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★は一般的評価、☆は個人的すぎるプラス評価
  ★★★★★:最高、何度でも見返す価値のある傑作
  ★★★★★:面白い、申し分ないクオリティで魅力を存分に発揮している秀作
  ★★★★:いい感じ、キャスト・脚本・演出・作画のどれかに光るものがある良作
  ★★★:普通、見所があまりない凡作(視聴継続可能な限界)
  ★★:厳しい、正直言って駄作(一般的には)



  5月20日  土曜日  
  TV番組保護者調査が今年も発表されました。つまりは“子供に見せたくない番組”と“子供に見せたい番組”のことです。細かいデータは調べていないので、今回は分析やら苦言(批判ではなく)は割愛します。言いたいことは
“2004年度TV番組保護者調査”で大体言ってるので、去年の結果を参照したい方はどうぞ。


“エレクトロプランクトン”は音楽オモチャ
  今週のファミ通のコラム“桜井政博のゲームについて思うこと”でも取り上げられていたので。丁度いいかなと思って、意を決してこちらでも取り上げてみました。まず最初に、僕はこの“エレクトロプランクトン”というニンテンドーDS向けゲームを買いました。で、気になる評価については…世間一般でゲーム好きと呼称される類の人達には全くオススメできません。“世間一般で”という表現で微妙に濁しているので、勘の良い方はお気づきでしょう。僕はこのゲーム、アリだと思います。

  この“エレクトロプランクトン”というゲーム、デジタルアートという仰々しい名前がついたテレビCMで、「何だこれ?」と感じた方も多いのではないかと思います。端的に言ってしまうと、タッチパネルや音声認識といったニンテンドーDS独自の機能を活かし、様々な動作から音や音楽を発生させるゲームです。それでも解らない?ごもっとも。どう説明しても文章では伝わらないので、ちょいと手間ですがリンク先のホームページを参照してください。お願いですから。オネガイ♪(マイメロ風)。それで大体の感じは掴めると思います。ちなみに僕のお気に入りはルミナリアとツリガネムシ、特にツリガネムシはいい感じに脳味噌が溶けます。

  ゲームを開始するとすぐに解るんですが、プレイヤーである我々には何の手順も提示されません。一応プレイ例は用意されていて、それを聞きながら参加したり出来るものの…OPムービー等は全く存在しません。それどころか、こうすれば○○点とか○○が手に入るとか、プレイを続けると新要素の○○が追加されるとか、そういったご褒美要素の類すらも全く存在しません。いつ始めても全く同じ画面全く同じ状態、「準備はしたんで、あとは好きなように遊んで」と言われるような感じです。キャラクターやストーリーといった背景に没入する、提示された課題をクリアして評価を得る、そういった既存のゲームに慣れた方にはオススメできません。すぐ飽きるどころか、楽しみ方がさっぱり解らないと思います。

  ここまで、いかにこのゲームが取っ付きにくいかを書いてきました。当然「エレクトロプランクトンって駄目なゲームなの?」と感じてしまう方が殆どでしょう。ですが、それだけでこのゲームを片付けてしまうのはあまりにも早計です。昨今のゲームの特徴である“魅力的なストーリーやキャラクターでプレイヤーを魅了する”、“課題をクリアさせ、ご褒美を与える”という要素をバッサリと切り捨て、プレイヤー自身に楽しみ方を託している特殊なゲーム。それがエレクトロプランクトンなのです。しかも題材が音楽…というより“音”という特殊なジャンルなので、中々理解されないゲームなのです。タッチペンで線を引いたら速度・方向・曲率(専門用語は適当)に応じた音が出る、って。そりゃ意味が解りませんよ(笑)。

  製作者“岩井俊雄”が夢中になった顕微鏡、テープレコーダー、シンセサイザー、そしてファミコン。それらを混ぜ合わせたのがこのエレクトロプランクトンというゲームなのです。そこからも解る通り、自分で遊び方を考えてひたすらその世界に没頭できる、そういうちょいと特殊な人向けのゲームです。僕は元々思考回路がガキンチョで、なおかつ音楽的センスが皆無なので…ひたすら画面を突っついて音を出してるだけです。それでも楽しいんですけど(笑)。でも、感受性豊かな子供に、遊びに飢えていて誰よりも自己肯定が得意な子供という人種にこのゲームを与えてみたら、クリエイティブなセンスが育つかもしれません。そこの奥さん、買いですよ買い。半分冗談半分本気です。そういう意味では、「アートと言わずトイと名乗れば摩擦も少ないような」という桜井氏のコメントは、物事の本質を捉えていると思います。

  で、ここまで書いて最終的に何が言いたいかというと。エレクトロプランクトンは“子供が好きな音の出るオモチャ”なんですが、それこそゲームの本質だったじゃないのよと。ボタンを押すとマリオがジャンプする、与作が木を切る、スペランカーが死ぬ。それが楽しくてゲームを始めた筈なのに、いつから僕達はムービーやアイテム集めをゲームと呼ぶようになったんだろうと。おいおい、また随分な位置から切り込みますな。大丈夫?大丈夫です。このゲームが面白いかは個人の趣向次第です、それに関してとやかく言うつもりはありません。ただ、もはやゲームというものの定義が変質してしまっている、そして斬新な試みのゲームは関心の対象にならない、評価されない。これはさすがに問題じゃないのかなと。

(5月25日追記)
  別にエレクトロプランクトンをやるべきだ、と無理からに主張したい訳ではありません。ゲームにおける既成の概念を打ち破るには、ゲームをやったことがない層にアピールするには、ゲームとしてのベクトルが少々違っているのも事実です。何が言いたかったかというと、“固まりつつあるゲームの常識(マンネリという)を打ち破るにはどうしたらいいのか?”、これです。ただでさえ開発費が高騰している昨今だというのに。「画期的なゲームを作ってみようよ」と製作側が思えなくなってしまうと、「新しいゲームでもやってみようかな」とユーザーが思わなくなってしまうと、ゲーム市場は成長どころか衰退の一途を辿るしかないと。そう思うわけです。

  新しい試みのゲームが、画期的なゲームが面白いか?と言われれば、大概はノーです。それには“ゲームそのものが未完成”という原因も挙げられますが、“我々の受け入れ態勢が整っていない”というのもまた大きな要因だと思います。ゲームといえばアクションだった時代は、RPGの評価は芳しくなったわけですし。だからこそ、画期的な試みのゲームには出来るだけ触れてみようと、そう言いたかったんです。ああまとまらない。駄目だ。


■以前書いたゲーム関連の駄文 ...(1)以外は愚痴っぽいのでオススメしません
 (1)メテオス面白い!&桜井政博って凄い人
 (2)RPGの未来って何だろう
 (3)ニンテンドーDSとPSP


スピードグラファー   #7    ★★★(ギリギリ)
  毎週毎週、素敵とは言いがたい変人が登場しては消えていくこの番組。今週の変人は、背中から多数の歯科医治療用ドリルを生やし、患者の口にメリメリ突っ込む歯科医です。主人公のカメラマン雑賀もすっかり特殊能力持ちの変人になってしまいましたが、そんな彼がカメラマン時代に残した功績について…話すんですか、やっぱり。戦場カメラマンが残す写真は歴史の生き証人、とか言われてもなあ。現在の奇人変人祭りと絡めようがないと思うんですけど。どうするんだろ。


ポケットモンスターAG   5/19    ★★★★★
  サイユウ大会決勝トーナメント、サトシvsカエデの6対6フルバトル。相性を重視してポケモンを選択し、“みちづれ”といったバトル向けの技を見事に操る、カエデさんのシリアスかつ緊張感溢れるバトルにもうメロメロです。特に最後の切り札トドゼルガなんか、「防御力を極限まで高めてある」という文句まで付け足してますから。ってことは努力値をHPとぼうぎょに全振りで“のろい”を…というマニアな観点もさることながら、“れいとうビーム”や“リーフブレード”等などバトルの迫力そのものが段違い。まさに「手に汗握る」という表現がピッタリでした、面白かったです。

  決勝トーナメント1回戦が想像以上の出来だったので、2回戦のサトシvsマサムネも楽しみにしてたんですが。いきなりマサムネが「友達のサトシとはバトルできない」とか言い始めてもうビックリ。豪胆な野生児だとばかり思ってたのに、まさかここまでヘタレだったなんて!。勿論克服してバトルしてくれるんでしょうけど…克服してくれますよね?。テツヤさんがメタグロスをもっているので、マサムネのメタングはおそらく進化せずにメタングのままでしょうし。やっぱり単なる噛ませ犬なんでしょうか?。


陰陽大戦記   #33    ★★★★☆
  授業参観のチラシに自分の水着写真を載せる教師って…どうなんですかね。いや勿論ナシなんですけども(笑)、何で必要も無いのにここまでやさぐれてるんでしょうか?。やっぱりスタッフのフラストレーションのはけ口?。桃ちゃんの妄想大暴走も多分同様の目的だと思われます、不満解消と番組の見所を兼ねるとはさすがは熟練の技…なの?。子供達がどう思うかは解りませんが、面白いんでバンバンやって下さいませ。

  本編は…リッくんがスパークしまくってもう大変。両親というナイーブな問題に抵触した地流の下劣な策はアレでしたが、リッくんが話的にも演出的にも少々スパークしすぎたかなと。腹黒部分を抱えるマサオミさんが、黒くない部分を露にしてリッくんに接する姿を描くには、ここまでやらないと駄目なんでしょうけど。ただ、こういう時のリッくん@福山潤の演技はまさに水を得た魚、ただひたすらに感情を炸裂させるその様や見事。演技の質を語る資格はないんですけど、彼の場合はもう宿ってるとしか表現しようのない演技でして。一見の価値アリですよ!。


NARUTO   5/18    ★★★★★
  サスケ奪還編終了。サスケ奪還の成否を問うのはさすがに野暮ですが、奪還チームの被害たるや相当なもので。死を予感させる演出で半年前に戦闘を締めくくったチョウジやネジなんか、生きてると思うほうがどうかしてますよ。ジャンプ漫画なので死なないのは解ってるんですけど(笑)。まあ、その辺はもう何もかも不問にしましょう。サスケ奪還失敗をサクラちゃんに報告するナルト、ナルトの苦心を知って報告を受け止めるサクラちゃん、2人の気持ちがしっかり描かれていたので満足しました。

  さらに。サスケ奪還を再びサクラちゃんに宣言するナルト、その宣言を聞き笑顔を取り戻すサクラちゃん、2人の気持ちがしっかり描かれていたので満足しました。サクラちゃん方面は感情描写が非常に複雑なんですけど、それを手堅く抑えてあるのはさすがです。という複雑な描写に加え、ナルトの直球大馬鹿っぷりも見事に描けてました。作画はよろしくなかったんですけど、このシリーズを締めくくる話としてはいい出来でした。


アイシールド21   #7    ★★
  …コメントが浮かびません。もはや何もかもアレなんですけども、まず安っぽい画面を何とかして下さい。


甲虫王者ムシキング   #7    ★★★★−☆(いまいち論点が不明確)
  凶暴なオオカマキリ達から逃れる為、地下に住むようになった村のお話。不自由な暮らしを強いられているせいで、子供が日陰病(カルシウム不足で骨がまっすぐ伸びなくなる)にかかってしまってさあ大変。いやいや、そんな病名言われてもさっぱり解りませんってば。でもって凶暴なオオカマキリがいきなり交尾を始めて、お約束のメスによるオス食事まで描いてくれました。いやいや、確かにオオカマキリの習性なんですけども、わざわざ怖さを割り増した演出を施す必要があるのかと。面白いといえば面白いんですけど…これは誰向けの嫌がらせですか?。

  パサー@長島雄一も同様。ひたすら絶望の文句を吐き続ける悪役でありながら、運命に逆らおうとするポポを助けてみたりするからもう何が何だか。長島雄一の渋くて複雑な演技は確かに見応えがあるんですけど、それを見て喜ぶのって僕みたいなマニアくらいでしょう?。得体の知れないオジさんが毎回出てくるなあ、くらいにしか感じませんってば。どうするよ。あ、母親@浅野真澄っていう使い方はちょっと面白かったです。


MONSTER   #55    ★★★★★
  ルンゲ最高。絵本の謎に近づきたい一心で、自らの捜査の結果を冷徹かつ正確に論述し、ヴァーデマン弁護士の触れられたくない過去にザクザク切り込んでいくその姿。この手の重苦しい緊張感を描かせたらこの番組は天下一品なので、気がつけばルンゲの眼にそして話に引き込まれてしまうんですよ。凄い凄い。


わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ちゃあみんぐ   #5    ★★★★☆
  日高さんがようやく結城戦線に復帰し、結城くんを巡りボウリングデートで早速バトル。3人で行く予定のところに住田くんを呼びつけて、結城&日高と住田&南のWデートに持ち込む日高さん。恋愛物としてはブラボーな策略なんですが、目の前で南さんと住田くんにイチャつかれたら朴念仁の結城くんもさすがに焦るのでは?逆効果では?。とか思ってたら、住田くんと南さんが無理矢理キスさせられてしまってもう大変。えええ!そんな!そんな展開になるなんて!しかもファーストキスだなんて!うわあああ!。

  そんな争いが繰り広げられる中、相変わらず蚊帳の外の松竹くん。そもそも住田くんと松竹くんはキャラが被ってるので、松竹くんは既に三角関係の相手として失格なんですよね。果たして今後彼に見せ場はあるのか?それともこのまま遊ばれるだけなのか?乞う御期待…するようなもんでもないか。


焼きたて!ジャぱん   #30    ★★★☆
  OP曲&映像が新しくなりました。巨大なアフロが地球を横切り、パンからビームを出してカイザー三兄弟と宇宙で戦い、ピエロが分身し…番組の方向性をよく解ってらっしゃる馬鹿馬鹿しい出来に満足満足。で、今回から舞台はフランスへ。まず新しい女性キャラことソフィー@水樹奈々でお茶を濁しておいて、どんどん馬鹿(というか怪物)どもを投入してくるので皆様覚悟して下さいませ。これから始まるのは馬鹿祭りではなくパン世界大会なんですけども(笑)、その為の盛り上げ方はちゃんとしてるので見ていて安心できるんですね。カイザー3兄弟の異様さや、女神の手を見せ合うラストは奇妙奇天烈でしたが。


BLEACH   #32    ★★★★★(出来はいいけど釈然としません)
  阿散井恋次@伊藤健太郎、一護に完敗。全力を尽くしてなお一護に及ばなかったことを嘆くのではなく、ルキアを助けようとしなかった自分をいきなり呪い始めて、この手の番組お得意の回想モードに突入。汚い大人が溢れる汚い街という環境設定で、幼馴染として恋次がルキアをどれだけ好きなのかをまず語り。次に死神の学校である真央霊術院を舞台にして、恋次&ルキアのウットリするような学園生活になだれ込むわけです。どうしてもシチュエーションに酔っ払っているとしか思えないんですよね、何だかなあ。

  原作エピソードを膨らませて、内容もしっかりしていて、作画も演出も決まっていて。おそらくファンの皆様方は大喜びでしょうが、ああもう女々しいったらありゃしない。まさにミスター負け犬(正確には猿とか色々)の面目躍如ですな(笑)。恥を承知で自分の恥部を一護にさらけ出し、ルキア奪還を願い出る姿はまるで片想いの男子そのもの。切ない終わり方は良しとしても、最後に恋次自作のポエムでしめられてしまうとなあ。いい出来なのは解っていても、どうしても脳の何処かが拒否してしまうんですよ。申し訳ありません。



  5月16日  月曜日  
  
“アークエとガッチンポーTHE MOVIE”ネタで一週間も引っ張ってしまいました。そもそも誰も期待してない映画でしたし、見たいけれど見れなかった人にとってはネタバレなので…どれだけ意味があるのかは解りません。何つってもCMなし、いきなり本編からの上映ですからね(笑)。あんまり映画館には行かないんですけど、“上映前のCMなし”は初めての経験でした。とりあえずサイン入りシートを自慢したかっただけなんじゃないの?その通り。いいのかそれで。

  この映画に関しては逐一あらすじを辿っても仕方ないので、基本的にネタバレなしでいきます。少しは漏れるかもしれませんが、ガッチンポーはまだしもアークエの映画のDVDなんて買いません…よね?僕ですら購入予定にないんですから(笑)。ちなみに、UNCO公式HPの“多数のご要望につき、次回の展開も構想中ですので、楽しみにお待ち下さい!!”は…本気ですか?本気なんですか?。


アークエとガッチンポーてんこもり “チェルシーの逆襲”       ★★★★☆
  大画面に映し出されるUNCOの文字、完璧な音響設備で響き渡る“ウラ・ガッチンポーのテーマ”、そして美味しいショーロンポーを食べる為だけに突き進むジャスミン@新井里美。久しぶりにガッチンポーを見て、「ああ自分はこんなにガッチンポーが好きだったのか」と痛感させられました。嘘ですけど。まあ…何というか。15分という短い時間ながらも、笑いあり新井里美の歌ありプリプリクラゲの活躍あり情熱のキッスありと、まさにてんこもりで非常に完成度の高いガッチンポーでした。インリンオブジョイトイが番組に馴染んでる、ってやっぱり凄いことだよなあ。しみじみ。そうそう、ジャスミンが下水管を通るところ(横視点)が見られるので、ファンとしては是非押さえておきたいところ。


アークエと魔法のハンマー   #9    ★★★☆
  思った以上にまともな出来で、思った以上にヤバい出来でした。もうちょっと正確に表現してみます。Flashアニメなので“アークエ”DVDのCMレベルの作画を想像していたんですけど、よく動くし派手な画面作りをしていて、絵的には想像以上にまともな出来でした。で、思った以上にヤバかったのは…内容です(笑)。毒電波なブラックジョーク、直接的な下ネタ、親子の絆、動物との触れ合い、日本のアニメや特撮そしてゲームに影響を受けたであろう様々な小ネタ…などなど。さらにディズニーを意識したのか、ミュージカル的徹底的な熱唱が所々で豪快に挟まれていて。ハッキリ言って相当なマニア向け映画でした。

  そう考えると、ガッチンポーは子供向け電波アニメとして上手く加工されていたんだなと。あれでも?ええ、あれでも。で、ガッチンポーではあまり語られなかったスプリングタウンの面々について、知らなかったことが色々解ります。ジャスミンとタケシの中間でナチュラルに振舞っているアークエが…だったなんて!、と序盤は少々面食らうかもしれません。他にもイエンズとシャオファンが結構仲良しだったり、アーマが惚れた神父もちゃんと出てたり、ガッチンポーOPに使われている映像はアレだったのか、とかまさに色々。

  肝心のストーリーはもう豪快かつ直情的で、ツッコミどころを探していったらキリがありません。どちらかというと脳味噌を空っぽにした方が、よっぽど楽しめると思います。怒涛の展開が繰り広げられる後半は素直に楽しめるんですが、一連の事件の動機がアレってのは…どうなのよ。しかもそれを堂々と延々と歌い続けるって…どうなのよと。歌部分が中国語で字幕になってしまうので、今ひとつ乗り切れないと言うのも原因ですが。あの歌を吹き替え担当の声優に歌わせるのはさすがに酷ですか。そうですか。

  言い忘れてましたが、これはあくまで“アークエ”の映画なのでジャスミンは登場しません。ただ新井里美ファンには朗報、ちゃんとチョイ役で出演してます。「何よ毛も生えてないくせに!」とモンジャンを炊きつけ、怒ったモンジャンが出した陰毛(モザイク加工あり)を虫眼鏡で覗き込み、太陽光を収斂して火をつけるという。素敵な役です。しかも嬉々としてるんですから、さすがは新井里美というしかありません(笑)。わざわざこんな役をやらせるなんて、もしくはやりたいと申し出るなんて、全くもってどうかしてます。

  と、色々書いてきましたが。これでもか!とばかりに色んな要素が詰め込んであり、また下手にそれが解ってしまうので、僕は90分間楽しめました。しっかりNG集まで作ってあったので、スタッフロールが流れている間も席を立つ人がいなかったのはさすがと褒めておきます。ただ「もう一回見る?」、と言われたらさすがにノーです。誰かを生贄にするというのなら、やぶさかではありませんけど(笑)。さて、この感想を読んで「映画を見てみたい!」と思いましたか?僕は思わない方に賭けます。それでは!


創聖のアクエリオン   #7    ★★★★☆
  戦闘中に薔薇を愛で、ポエムを口走りながら自己陶酔、敵の亡骸にその薔薇を手向ける、家柄は王族のお兄様ことシリウス@杉田智和。そうですかそうですか、ただのナルシスト馬鹿…というほど馬鹿ではないようです、反省。敵の攻撃が原因であるとはいえ、誰を頭部として合体するかで揉めてしまい、自ら頭部合体解除を試みるアクエリオンが面白かったです。「嫉妬はエネルギー!それを抱えて生きろ、アクエリオン!」が話のテーマだったりするし、どこまで本気なのかさっぱり解りません。これはこれで凄いんで(笑)、今んとこは褒めるだけ褒めておきます。


うえきの法則   #7    ★★★★
  前回ついにコバセンが植木に愛を告白し、地獄に落ちてしまいました(凄い表現ですな)。これまで漠然とした正義を掲げて動いていた植木に、確固とした正義と戦う理由そしてバトルに勝つ目的が生まれました。#7まで明確な動機がない主人公、ってのも凄いんですけど…アニメとしては楽しめる出来なので大丈夫です。多分。そろそろ才の数とか初期設定をかっ飛ばして、能力の限定条件で屁理屈こね回しを始めるんで、勢いアニメ好きには堪らない感じになってきましたよ(笑)。今回はちょっとクオリティがアレでしたが、バトルのキモはしっかり描けているので問題ありません。面白いです。


  日曜番組感想 5/15  
まほらば   #20    未見


おねがいマイメロディ   #7    ★★★☆
  “トキメキドキドキハッピーラブ 恋するキモチはイチゴ色 甘くて切ないマイメモリー トックントックン早くなる 私のハートのメトロノーム”というナイスな?ポエムで始まりましたマイメロディ。どこかイカれた面々ばかりのこの番組において、絵的にも性格的にもいい子だと思っていた桜塚美紀@小清水亜美が…まさか夢見るポエム少女だったとは(笑)。悪気のない可愛さを振りまく辺りは小清水亜美にピッタリなんですけど、日常会話でポエムを繰り出すというキャラ設定はやり過ぎじゃないかなーと。さすがはこの番組、一筋縄ではいきませんな(笑)。ほっといたらどんどんキャラがぶっ壊れていきますよ?。

  今回は、そんなポエム少女と夢野歌(主人公)の絆を描くお話。同じ柊先輩@沖鮎龍太郎(悪人)に憧れる2人が、ケンカを経て友情を確かめ合う、という意味では丁寧に作られた質のいい少女向けアニメです。アニメなんですけど…相変わらず魔法の使い方が滅茶苦茶。「歌と仲直りしたい」というの願いに対し、“たった1人の先輩を取り合うからケンカになる→先輩が一杯いればいい”、はギリギリ許容範囲なんですけども。魔法発動時に何故か空飛ぶナスビ(バクらしい)を混ぜこんで、柊先輩のコスプレをしたナスビが大量生産されると。そもそも願いを叶える気があったのか、というか黒音符を集める気があったのかと。大筋確保の為に細部をうっちゃってしまう度胸は買います。でもやりすぎは禁物禁物。


金色のガッシュベル!       ★★★★☆
  ザグルゼムの応用法。他の術を完璧にシャットアウトする敵に対し、ザグルゼムの新たな応用法によって勝利すると。ガッシュ&清麿の成長を描くのにこれほどおあつらえ向きの舞台はありません。物語的にも絵的にもカッコいい2人の姿にしびれましたよ。特にピヨ麿いや清麿、単なるツッコミ役ではないようです(笑)。


ふたりはプリキュア Max Heart   #15    ★★★★★(アクションも見事)
  ひかり@田中理恵が友達1@菊池こころ&友達2@水沢史絵と遊びにいくお話。何を持ってひかりを友達と認識したのかは解りませんが(笑)、とりあえず元気な女の子っぷりが存分に披露されていて面白かったです。究極的に軽いし中身は空っぽなんですけど、この年代の女の子がもつ天下無敵の天真爛漫さを描けるって凄いなーと思いました。一般人である友達×2から、なぎさ&ほのかの凄さを描くってのも凄いなーと思いました。でも…いつもやってるラクロスより、今回たまたまやったストリートバスケの方がスポーツとしてちゃんと描けてるってどうなのよ(笑)。


仮面ライダー響鬼   #16    ★★★★★
  一線を退く斬鬼から轟鬼へ。これまで戦い続けてきたけれど、心身の限界に突き当たってしまい身を引く斬鬼が。未来ある若者に何とか羽ばたいて欲しいと願う斬鬼が。敵の攻撃をかわせずその身に傷を負い、あまつさえその敵を倒すことすら叶わない、それでも斬鬼さんがカッコよく見えるんですよ。人を守るため敵と戦う、ってことは簡単なことじゃない。そこには厳しく辛い様々な出来事があり、それでも必死に懸命に戦っている鬼(仮面ライダー)達がいる。ああもう駄目だ、カッコいいだけじゃなくて渋さまで醸し出すなんて。まさかこんな大人のカッコよさが見られるなんて。堪りませんよもう。

  奇天烈なんですよ、轟鬼の必殺技は。敵にギターを突き刺して、ギターをかき鳴らしてその音で撃破するんですから。敵にキックやパンチを食らわせるわけではなく、キモのシーンは鬼がギターをかき鳴らしているだけという奇天烈な絵なんですよ。それでも物語の中で必殺技発動が重要な意味を持っていて、何よりも絵作りが痺れるほどカッコよくて、気がつけば必殺技炸裂の瞬間までじっと見入っている自分がいます。何だろこのカッコよさと面白さは。やっぱり“戦う”ということをシリアスに懸命に描いているからでしょうか?。


魔法戦隊マジレンジャー   #14    ★★★★☆
  門の鍵が開けば、敵の軍勢が一気に襲撃してくるかもしれない。そんな人類の一大事と、マジレッド(高校生)のデート話が何故か絡んでしまうこの番組。敵の冥獣グールは強烈なパンチを操るかなりの強敵、まではいいんですが…マジイエローが実はボクシング高校全国大会出場者で、デートで頭が一杯のマジレッドにボクシング修行を施す、という展開はどうなんでしょうか(笑)。豪快と褒めるべきか親しみやすいと褒めるべきか、マジレッドに主役として成長の余地が残されているというか。何というかマジレッドの軽さは凄いですね、見事なまでの危機感のなさに軽い頭痛を覚えましたよ。ちなみにボクシングはマジイエローの中の人の特技?。

  マジレッドにボクシング修行を施して、グールの弱点であるボディーにパンチを叩き込んでやろう!それならインフェルシア(敵)はグールのボディを棍棒で1000回ぶん殴って鍛えよう!という、ボクシングはボクシングでも根性ベースの味付けが面白かったです(笑)。ボクシングってことで完全にマジレッドvsグールのタイマン勝負になってしまい、他の4人(うち2人はケガで待機とはいえ)が応援するだけってのは…ナイスな割り切り方ですね。突っ込みどころは満載ですが、それを寄せ付けないテンションに溢れてました。


まじめにふまじめ かいけつゾロリ   #14    ★★★★★(まさかの浦沢脚本)
  スープは美味いけど麺が美味しくないつるつるラーメン店長@真殿光昭、麺は美味いけどスープが美味しくないかめかめラーメン店長@長島雄一。インチキ評論家に扮したゾロリ先生が、競い合う2軒のラーメン屋をたきつけて回転ラーメンやラーメンバイキングまでやらせてしまう、という何だか解らないお話でございます(笑)。冷静に見ると非常に馬鹿馬鹿しいお話なんですが、その辺は製作側のテンションと役者のテンションで上手く番組として成立させてます。でも、イシシをお風呂に入れてダシをとるのはどうなんでしょうか(笑)。あんまりギャグにならないような。

  久々の悪事全開でイキイキしているゾロリ先生。まさに毛ほどに同情の余地もない、という表現がピッタリ来る悪者っぷりでして。中途半端に正義の味方だった今シリーズ冒頭に比べれば、こっちの方がよっぽどこの番組らしいと思います。ゾロリ先生が悪者だからこそ真面目に生きるゲスト達が引き立ち、視聴者はイタズラの楽しさと真面目に頑張ることの素晴らしさを知るわけです。願わくば今回のような形で、ゾロリ先生にはどんどん悪事を働いていただきたいものです。

  毎週なぞなぞコーナーに出演してはいるものの、本編では出番がないネリー@新井里美。オバさん役やら子供役やら、色んな場所に色んな役で出演しているのでファンとしては非常に楽しいです。特に、普段抑えこんでいるオバさんテイスト丸出しの演技なんか楽しくて楽しくて。普通若手がこの手の役をやる際は、そんなにオバさんとか当てないと思うんですけど(笑)。そこはさすが新井里美ということで。



ギャラリーフェイク   #19    ★★★☆
  国宝Gメン知念護人@長島雄一。弥勒像にウットリするあまり指を折ってしまい、そこから番組が始まるんですが…「それが全ての始まりだった…」というナレーション@石坂浩二って。これまで美術品や世界各国のウンチクを披露するだけだったのに、まさか番組内容に言及させるとは思いませんでした。こうなったら番組のオチまで担当させてみたらいかがでしょうか?。と思ったらホントに石坂ナレーションでおとしてやんの。やられたよ!。相変わらずアニメとしての出来はアレなんですが、お話自体が面白いので十分楽しめました。特に非合法な手段を次々繰り出す藤田の魅力にメロメロドキューンですよ。


モリゾーとキッコロ   5/14    ★★★☆
  モリゾーおじいちゃんが草笛をピーピー鳴らし、キッコロが草笛をブスープスー鳴らすお話。上手になるまで頑張るのは別に構わないんですけど…破裂音をひたすら流し続けるのはさすがに間違ってませんか?。アフレコも大変だったでしょうに。ちなみにオチがよく解りませんでした、キッコロの破裂音に呼ばれて最後にやってきたのは一体誰?。


MAJOR   #25    ★★★★★
  三船リトルvs横浜リトル(日本一)の試合。三船リトルが何とか同点まで追いついたものの、同点ということはつまり延長戦にもつれこむわけで。弱小チームを引っ張り続けてきた吾郎くんはもう一杯一杯なのに、セーフティーバント攻撃でさらにスタミナを消耗させるなんて、何て素敵な少年野球番組なんでしょうか(笑)。ユニフォームは泥だらけで息も絶え絶え、右肩を壊してしまうという投手生命の危機なのに、それなのに…不敵な笑みを浮かべ皆のためにチームのために投げ続ける、そんな吾郎くんがもう眩しくて眩しくて。苦痛にゆがんでいながらも幸せそうな笑顔、これは滅多に見られるもんじゃありませんよ。凄い凄い。いやホントに。


ボボボーボ・ボーボボ   5/14    ★★★☆☆
 ウォータースライダーのあるプールで、浮き輪を使ってプカプカ浮いてるコンバットブルース@竹本英史が次の敵。“3人一組で戦わねばならない”というルールを前回定めたばかりなのに、残りが水着ギャルと水着ギャルってやる気あるんですか(笑)。しかもこれが原作通り、っていうんですからどうしようもありません。どうアニメ化しろって言うんですか?という困難な命題に取り組むのがこの番組。お得意のハイテンションで押しまくるいつもの手法と違い、今回はコンバットブルースをひとり突っ走らせてボーボボ達に冷静に突っ込ませる、中々通好みのやり口でした。

  そんなこんなで魚雷ガール大先生@西川宏美まで現れちゃったからもう大変。ここでも「…先生、泳げなかったんだ」という冷静なボーボボのツッコミが新鮮で、溺れて走馬灯を垣間見た大先生の過去が…何ともシュールで。魚雷がキュキュッと謎のポーズをとる、を3連発ぶちかましてくる度胸にも恐れ入りました(笑)。力技ならまだしも、シュールな映像で笑わせてくれるとは!。凄いよ凄いよ!。


ふしぎ星の☆ふたご姫   #7    未見


ビューティフルジョー   #32    ★★★☆(関智一のユルさ炸裂)
  キャノンレースに参加するジョー達。ジョーは「優勝!」シルヴィアは「賞金!」と早々に目的を履き違えてますが、これくらい馬鹿っぽいと清々しくていいですね。ちなみに目的は“何処かに忍び込んでいるゲドーの怪人を倒す”、そう簡単に敵が見つかれば苦労はしませんが…堂々と参加しているジャドー三幹部はフリーパスらしいです(笑)。三幹部が馬鹿やってくれると一気に馬鹿番組としてのテンションが高まるので、ジョー達&大会本部の判断は間違ってないんですけども。

  ええと、いつもユルユルな番組なんですが…今回は特にユルユルでした。声優の演じ方はまだしも、話そのものがどっかネジが緩んでて。ゲドー怪人“ル・マン三世”の身体に取り込まれてしまったジョー達が、「身体の中ってことは地面に攻撃すればいいじゃん」と閃くのはまだしも。楽しそうに地面をくすぐる3人、ってバトルシーンとしてどうなのよどうなのよ。さらに逐一話の腰を折るゆるいツッコミが満載で、特にジョー@関智一とル・マン三世@奥田啓人のゆるさがかなり極まってました。曲がりなりにもアクションゲームが原作なのに、これでいいのかカプコンよ(笑)。それでもちゃんと熱く盛り上げるところは盛り上げてるんですけど…。


ロックマンエグゼStream   5/14    ★★★★★
  先週20年前に飛んだシェードマンが現在世界を支配してしまった為、同様に先週過去に飛んだロックマンが頑張るお話です。ええ、まあ色々あってですね、タイムスリップしたんですよそうなんですよ。シェードマンが歴史を書き換えてしまったので、ロックマンが再び歴史を書き換えようと。何ともはや豪快な展開ですが、大風呂敷は大好きなのでドンとこいです。20年前は回線が混雑していたとか、20年前はハードディスクが振動に弱かったとか、微妙にリアルな描写を持ち込む辺りはさすが…なのか?。

  何だかあっという間に始まったダークロイド編、あっという間のクライマックスでしたが面白かったです。ようやく本シリーズのメインであるvsデューオにもスポットが当たり、これからデューオの紋章を持つ仲間がドンドン集まってくるかと思うと嬉しい限りです。あれだけ個性的なキャラがいるのに、使わない方がどうかしてるんですよ。てな訳で、出来ればエレキ伯爵にもデューオの紋章を(無理)。


トランスフォーマーGF   #19    ★★★★☆
  長かった惑星スピーディアでのレースもいよいよ最終レースを迎えました。いやあ長かった長かった、ギャラクシーコンボイ総司令官もマスターメガトロン様も登場しないんですが、お留守番(役立たず)のドレッドロックが来てくれたのでよしとしましょう。今回は何とエクシリオンにコビーが乗り込むという、トランスフォーマー大好きのちびっ子には垂涎のシチュエーションが面白かったです。ただでさえ生身の人間には厳しいスピードなのに、さらにフォースチップを要求して「一緒に行こう…!」とか言い出して。もうアツアツでアツアツで。参りました。

  で後半は、レースせずにプラネットフォースを奪おうとするセコい奴らとの戦闘。勿論セコい奴ってのはマスターメガトロン様なんですけど(笑)、今回もギャラクシーコンボイ総司令官+ライガージャックの合体攻撃にあっさり完敗。すっかり雑魚扱いされてしまって可哀想。あとは、コビーとエクシリオンの描写しっかりしていたけど、最後までニトロコンボイがレース馬鹿のままだったなあ…と思っていたら、何とサイバトロンの一員になりましたとさ。彼はサイバトロンとして一体何をするんでしょうか(笑)。謎。


ピーチガール   #19    ★★★★
  彼氏のカイリ@鈴村健一が自分探しの旅に出て、主人公のアルバイト先に元彼氏のトウジ@木内秀信がやってきて。以前トウジが主人公に別れ話を切り出した、その真意が明らかになって…トウジ株が一気に急上昇するんですね。わーいわーい仕手戦だ仕手戦だ、それくらい乱高下するからついていくのが大変です。トウジの苦労を全く解ってなかった、自分だけが被害者だと思いこんでいた、ようやく主人公が気付いてくれました。僕自身は放映当時に散々そう言った覚えがあるんですけども。本来の視聴ターゲットはそれを折り込み済みで見てるんでしょうね、

  まあトウジもトウジですね、「カイリが帰って来なかったら、本気でオレとやりなおそうか…」とか言い出しやがるし。主人公はさらに最悪で、カイリがいなくなったらトウジが気になり始めて、「どうしよう、トウジに向かう気持ちが止められない」とか言い出しやがるし。「だって、トウジは私のことずっと思っててくれたんだよ?」とか言ってましたが、“だって”で繋いでも乗り換えを正当化する理由にはなりません。論理展開が根本的に間違ってると思います。文句ばっか言ってますけど面白いですよ、こんなに自分と考え方が違う世界があるなんて。


スピードグラファー   #6    ★★★
  オカマバーに身体が透けてる夫人@横尾まりがやってきた!。身体が透けてるのは宝石夫人だから、とか言われてもなあ。別に悪い訳じゃないんですけど、もうちょっと説明というか解説というか…ワンクッションおかないと。劇中の一般人もそんなに驚いてなかったので、この世界では普通のことなのかもしれません。ってそんな訳ないだろ!。どうもカメラマンがシャッターを切って、特殊能力を身につけた奴等を爆殺していく、そういう番組っぽいんですけども。そもそもカメラマンも夫人も戦闘能力があるわけではないので、戦闘に説得力がないんですよね。どうしたもんか。


ポケットモンスターAG   5/12    ★★★★☆(カエデさんブラボー)
  ホウエンリーグ サイユウ大会、予選トーナメントは3vs3のダブルバトル×3。サトシの相手はヒュウガ@石田彰、メガネをかけた優男で“微笑みのコンダクター(指揮者)”と呼ばれソナタを奏でる…今更ながらのパロディはさすがポケモンですね(笑)。冬ソナなんだからこおりタイプ使えばいいのに、使用ポケモンは何故かリザードン&マグマラシ(バクフーンではなく)とバリバリの情熱派。ちなみにテツヤ@野島健児がジュカイン使ってましたが、マサムネのメタングに対するメタグロスといい、何でこの人はこんなに使用ポケモンを被らせますか?。設定画が用意できてないとか?。

  で、決勝トーナメントは6vs6途中交換自由のシングルバトル。サトシの一回戦の相手はカエデ@沢海陽子、相性を超越しまくるこの番組には珍しく、相手を研究しポケモンチェンジを行う凄腕トレーナー。ゲームにおいてポケモンの相性や交換のタイミングは非常に重要なので、それを的確かつ効果的に実行するカエデさん最高です、ブラボー!。スタッフもそれを解っているのか、カエデさんのポケモンチェンジや技の繰り出し方、一つ一つがテンポよくカッコよく描かれていました。サトシは未だにじめんタイプのダグトリオに10まんボルト撃ってるもんなー。失格させろ失格、ダメージ現象とかじゃなくて、全く効かないんですよ?しかも常識なんですよ?。

  しかしまあ、まさか“みちづれ”まで使うとは思いませんでしたよカエデさん。自分が戦闘不能になる瞬間に相手を戦闘不能に追い込むこの技、タイミングさえ計ればどんな相手にも負けない強力な技です。何つっても、自分もサーナイトに覚えさせて使ってますからね。ええ。ここまでシビアな戦法を見せてくれると俄然トーナメントの緊張感が増しますね、拘り破壊光線ケッキングとか出してみる?さすがに無理だって。


陰陽大戦記   #32    ★★★★★(やり過ぎです)
  海の家で一生懸命働く天流の面々。あの貧乏闘神士テルさん契機なので何とも言えないんですが、秋でも夏の陽気で海水浴できるからって皆テンションがおかいしです。一応“砂浜一杯の砂金を見せて人間をおびき寄せる”という妖怪を退治する話なので、あえてみんなをクレイジーなテンションにしてるんでしょうけど。海水浴場が舞台なので絵的にも晴れやかになる筈なのに、皆が目を血走らせて砂浜の砂金をかき集める、という絵を見せられてもうビックリ。ナズナが冷静なのがせめてもの救いなんですが、ナズナはナズナで夏真っ盛りなのに巫女姿なんですよね。何この番組?。

  っていうか今時妖怪退治話を単発で、しかも奇天烈極まりないテンションでやる必要があるのかと。何がしたかったのかよく解らないんですが、とにかくテルさんがお金の大切さと愛の強さを訴えたいそうなので、そういうことにしておきます(笑)。まさか大降神まで見せられるとは思いませんでした、しかも合体ロボット風演出までぶちかまして、結局テルさん1人で妖怪倒しちゃうし。リッくん達を呼んだ意味が全くない、ってのが凄かったです。見事に力技で押し切りましたね。


NARUTO   5/11    ★★★★★
  九尾のチャクラを発動させたナルトがワイルドでカッコいいのに対し、大蛇丸の呪印を発動させたサスケくんは…絶望的にカッコ悪いです。何か鼻の所に黒い十字架みたいなのがあるし、背中から羽根じゃなくてでっかい手が生えてくるし。でもサスケ奪還編のラストだけあって、共に発動状態での螺旋丸vs千鳥は非常に見応えがありました。赤いチャクラに包まれた螺旋丸、灰色の閃光がほとばしる千鳥、どっちもCGによる演出がいい感じ。決着についてはとやかく言いませんが、サスケくんの複雑な立場と心境を“雨”で上手く表現してました。三代目の葬式もそうだったなあ…(懐かしい目で)。


アイシールド21   #6    ★★★☆(声がアレでも進はカッコいい)
  “他称”王城ホワイトナイツのエース、そしてジャリプロのアイドルこと桜庭くん。アメフトを知りもしない人々から過大な期待をかけられ、アメフトを知る人からは馬鹿にされる可哀想なお人です。さすがに同情を禁じえませんが、初心者入門として必要なので我慢してください桜庭くん。で、ようやく進清十郎、日本最強のLBが出てきてくれました。アイシールド21vs日本最強のLB、高校レベルどころか日本でも有数のレベルの戦いなんですから、もうちょっとスピード感というかパワーというか…必要だと思います。最初よりはいくらかマシですけども。

  今週のアメフト解説もちょっと微妙。一体誰にパスするのか、本当は誰がボールを持っているのか、プロのカメラマンでも騙されるトリックプレイがアメフトの魅力だそうです。勿論傍目には解りにくい魅力なんですが、それを動画で解説できるのがアニメの強みでしょうに。なのに、止め絵の切り替えで状況解説するのはいかがなものかと。あと、マッチアップ(一対一の対決)が単なる表情のアップだけなんて!解りにくいアメフトという競技の中で、非常に解りやすい一対一の戦いだっていうのに。もっともっと派手にぶちかまさないと!。


甲虫王者ムシキング   #6    ★★★★
  自然と共に生きようとする純朴な一般人が、生きる為に自然を犠牲にする森の民に絶望し…長島雄一のような悪いヤツ(多分)に変貌してしまったのが前回。今週も草を枯らしていく森の民が序盤から登場し、あっという間にイヤな感じの番組になって参りました(笑)。しかも少子高齢化を盛り込んだストーリーで、またしてもポポが無駄に首を突っ込むという展開で。それでもポポが「強くなりたい!」と、口に出して言ってくれた所は良かったです。頑張れ主人公。





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