Frequency Counter 本格的周波数カウンター



◇ HP for English version

Up-dated 2005.6.13

●本格的周波数カウンター


・液晶表示器16文字*2列、高精度TCXO 12.8MHz(1ppm)、PIC16F84を使った100Hz〜2.5GHz本格的周波数カウンターです。

・信号入力電圧(0〜510mV)も同時に表示されるので、周波数を確認しながら被測定回路の同調調整が出来ます。

・IF周波数のオフセット機能付きで、自作トランシーバーの周波数表示も可能です。
・基板の大きさは、100mm x 43mm。

・使用する部品の一覧です。液晶表示器は、秋月で購入すると付属してくるコネクターで、ワンタッチ着脱可能な構造にしています。

・RF信号入力のBNCコネクターも基盤の直付けで、コネクタと基板が一体でパネルに固定出来ます。
仕様
入力ポート周波数(Hz)プリアンプGate time(sec)備考
RF100−30M2SK241+2SC18150.25、1.0、10 RF、HF、VHF同一BNCポート
HF1M−38MTD7104P(÷1)0.25、1.0、10 同上
VHF10M−280MTD7104P(÷8)0.25、1.0、8 同上
UHF30M−2.5GMB506(÷64)0.32、1.0、6.4 単独BNCポート


●プログラムソース及び基板

プログラムの考え方は、前の記事のLEDカウンターと同じですのでそれを参照下さい。
 ◇ダウンロード FCD5.asm & FCD5.hex 圧縮ファイル.zip
以前の FCD2.asmは秋月Pa.exe用コードであったものを MPLAB用に移植し FCD5 とした。

プリント基板パターンFCD.pcb は、PCBEソフト(CQ誌99年6月号、2000年6月号付録CD-ROM)を使っています。
 ◇"FCD.pcbe" 基板パターンのダウンロード自己解凍.EXE(110kB)


◇ 基板のBMPイメージはこちら(1100kB)


●ファンクション説明

・RB3=H(open)、RB5=H、RB0=Hで起動すると普通の周波数カウンターです。この状態で、SSBジェネレータのキャリア周波数(IF)を計測表示させ、RB7のタクトSWを1回押すと、「ADJ」と表示、もう1回押すとEEPROMにIFがSAVEされ、「OFF」と表示されます。
・その後電源を切り、RB5とRB0を希望のHetrodyneの組み合わせにすると、IF周波数分だけオフセットした周波数表示となります。

リグに組込んだ後、電源ON/Off時にEEPROMのIF数字が失われたらどうするか??
・リグの前面から、3つのタクトSWを押せる小さな穴を開けておきます。例えばIF=10,120kHzに合わせる場合を仮定します。
@RB7のSWを押すと通常の周波数カウンタになる。
ALo局発を動かして、「xxx,x20kHz」のように10kHz以下を合わせる。
BRB7のSWを押し、「AJD」と表示。
CRB4のSWを押すと−100kHz。
DRB6のSWを押すと+100kHz。
ERB7のSWを押すと、「OFF」と表示され、EEPROMにSAVE。
F電源を再投入。


●回路図Circuit−FULL OPTION

・TD7104PのN1,N2とB+をつないでいる470kΩは、100kΩの方が良い。Rb.2のOpen時のHが確保されないことがあるので。



●回路図Circuit−simple1; 簡易型1

入力側を 2SK241+2SC1815 アンプのみとした場合の回路は下図の通りです。部品数が少ないので、蛇の目基板で製作出来ます。周波数測定範囲は、100Hz〜30MHzです。



●回路図Circuit−simple2; 簡易型2

入力側を D7104Pプリスケーラのみとした場合の回路は下図の通りです。部品数が少ないので、蛇の目基板で製作出来ます。周波数測定範囲は、1MHz〜280MHzです。



●回路図Circuit−プリスケーラμPB565 - MB506〔÷64〕

・TD7104P(÷8)の代わりにμPB565(÷8)を使用した回路。


 ◇ダウンロード FCDD.asm & FCDD.hex ZIPファイル


●回路図Circuit−プリスケーラμPB565 - MB510(÷128) 2005.6.13追加

・MB506(÷64)の代わりにMB510(÷128)を使用した回路。


 ◇ダウンロード FCD128D.asm & FCD128D.hex ZIPファイル


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