激突編その2


新プロデューサー池田 3/2追加!

さよなら茅野プロデューサー、そして空いたプロデューサー枠に入って来たのは…!

「…もっとビックリしたことがあるんですよ。一身上の都合でTBS内の制作会社を中途退社した…3代前のディレクター池田が、新プロデューサーになって帰って来るっていうんですよ。ホントに身内の話で申し訳無いんですけども…最初番組が発足した時、池田さんは制作会社のADだったんですよ。ちなみに業界では本社のADは出世が早いんですけどね。でも池田さんは当時まだ目も開いてませんでしたよ、段ボールの中でニャーとも言えなかったもん。」

「その後、当時のディレクター兼プロデューサー(注:テレビ昼枠失敗で飛ばされた永田さん?)が…まあ綺麗な飛び方しましたよ。池田さんはその空いたディレクター枠に、ちょっとした椅子取りゲームことTBS初のフルーツバスケット方式でディレクターに上がったんですよ。で何年かディレクターやった後に『僕は海外で暮らしたい』『メジャーリーガーになりたい』って言い出して、ニューヨークに旅だった所まではこの番組でお伝えしたんですけれども。」

「で、後日この番組でニューヨークにロケ行った時に…偶然ってのは凄いもので。僕がミュージカルを見にニューヨーク本銀座を歩いていたんですよ、そしたらふところに当て身を食らわせてくる男がいるじゃないですか。ガチャーンって音がして、ワインボトルが割れてましたよ…中は水なんですけど。で『300ドルするワインだ、弁償しろ』って英語でまくし立てて来るんで、もう頭にきちゃって胸ぐら掴んで、顔と顔が近距離になった所で『…池田さん!?』っていう再会なんですよ。」

その夜『まあ色々あったかもしれないけど』と。『人様のお金を目当てにしてちゃいけない、ちょっと日本に戻って来たらどうだ』って話をしまして。で日本に戻ってきたらいつの間にか、TBS本社の中途採用試験名簿に名を連ねてて…多分賄賂だと思うんですけど、TBS本社に入社しまして。それで色んな番組のディレクターをやっていて、ふと気付いたらまたフルーツバスケットがかかってるんですよ。」

「茅野プロデューサーが『いけねいけね、プロデューサーの席から次の席に…』って腰を下ろしちゃったのが積み木ルーム。そしたらそこに池田プロデューサーとしてやって来ましたよ。もう権力を手にしてますから、僕の接し方もADの頃とは変わります。『池田プロデューサー、ガムを買ってきて下さい』と。『美味しいやつをお願いしたい』と。そういう形になってまして、今この番組は無政府状態。ホントに大変な事になってますけどね。」

 

おまけ。

「初めて茅野プロデューサーに会った時のこと、まだ憶えてますよ。その当時茅野さんは違う番組のディレクターをやってたんですけど、僕が軽はずみにその番組のこと…まあその…また軽口叩いたんですよ。『あぁもっと喋りてぇな、あの番組無くしゃいいのに!』みたいなとんでもない口聞いたんですよ。そしたら『茅野ディレクターが怒ってる』っていうんで、『ホントにすいませんでした!』っていう…最悪な出会いでしたね。」

当時のタイムスケジュール(うろ覚え)
 21:00〜24:00 宮川賢の誰なんだお前は?
 24:00〜24:30 あの番組
 24:30〜25:30 ファンタジーワールド (アニメ・ゲーム・声優ラジオ)
 25:30〜27:00 深夜の馬鹿力(つまり月〜金のUP's枠)

つまり深夜の馬鹿力が今より30分短い、90分だった時代がありました。120分ある今ですら伊集院が喋り過ぎてしばしばコーナーが潰れてますから、当時は結構な勢いでトークもしくはコーナーが潰れてました…ええ、伊集院でなくても軽口を叩きたくなりますよ(笑)


ホテルマンになつかれて 1/20追加!

2002年正月、こんな感じのホテルで遊ぶ伊集院。

「後から聞いて判ったんだけど、バハマ全体で観光化と巨大リゾートホテル化を進めてるんで、幾つかある巨大リゾートホテルでは何やってもカードキーで精算するんですよ。で何が困るかっていうと、基本給よりもチップで生活してるホテルマンがどれだけサービスしても、財布を持ってないから誰もチップを払わないんですよ。だから昔よりもホテルマンの態度が悪くなってるらしくて、俺の感想としても正直イマイチだったんですよ。」

「ベッドメイクを頼んでも柔道部の合宿風っていうのかな、『先輩に怒られるからやってはいるけど』みたいな。良くも悪くもホテルマンのノリじゃなくて、いい加減な感じなんだけど…2日目の朝かな、寝てたらキンコーンってベルが鳴って、ドア開けたら黒人系のバーニィなる男が『冷蔵庫チェーック!』って入って来たんですよ、日本語で。ちょっと面白かったね、あまりに顔と言葉にギャップがあったんで。」

「こいつがすこぶる機嫌のいいやつで、色々話して仲良くなったんですよ。そしたら『ホテルはこうだけど、今日はダウンタウンで地元のお祭がある』って言われて行ってみると、何か段ボールで作ったねぶた祭みたいなのをやってるんですよ。イメージとしてはそんな感じで、本当に観光客が一人もいないのよ。代わりにいるのは間違いなくバハマの不良だな、っていう奴が御巡りさんに一人一人ポケットを調べられている感じ?」

「で、街を歩いていると色々なセールスを僕に掛けて来る人がいるんですけど、ただ言葉の内容を理解してみると…ああそのセールスに乗ると、おそらく…ああ多分大変な事になるな、っていう。上手い表現が見つからないんですけど、大江戸ロケットは降ろされるっていう感じかな?1番ギリギリのいい感じで言うと。そんなとこで祭やってんですよ、面白かったんですけど。」

「でまた次の朝にキンコーン、『冷蔵庫チェーック!』って入ってくるわけですよ。お前、そう言えばウケるって日本人に教わったんだろうけど、『冷蔵庫チェック』ってのは挨拶じゃねえぞと。確かに冷蔵庫の中で足りない物を補充するんで、そいつの仕事は冷蔵庫チェックなんですよ。ただ『冷蔵庫チェック』を挨拶だと思ってるのは間違いない、入ってくる時『冷蔵庫チェック』で出て行く時も『冷蔵庫チェック』だからね。

「『昨日面白かった』っていう感想を言ってあげたらまた仲良くなって、そしたら『友達にだけ教えてやるぜ』…ってこいつはホテルに雇われているホテルマンなんだよ?『ちょっと見てみろ』って冷蔵庫をガタンと開けて、上の部分を指差して『ここがセンサーになってるんだ、ドリンクを抜くと自動的にホテルにカウントされるから、ここに英字新聞を詰めちゃえ!』って詰めてんだよ!『あら不思議!全くチェックが成されない』みたいな英語を喋ってるわけよ。」

「バーニィなつき過ぎてるっていう感じよ、こっちにしてみれば。やっぱり怖いのはさっきの大江戸ロケットじゃないけど、何かで発覚した時に海外でおロープ頂戴になるわけにはいかないから。いいからいいからって言っても『遠慮するなよ俺のおごりだから!』みたいな話で、バンバンバンバン英字新聞を詰めていってんのよ。」

「最終日にもまた『冷蔵庫チェーック!』って入ってきて、カミさんと何か話してるのよ。俺は英語良く判らないんだけど、たまに『アキハバラ』『ブラックマーケット』って聞こえきて。どうも和訳してみると『秋葉原に行くと衛星放送のデコーダーを外せるプログラムの入ったブラックボックスが売ってるから、それを100個送ってくれ』と。『俺のブラックマーケットでどうにかする』って言ってるんだけど…そんな懐き方ヤバイだろ、どう考えても。」

「しょうがないから最後に『誰にでもウケる日本語を覚えろ』と。お前は間違った使い方をしている、『冷蔵庫チェック』ってのは最初の挨拶で、帰る時はまた別だから『超キモーい!』って帰れと。だから今アイツは『冷蔵庫チェーック!』って入ってきて、仲良くなるとダウンタウンの祭とドリンクタダ飲みの方法を教えてくれて、『超キモーい!』って帰っていくんですよ!これが俺の教育によって完全に成されてますから!」

 


音楽評をしてみると 7/8追加!

今週の1時台推薦曲は平井堅の“Kiss of life”…是非一度聞いてみて下さい(宣伝フォロー)。

「こうやって音楽を聴いて、音楽評をするなんて極めて珍しいことなんだけどさ…この曲の歌いだしって、タマキンの裏にアイスの実を挟んだような声出してるね、出してんじゃん。俺良かったら音楽雑誌のコラムに書くよ。まず平井堅の顔を想像して、アイスの実を玉袋の裏に上手く挟んだ感じで…歌い出し聞いてみ。」

もう1回歌い出しだけかけてみたり。しかも颯爽と伊集院の声がかぶる始末。

ほら、ほら!でね、『堅ちゃんが悪いことしたんだから、それは取ったらいけません』ってお母さんに言われてるの。だから音楽っていうのを音楽だけで考えたらいけないんですよ、音楽から広がる世界観も含めて、その世界観にBGMとしてその曲がかかるぐらいじゃないと。そういう風に平井堅さんの曲を聞いていくと…映像が浮かぶね。」

「これは子供がショパンの“雨垂れ”を聞いて、『ああ雨が降ってるみたいだな』っていうのと同じなんですよ。平井堅さんも多分レコーディングの時にはアイスの実、もしくはピノを必ず股の間に入れてたでしょうよ。CDプレイヤーってのは音を再生するだけなんですよ、あなたの脳がちゃんとアイスの実まで再生しないと!

「俺の想像力もまだまだだから1回聞いただけでアイスの実って言っちゃったけど、これは間違い無くピノですね。アイスの実はシャーベット系、ちょっと湿っただけでくっついちゃうんで“痛い”が入るでしょ?ピノはクリーム系でべったりするんで“せつない”なんですよ。もう1回聞くと絶対見えてくると思いますから、それでは平井堅さんで“kiss of life”!」

もう一度歌い出しだけ。

「ほらベタついてるもん!“痛い”ならもうちょっと泣きそうな声なんですけど、下唇をちょっと噛んだくらいの声じゃないですか。っていう感じの平井堅が見えないようじゃ、俺みたいな音楽の専門家はとても無理。俺みたいにリミックスに連載は絶対に無理。俺みたいに季刊産業廃棄物への連載は無理ですからね!

結局このプロモーション活動が功を奏し、次週もう一度かけ直すことに。プローモーション活動といえばこんな暴挙をした事も。音楽評といえばちなみにかなり昔にこんな発言を。


続・原付放浪記 6/17追加!

OPトーク原付放浪記からの続き。原付でAD柳沢の家に機材を届け、トボトボと下町の中華料理屋の変なメニューをデジカメに撮っていた伊集院。その不審な行動振りから警察にひったくりと2回も勘違いされるも、さほど気にすることも無く原付を進めていく。

「その後久し振りに地元に来て、折角4年も親に会ってないんだから会いたくないなぁ…ってわけで親のいない道を進んでいったらさ、おじいちゃんの墓がある御寺さんに着いたんですよ。普通に逆算していったら中一・二の時、法事かなんかでヘソ曲げるような事があって以来、墓参りに行ってないんですよ。『建ちゃんは子供の頃に大人のカレーを食べたのよ』とか言われたに決まってますよ。」

「昔かくれんぼやった憶えがあるんですけど、墓地自体がえらい小さく感じてじいちゃんの墓の場所が判らないんですよ。広さにして多分テニスコート2個くらい、ビヨン・ボルグだったら思いっきり振りかぶった時に墓石を割るくらいの…まあそこで直接テニスはやりませんけども。とりあえず満遍なく歩いてみれば墓の場所くらい思い出すだろう、って歩いていたら色んな記憶が蘇ってきてさ。」

「むかし俺は凄いおじいちゃん子でさ、1年に1回の命日や御盆とかじゃなくて月命日にもお参り行ってたんですよ。ウチのじいちゃんは元日にコーヒー牛乳を持ったまま死んだんで、小学校一年生から中学までの毎月1日はコーヒー牛乳持って行ってたんですけど、当時ずっと石の囲いに太くて錆びた鎖がしてあるでっかいお墓があったんですよ。」

「俺の知っている限りあそこには誰もお参りに来てなかったんで、そのお墓を基準に考えればじいちゃんのお墓も見つかる筈だと。で見付けたら気持ち悪い事にその鎖が空いてるのよ、下町の墓地なんて皆地元だから家から歩いて大体3分くらいのもんだってのに、俺が子供の頃7〜8年ずっと空いていなかったんですよ?」

「でそれを目印にじいちゃんのお墓を見つけてさ、手を合わせて『もう親戚の皆もじいちゃんが起こした巨大な詐欺事件のことは忘れたよ』みたいなね。『だけど大きな冷凍食品の工場が一夜にして無くなったのは驚いたね』…何ていうのをおじいちゃんに語りかけたりしてね。」

「で墓参りを終えて『あの墓…どういう人が来てるのかな』何て考えながら歩いてたんだけどさ、目の前にまったく同じ墓があったんですよ。で、そっちの方は鎖が閉まってまして…俺間違えてたわ。でももう墓参りに飽きてるんですよ、知らない墓の前で手を合わせて、色々考えて、涙ぐんでだりして最後にはちょっと照れてる所で…見つけちゃってるからね。」

「でも今更手を合わせるのも何か違うなってのもあるし、買った御線香も山程知らない墓にあげてんですよ。向こうも絶対『こいつ…誰だ?』とか思うわな。かといってそれ程信心深い訳じゃないんだけど、1回あげた御線香って戻していいの?何か御線香って色々な作法があるじゃないですか、ああいう決まりは何故か守るんだよね。」

「正味1時間くらいお墓にいて、最終的には『もういいや!』ってバイクにエンジンかけたら…お巡りさんが。『お墓の中をウロウロしているのは君かな?』っていう話になって、もうシチュエーション的にはお供え食ったデブですよ。」

*記憶が再現される様は非常に面白いですが、嘘記憶では困り者。

 


マイライン戦争 4/16追加!

「大概の失敗や嫌なことはラジオで喋ってとりあえずリフレッシュしてるわけですよ、私の生活のシステムとしては。でもそんな中で一つもギャグの挟まらない、ムカつく出来事とかあるとどうしようもないね。あのさ、オチも何にも無いんだけど喋っていい?引田天功が『じゃあこのビルを燃やします!』って燃やして帰るような感じなんですけど。」

2月12日放送分より。インターネットのプロバイダーを変えてADSLを導入しようとする伊集院。各種手続を進める中で現在の電話番号の名義が必要になり、116番に電話で問い合わせるのだが…

「まあ元々インターネットはあんまりやってなかったんですけど、パソコンで結構な値段のソフトとか買ったのに動かない事があるじゃないですか。ユーザーサポートに電話しても全然繋がらない、ようやく繋がったかと思えば『あ、それはホームページに出てますよ痴豚』とか言うんですよ。そりゃもう痴豚は序の口、俺が小学校5年の飯盒炊爨でリーダーなのに統率力が無かった事とか、おそらく音声に乗らない周波数で言ってる汚いやり方ですよ。」

「でね、ADSL変更申込書の項目に“電話番号の名義”っていうのがありまして。普通一人暮らしだったら自分名義である事が当たり前なんですけど、意外に違う事も多いらしいんですよ。ああ確かにここは手塚治虫先生が出て行く時、敷金をそのままにしていったアパートだから…ってことで116番に電話して確かめる事にしたんですよ。」

「で、朝イチで116に電話かけたんですけど、こっちにしてみれば電話番号の名義なんて調べた事は無いんですよ。てなわけでここから誇張無しね、あんまり誇張すると判りにくくなるから。」

「もしもし、電話番号の名義を調べて頂きたいんですけれども」
「でしたらこちらからは言えませんので、そちらから名義となっている御名前を言って下さい」
「はい、篠岡建です」
「いや、ですからまず電話番号を言ってくれないと。」
「あ、すいません。電話番号は03…です。」
「御名前は?」
「篠岡建です」
「いいえ」
「あ、僕は結婚する前の旧姓と今ので名字が変わっているので、どちらで登録したのか判らないんですよ」
「ですから言って下さい」
「田中建ですか?」
「いいえ」
「それじゃ篠岡美佳で…」
「いいえ」
「あれ、篠岡建じゃ…」
「いいえ」

「全部ケツ食って(前の人の言葉が終わる前にしゃべる事)くる上に『いいえ』しか言わないんだよ。あそこは昔からそうだもんな、『ちょっと聞きたい』『ハイどうぞ』…っていとうせいこうのラッパのCMは皆知らないだろうけどね。そんなこんなでもう判らなくなってきちゃってさ、有り得ないんだけど父親の名前とか出して…」

「(伊集院の父親の名前)ですかね?」
「いいえ」
「(伊集院の母親の名前)ですか?」
「いいえ」
「これ以外考えられないんですけどねぇ」
「いやこちらもお答え出来ませんから」
「でも電話の料金の明細書は篠岡建で送られてきてるんですよ」
「あ、そうでしょうね」

はぁ?とか思うでしょ?でその後に向こうもヒント出してきたんだよ、『女性の名前です』って。確かに相手の言い方には物凄くムカついてましたけど…百歩譲ってですよ、千歩譲ってですよ、サルサ踊ってですよ?マンボじゃありませんよ、当ったり前です!それじゃ1個2個サンコンじゃないですか。」

「したらさ、もう本当に恥ずかしいんだけど…もしかしたらカミさんと結婚する前に付き合ってた人かもしれないじゃん、言うじゃん、即『いいえ』ですよ。もう俺は顔から火が出るくらい恥ずかしい思いをしてるんですよ?昔世話になったディレクターのカミさんの名義を貰ったんだったかな…なんて思い出話から言ってみても即『いいえ』、もう俺の女性関係はどんどん握られ始めているわけですよ!

「ですから、請求書と同じ名字で女性の名前です」
「篠岡美佳じゃないんですか?」
「いいえ」
「篠岡建じゃ…」
「いいえ」
「田中建…」
「いいえ。ですから、お客様私の言っていること聞いてらっしゃいます?同じ名字(篠岡)で女性の名前って言いましたよね?」
「すみませんけれどちょっと家内に確かめて参りまんで、少々御待ち頂けますか?」

「この時点では俺は怒ってるけどまだ態度には出して無かったんですよ。わざわざ上で寝てるカミさんを起こして、カミさんの母親の名前を聞いて、急いで電話機の所に戻ってきたんですけど…これも違うと。で、最終的にはカミさんのおばあちゃんの名前だったんですけど…最後がもう凄いよ。」

「(カミさんのおばあちゃんの名前)ですか?」
「はい、その通りです」
「…お一つ伺いたいんですけれども、“お客が言わなくては答えられない”というのはセキュリティ上の問題として良くわかるのですが、お客に対して『はい』『いいえ』でしか受け答え出来ないっていうのはマニュアルで決まっているんですか?」

…何て言ったと思う?『いいえ』だって。もうそれで本当にブツブツっとキレまして、電話切った後も居ても立ってもいられないんですよ。もうホントにアッタマ来た、俺はもうマイラインはNTTにする!そこで存分にケアしてもらうよ!もうここ5年間くらいで1番不愉快になりましたよ、まあ2番目は先月くらいに西野マネージャーから『伊集院のことタロットで占ってみたの♪』って言われた時なんですけどね。」

*ギャグ無しでも面白かったトークなんですけど…文章じゃ面白くないかも。

 


全裸写真を撮る男 3/18追加!

1月29日放送分より。みうらじゅん・山田五郎といったCX NUDE仲間と『大雪が降るだろうから』、という理由で朝まで飲み明かした伊集院。延期になると思っていた翌日のGAME WAVEのロケが何と決行されてしまい…少々長いですがこの積み重ねが醍醐味なので御許しを。

「最初10時に新宿集合…っていうか俺は新宿で7時半まで飲んでたんですけどね。ほんで俺がどれくらい酔っ払ってたかっていうと、新宿・府中とロケしてその次に行った場所が、高円寺か高井戸かわからないくらい。もう酒飲んでた俺には『高円寺高円寺って言うけどそりゃ高井戸だ』って…わけわかんないでしょ?そんな感じ。」

「ええと、写真が残ってるから高井戸か。でロケやったんだけどさ、高井戸駅の御巡りさんがいない方だから北口…じゃ高円寺かもしんない、3文字の最初が“高”ってことしか憶えてないんですよ。で、その駅前広場の池に氷が張って雪が積もってて…伊集院さん何故か『あの池の上は歩けるはずだ』と。もうそれは何で言ってたか判らないんですけどね。」

「『あの上を歩きたい』と主張する伊集院さんを、ディレクターさん達が『絶対歩けません!』って止めてんですよ、さすがの伊集院さんも『そうなの?それじゃあ…いいや』って諦めまして。で、スタッフがみんな高井戸で飯休憩に行ったなか…高井戸じゃなくて高円寺!俺はロケバスに残ってテレビで赤井英和の友情ストーリーを…何で高井戸高円寺が思い出せないのにこれは憶えてるんでしょう?」

「最近自分が将来トレーディングカードを出す時の写真を何枚か撮ってるんですけど、今日は一枚撮らなきゃと思いまして。周り全面雪の高井戸…高円寺の駅の真ん前、傘を差して人が通ってるところで、オチンチンもヘアも丸出しでパシャッと撮った…っていう設定の合成写真がどうしても欲しいのよ。

「酔ってるとはいえ、派出所が逆側にあるとはいえ、もしこんな写真を撮ったら大変な法律違反ですよ。それは当然マズイんで、PhotoShopでは作れない高円寺駅前の雪景色を撮りたいなぁ…と。でも一応自分が入ってないと後で合成するときに困るんで、素っ裸になって上からロングコートを羽織りまして…これは俺が好きでやってる事だから問題無いですよね?よくNYの街頭にもいるじゃないですか、ミンクのコートの下はガーターベルト一丁みたいな…それも違法だけど。

「そのままロケバスから表に出ました。この辺に立てば後ろに人が写ってて『馬鹿じゃねえの?』っていう感じに合成出来るな…っていう立場所を決めて、そのあと合成する位置に足跡をつけるためにそこに立ちまして、ポーズをとって…もちろんコート着たままですよ?」

「したらそこにスタッフが帰ってきて、カメラマンのSさんに『…っていう写真を合成で撮りたいんだけど、プロのカメラマンならどうします?』ってデジカメを渡したのよ。そしたらこれはヒドイ話なんですけど…やっぱりカメラマンは乗せ上手でさ、『ちょっと肩出した方が可愛いんじゃないかな?』って俺の心の中に語りかけてくるのよ、勿論Sさんは一言も口に出してはいませんけどね。

「『まあ肩は出しても法律違反じゃないし、後で合成するときにも楽だから…』と思ってたらさ、いきなりADに服が盗まれたの!ビックリしたよ!もうそしたらカメラマンのSさんも『現場写真を撮らないと!』ってことでパシャァ!パシャァ!パシャァ!と。もちろんADは後でボッコボコに殴りましたよ、『もし俺が故意に裸で写真を撮ってるなんて勘違いされたらどうすんだ!』って当然でしょ?」

「俺は怒ったあと泣きながら服を着てさ、『もうデジカメ返してくださいよ!僕の素っ裸が写っちゃってるじゃないですか!これを持って警察に行きますから!』…っていうんで偶然一枚の写真が出来たの。もちろんあとでそういう写真が出てきたら合成に決まってます、でもまあ何て言うのかな…手元に写真は残ったね。

*見事な論法。これぞ伊集院的屁理屈真骨頂。

 


マズイよイケダさん 12/25追加!

スペシャル企画でニューヨークからの生放送をするはずだったが…こんなことに。
後日、ニューヨークでの出来事を語るなかで伊集院はイケダ元ディレクターについて語る。

「いやもうこの辺でフリートーク切り上げてコーナーコーナーって思うんだけどさ、これだけは話しておかないとっていうのが結構多くて。もうちょっといいかな?ただね、確かにハガキの量とかみると良心の呵責は無くは無いんだけど…これだけは言っておかないと、イケダコーディネーターまずい!

「まずひとつ疑惑なんですけど、イケダコーディーネーター日本の事に詳しすぎ。だって着くなりウチのかみさんと『愛をくださいの続きはさ…』なんてドラマの話してんだよ?あの人『アメリカ行くんだ!』ってTBSの仕事止めたけど、本当はその辺で毎日体育座りしてんじゃねえのか?で俺達がNY行くひとつ前の便で先に来てて『ようこそNYへ!』みたいな。」

「イケダコーディーネーターの気の使い方変ですよ。はっきり言って今回NYの為にみんな滅茶苦茶スケジュール詰めて働いてましたから。例えば童貞エロライターでお馴染みの渡辺君なんか、NYからずっとエロ雑誌の原稿送ってましたよ。だからこそ、とにかく行って休む所はちゃんとしてて欲しかったんですけど、これウソ無し誇張ゼロでホテルの壁全部真っ赤なんだよね!

「行く時なんか、かみさんがタクシーの運転手にホテルの場所を説明してたんですけど、なんかちょっと揉めてたんですよ。かみさんが言うにはタクシーの運転手さんが『ああ!あの入口に角が生えてるクレイジーなホテルだろ?』って言ってて、文法的に“入口に角が生えてる”って意味が通ってないから、かみさんはNY独特のスラングを聞き間違えてるんじゃないか、って考えてたんだけどさ…進むにつれて言ったままのホテルが見えてくんだよね。

「だからさ、ホテルの壁は真っ赤、入口にはバッファローの角みたいなのが4・5本道路に向かって生えてんだよ。で1部屋に1枚ずつ1.5m×2mのアインシュタインの肖像画が…ウソじゃないんだって、ウソだったらどんなに良かったか。何かポップアートなホテルらしいんだけどさ…アンディー・ウォーホルのレプリカを飾る余裕があるんだったら、あの遅くてひとつしかないエレベーター何とかしろよ!」

「そして部屋の壁も真っ赤で、パッと見るとテレビが無いんだよな。テレビもねえ、ビデオもねえ、車もそれ程走ってねえ…あ、車は沢山走ってた…ギャグ貧乏だからしょうがないの。そうそう、良く見るとテレビは天井からぶら下がっててね、夜中落ちてこないかどうかビクビクして寝れないような。ニュースステーションもあんな幽霊屋敷なんか行かないでここ行けよ!っていうぐらいの。」

*イケダ…彼の真意は定かでは無い。

 


到着!ニューヨーク! 12/24追加!

スペシャル企画でニューヨークからの生放送をするはずだったが…こんなことに。
…その後番組は淡々と録音で続き、イケダ元ディレクターのコーナーの途中で…

…遅れてごめん。ビックリしたよ、エリア51ってとこに連れて行かれたんだよ。飛行機に乗ってたら周りに閃光が走ってさ、気が付いたら砂漠のど真中。見て見てほら、頭の所に大きな手術痕があるでしょ?…埋められた、しかも目覚し時計を。」

現在番組開始から一時間半くらいですかね、今伊集院光TBSニューヨーク支局に到着しました。凄いですよ、支局って始めて来たんですけど、なんか反省房みたいなとこですわ。あ、はっきり言いますよ。こんなに遅れたのは全然俺のせいじゃないんですよ、一緒にちのプロデューサーと来たじゃないですか…アイツ使えねぇ。

「もう聞いて下さいよ。成田までスムーズに行けたから時間がちょっと余りましてね、一緒にコーヒーを飲んでたんですけど、その時点でちのさんが何か物凄く落ちこんでいるんですよ。初めて聞いたんですけど『海外行くのは苦手だ』と言い出しましてね、何にも持ち物を持って行かない筈だったのに何か荷物持ってんですよ。『何を持ってきたんですか?』って聞いたら『いや、“竜馬が行く”を…尊敬する坂本竜馬先生が側に』…って捨てちゃえよそんなの!

「で飛行機がニューヨークの空港に着いたんで、俺は急いで飛行機を降りたんですよ。入国審査はすんなり通ったんだけど、荷物のところで時間を食いましてね。先に現地に来ているスタッフに荷物を渡しておけば、『預けた荷物も待たなくて良いし荷物検査も軽々とパス出来る』と思ってたんですけど…やつらに言わせれば『ニューヨークってのは近所のコンビニじゃないんだぞ?』ってことなんですよね。」

「それでも何とか俺は出たんだけどさ、プロデューサーが出て来ない出て来ない。ま、今どれくらいちのプロデューサーが使えなくなっているかっていうと、何か『下に届いたピザ取って来い』って言われるぐらいですよ。ちのPのPはプロデューサーじゃなくてピッツァですからね!

この後今週の歌のタイトルコールをして、FAXの指令によりチェリーコークを買いにパシらされた伊集院…以上でニューヨークからの生放送は終わりを告げる。

さらに後日の放送で旧ディレクター、イケダ氏とも対決

*坂本竜馬マニア…ちのプロデューサー改め、ちのピッツァ。

 


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