生き方の指針となる言葉
考え方 活動 心に残る言葉

「第三の人生への6つの課題」「人生の祝福」「子は親の鏡」「生きる」「癒しの言葉」「人を助ける身になろう」「自分のほうから誠意を示す」「きっとよくなる」「毎日を感謝して」「祝婚歌」「雨ニモマケズ」「プラス発想」「店の表戸を開けよう」「生きがい療法5つの指針」「喝破五訓」

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「第三の人生」への6つの課題
アルフォンス・デーケン神父

1、手放すこころ〜執着を断つ
2、ゆるしと和解〜こころのケアの大切さ
3、感謝の表明
4、さよならを告げる
5、遺言状の作成
6、自分なりの葬儀方法を考えそれを周囲に伝えておく


「人生の祝福」
J・ロジャー・ルーシー(神父)

大きな事を成し遂げる為に力を与えてほしいと神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと弱さを授かった

より偉大な事ができるように健康を求めたのに
より良き事が出来るようにと病弱を与えられた

幸せになろうとして富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして成功を求めたのに
得意にならないようにと失敗を授かった

人生を享楽しようとあらゆる物を求めたのに
あらゆる事を喜べるようにと生命を授かった

求めた物は一つとして与えられなかったが
願いは全て聞き届けられた

神の意にそわぬものであるにもかかわらず
心の中の言い表せない物は全て叶えられた

私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されたのだ

(ニューヨーク大学リハビリテーション研究所の壁に残された患者の詩だそうです。
人生とはうまくいかないことばかりですがそこから得るものは求めたものより価値のあることです。
マイナスをプラスへと変えるとき感謝の気持ちが生まれます。
そのことに気づいた人が幸せといえるのかもしれません。:2006年1月次女・智恵子からのメイル)


子は親の鏡」

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人をうらやんでばかりいると、子どもも人をうらやむようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子どもにはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、がんばりやになる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ。
和気あいあいとした家庭で育てば、 子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

(ドロシー・ロー ノルト/レイチャル・ハリス著「子どもが育つ魔法の言葉」より)


「生きる」(谷川俊太郎)

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木(こ)もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声(うぶごえ)があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

(徳永進さんの講演「あさっての死」2004年8月1日、周南いのちを考える会、於:光市民ホール)


「癒しの言葉」

すべては良くなる 困ったことは起こらない いやなことは考えない

(浜松医科大学名誉教授・高田明和、NHKラジオ健康ライフ「癒しは心の万能薬」2003年10月29日)


「人を助ける身になろう」

やっと私は見つけた 何のために生きるのか! 何が本当のしあわせなのか!
それを、たったひとつに しぼってみたら 「人を助ける身になる」ということにつきる。
まず、自分のことは 二の次にして 人を助けることに すべてをかけてみよう。
勇気がわいてきた。

(心の地図帳「鈴木清一の世界」から、喜びのタネまき新聞2001,No371)
鈴木清一(すずきせいいち):明治44年12月、愛知県碧南市生まれ。昭和38年・ダスキン創業。フランチャイズシステムにより、お掃除用具のレンタル事業を全国展開する。昭和55年8月、68歳で逝去。深い信仰に根ざした人生観と、道と経済の合一を願う「祈りの経営」哲学により、多くの人に感銘と生きる指針を与えた。


「自分のほうから誠意を示す」

機嫌の悪い人にもこちらから機嫌よく話しかける
怒っている人にはまずおわびをする
相手がどうであろうと常に自分のほうから誠意を示す
それこそ悔いのない人生を送るには 自ら先に相手のために尽くすことだ

(心の地図帳「鈴木清一のことば」から、喜びのタネまき新聞1999,No347)


「きっとよくなる」

けふから毎日あらゆる点で、いっそうよくなる
ますますよくなる、ぐんぐんよくなる
かならずよくなる、ぜったいよくなる
きっとよくなる、よくなるしかない

(がんを明るく前向きに語る金つなぎの会の会員の言葉)


「毎日を感謝して」

金持ちが幸せではない。貧乏でも感謝のできる人が幸せ。
あるがままをありがたしと思う我が心の豊かさ。地位の問題ではない。
お金持ちであるかないかも問題ではない。
あなた自身が今日一日、よかったなあと真実生きがいを感じ、幸せと思うかどうかであります。
なくて不足を言うよりあるがままを感謝すること。感謝にまさる生きがいはない。

(心の地図帳「鈴木清一のことば」から、喜びのタネまき新聞1998,No338)


「祝婚歌」

二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい 立派すぎないほうがいい
立派すぎることは 長持ちしないことだと気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが ふざけているほうがいい ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分にあったかどうか あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい
立派でありたいとか 正しくありたいとかいう無理な緊張には 色目を使わず
ゆったり ゆたかに 光をあびているほうがいい
健康で 風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに ふと 胸が熱くなる そんな日があってもいい
そして なぜ胸が熱くなるのか 黙っていても 二人にはわかるのであってほしい

(羽田孜が橋本龍太郎に贈った吉野弘の詩)


「雨ニモマケズ」

雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ 小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南ニ死ニソウナ人アレバ 行ッテコワガラナクテモイイトイイ
北ニケンカヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイイ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ クニモサレズ
ソウイウモノニ ワタシハナリタイ

(宮沢賢治の詩 理想の医師像です)


「プラス発想」

ある高徳な方から「どんなことでも喜べる心になることが信仰である」と教えて項いて以来、
ずっとその生き方を心がけてまいりました。
世の中には同じことを喜べる人と、不足ばかり言う人がおられるのです。
つごうの悪いことや苦しいことに出会っても、「よかった探し」をして、
よい面を見つけ喜ぶようにしております。
そんな気持ちで問題と前向きに取組んでいると、いい知恵も生まれ、
不思議なくらい道も開かれ、いつかはマイナス転じてプラスになるものです。
大切なことは喜び上手、受取り上手になることです。

(ダスキン社長 駒井茂春「わが心のノート」より)


「店の表戸を開けよう」

朝だ 店の表戸を開けよう 
今日 また 何十人何百人のお客たちに いい買い物をさせてあげようよ
あなたが商人として いのちをかけて悔いない道がそこに大きく開ける
あなたの今日の仕事は タッタ一人でもよい 心の中で有難うといって下さる
お客という名の友人をつくることだ
あなたは生きがいをかけたこの職業に 大きな誇りと権威を持とうよ
モット美しい モット立派な人生の生き方が この仕事のうちにあることを知ろうよ

(大阪のある大きな商店の社訓です)


「生きがい療法5つの指針」

1)自分が自分の主治医のつもりでガンと闘っていく。      
2)今日一日の生きる目標に打ち込んで生きる。         
3)人のためになることを実践する。              
4)死の不安・恐怖と共存する訓練に取り組む。         
    5)死を自然界の事実として理解し、もしもの場合の建設的準備をしておく。

(倉敷柴田病院の伊丹仁朗先生が作ったがんの闘病法です)


「喝破五訓」

1. よろこんで与える人間となろう。  
2. いのちを大切にする人間となろう。 
3. 心静かに考える人間となろう。   
4. 使命に生きる人間となろう。    
5. 規律ある幸せよろこぶ人間となろう。

かっぱ道場の生活指針です)


[言葉]:心に残る言葉を集めてみました


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