。
・RF信号入力のBNCコネクターも基盤の直付けで、コネクタと基板が一体でパネルに固定出来ます。
仕様
入力ポート | 周波数(Hz) | プリアンプ | Gate time(sec) | 備考 |
RF | 100−30M | 2SK241+2SC1815 | 0.25、1.0、10 | RF、HF、VHF同一BNCポート |
HF | 1M−38M | TD7104P(÷1) | 0.25、1.0、10 | 同上 |
VHF | 10M−280M | TD7104P(÷8) | 0.25、1.0、8 | 同上 |
UHF | 30M−2.5G | MB506(÷64) | 0.32、1.0、6.4 | 単独BNCポート |
●プログラムソース及び基板
プログラムの考え方は、前の記事のLEDカウンターと同じですのでそれを参照下さい。
◇ダウンロード FCD5.asm & FCD5.hex 圧縮ファイル.zip
以前の FCD2.asmは秋月Pa.exe用コードであったものを MPLAB用に移植し FCD5 とした。
プリント基板パターンFCD.pcb は、PCBEソフト(CQ誌99年6月号、2000年6月号付録CD-ROM)を使っています。
◇"FCD.pcbe" 基板パターンのダウンロード自己解凍.EXE(110kB)
◇ 基板のBMPイメージはこちら(1100kB)
●ファンクション説明
・RB3=H(open)、RB5=H、RB0=Hで起動すると普通の周波数カウンターです。この状態で、SSBジェネレータのキャリア周波数(IF)を計測表示させ、RB7のタクトSWを1回押すと、「ADJ」と表示、もう1回押すとEEPROMにIFがSAVEされ、「OFF」と表示されます。
・その後電源を切り、RB5とRB0を希望のHetrodyneの組み合わせにすると、IF周波数分だけオフセットした周波数表示となります。
リグに組込んだ後、電源ON/Off時にEEPROMのIF数字が失われたらどうするか??
・リグの前面から、3つのタクトSWを押せる小さな穴を開けておきます。例えばIF=10,120kHzに合わせる場合を仮定します。
@RB7のSWを押すと通常の周波数カウンタになる。
ALo局発を動かして、「xxx,x20kHz」のように10kHz以下を合わせる。
BRB7のSWを押し、「AJD」と表示。
CRB4のSWを押すと−100kHz。
DRB6のSWを押すと+100kHz。
ERB7のSWを押すと、「OFF」と表示され、EEPROMにSAVE。
F電源を再投入。