Cherubの「つれづれ寸評」



◆バックナンバー◆


12月 3日

 もう師走。年末回顧が始まる季節になった。この1年は信じられない事件が多かったことに驚く。JR尼崎脱線事故、アスベストに起因する健康被害発生事件、高校1年の女子生徒の母親タリウム毒殺未遂事件、未成年者売春事件、小一女児殺害など残忍な事件、耐震偽造事件、代議士の覚醒剤事件や弁護士法違反事件、生保の保険金・給付金の不払い事件。少年犯罪も後を絶たなかった。深い悲しみが胸をつく。

◆どうすれば、このような事件を未然に防ぐことができるのか、その思いだけが募る。

◆明るいことの一つは、個人消費の伸び率に力強さが欠けている点は気掛かりだけれども、景気が緩やかな回復基調にあることであろう。暮れのボーナスは多少いいようだ。ボーナスのない人にとっては切ない年末だけれども・・・。

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12月10日

 心が痛むニュースばかり続く。広島の小一女児殺害事件、栃木小1女児殺害事件・・・。なぜ、無垢の女児を殺されなければならなかったのか。よくもかわいい子の命を平気で奪えるものだと思う。どの事件も動機や犯行経緯など不明な点が多い。

◆まな娘を亡くした親の無念を思うと胸が痛む。

◆こうした悲劇を繰り返さないためにはどうしたらいいのだろうか。子供たちを地域で守る社会づくりを進めたい、と思う。

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12月17日

 某大手証券で株発注ミスの取り消しをできず、大量売買が成立した事件が起こった。コンピューターシステムの不具合が原因という。この1件で失った信頼を回復するにはシステムの総点検を徹底する以外にない。

◆発注の入力時、発行額を超す株数に売買システムから「警告」が発せられていたにもかかわらず、担当者は“無視”した。そして、誤りに気づいて取り消し注文を出したけれども、それが受け付けられなかったらしい。警告を気に留めない現場の雰囲気があったとすれば、それこそが重大なミスであり、取り消しができなかったのはシステムの欠陥であるといえよう。

◆今日、インターネット取引が主体になっているだけに誠に恐ろしいことである。今回の事件は一般投資家に一瞬の操作ミスが市場の重大なかく乱要因になることをまざまざと見せつけた。

◆この事件を教訓に、誤操作を即時にチェック、取り消すバックアップ態勢の確立が急がれるが、各証券取引所はその公共的な使命をよく自覚して運営してもらいたい。そして、今後、このような事件が起こらないよう「事故再発防止」に全力を挙げてほしい、と思う。

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12月24日

 猛烈な冬の嵐がやってきた。暖冬予想が一転、12月には珍しい寒波が日本列島を襲っている。列島寒波の日々である。厳しい冷え込みに心まで萎んでしまいそうだ。

◆今回の寒波は、上空約5,000メートルに氷点下36度以下の強い寒気が入った影響によるそうで、全国各地に降り続いた雪は記録的な豪雪となった。北海道から東北、北陸、近畿、中国地方の広い範囲にわたって記録を更新した。

◆気象庁の3カ月予報(10月発表)では暖冬予測だった。北極から放出される寒気が蛇行する偏西風に乗って予想外の南下をしたためらしい。

◆本格的な冬はこれからである。油断はできない。道は放射冷却で凍り危険な状態である。転ばないよう足元に注意しなければと自分に言い聞かせている。

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