内装木工事3(外観現る)


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 お盆休みも終わり、8/18から工事が再開されました。しかし、我が家ではお盆休み中に中間検査で気が付かなかった部分で変更したい点が3つほど出てきてしまっていたのです。具体的には、@玄関ホールへのコンセントの追加、A階段踊り場へのコンセントの追加、B2Fキッチンの情報コンセントへのTV/FMジャックの追加です。@はクリスマスにツリーを飾るため、Aは階段にちょっとした飾り照明を置くため、BはキッチンでFMやTVが楽しめるようにするためのものです。

 いずれも配線を伴う変更なので、はたして中間検査後に対応していただけるかなぁと思いながらも、お盆休み中の現場監督さんにあらかじめEメールを入れておき、18日の朝に確認の電話をさせていただきました。(休み明け早々に申し訳ありませんm(__)m)そして、現場を確認していただき、コンセントは追加、TV/FMジャックは重複していたLDの配線を引き換えることでその日のうちに対応していただきました。本当に感謝・感謝です。

そして、8/20のお昼に現場を見に行って見ると、足場解体作業が行われており、既に南側と東側の足場は撤去されていました。足場が取れてみると意外に南側の庭が残っていました。(半分以上は駐車スペースになってしまいますけど。。。)

 

中に入ってみると、木工工事も徐々に進んでいるようです。

変更をお願いした箇所にちゃんとコンセントが追加されていました。写真は階段踊り場の部分です。

壁にはしっかり発泡系断熱材がはめ込まれています。壁の発泡系断熱材はボード状ですから、長年月を経てもずり落ちることがなく、また、アルミサッシ等で発生する結露水を吸い込んでカビの発生源になることも無いそうです。

二階のキッチンカウンタもだんだん出来てきました。キッチン側からLD側を見ると窓だらけです。

しかし、内装部材に非常にたくさんの木が使用されていることには今更ながらびっくりします。木の質感にこだわって木造メーカーとの選択に苦労したのがバカバカしいとさえ感じます。実際、木造メーカーでも、内装工事はほとんどヘーベルと変わりませんし、壁と柱が木製といっても居住空間とは防湿シートでさえぎられてしまいます。結局、差は外観と好みの問題ということですね。

 

一階部分の天井工事も進んでいました。天井裏には100mm厚のグラスウールが入れられています。グラスウールは断熱性能を持つだけではなく、吸音性が高い不燃材料であるため、床の遮音性能を高めるとともに、万一、火災が発生した際に延焼を遅らす効果があり有毒ガスも出さないという長所があるそうです。また、グラスウールはALCと同様、化学的に安定な無機素材ですから、物理的なヘタリの点さえクリアすれば、長期間にわたって初期の性能を維持できると期待されます。たしかに我が家でも旧家を取り壊した際に、施工後約25年を経ても、天井裏のグラスウールがしっかりした状態で残っていて意外に感じた記憶があります。

使用されているマグシルバーというグラスウールは、室内からの生活蒸気を吸い込まないように下側をポリエチレンフィルムで覆い、また、グラスウールが水分を吸い込んでしまった場合に水分を蒸発させるため上側を孔あきアルミ蒸着プラスチックフィルムで覆った仕様となっています。ヘーベルハウスの場合、グラスウールの上にかなり厚い空気層があり、さらにその上には調湿性を持つ100mmのヘーベル板があるため、グラスウールに湿気がこもりにくい構造になっています。

結露やカビの問題などで批判されることが多いグラスウールですが、施工方法さえ適切であれば、その長所を生かすことも可能なようです。(大手のハウスメーカーさんはグラスウールの施工に対するノウハウを持つ場合が多いそうです。多分、長年、多くの住宅でグラスウールを使用してきた経験が蓄積されているのでしょう。)

1階のダイニングでは、グラスウールの下に写真のように石膏ボードが張られていました。この後、石膏ボードの表面にはクロス等の仕上げ材がさらに貼られます。グラスウールについては、グラスウール自体の粉末が飛散したり、使用している接着剤からの化学成分が揮発してして人体に悪影響を及ぼすという説もありますが、

  • 近年はマグシルバーのようにフィルムで覆われ飛散しにくい状態で商品化され施工されていること

  • グラスウール自体も扱う職人さんたちの不快感を減らすため、より細くてしなやかな繊維へと改良されていること(以前に比べチクチク感が大分少なくなっているようです。)

  • 接着剤にはフェノールやホルムアルデヒドなどが使用されているがグラスウールの性状から合板などに比べて製造後短期間で残留分が抜けてしまうと予想されること

  • ポリエチレンフィルムや石膏ボード、クロス等で居住環境と隔離されていること

から、それほど神経質になる必要はないのでは、、、と考えています。う〜ん、断熱材ひとつをとっても様々な特性があり、ハウスメーカーさんは色々考えて断熱材を選択しているのだなぁと感じます。