基本システム解説（その１）
ゆめたろー（主人公・プレイヤー）を操作して、各面の最後にいるボスを倒すとステージクリアです。
本作品は全7面で構成されていますが、1面〜6面にそれぞれ1つずつ隠されている「隠しアイテム」を全て取っていないと7面には行けず、6面をクリアした時点で強制的に「バッドエンディング」（ゲームオーバー）になってしまいます。「隠しアイテム」を揃えて7面をクリアすると「真のエンディング」（グッドエンディング）になります。
敵やその攻撃に当たるとダメージを受け、ゆめたろーのライフ（最小2つ、最大4つ）が0になるとミス。またトゲや水に落ちると残ライフに関わらずミスとなります。ミスすると各面に数箇所定められた復活地点からのスタートとなります。REST（ゆめたろーが生きかえることができる回数）が0の時にミスするとゲームオーバーです。
コンティニューはゲームオーバーとなったステージの最初からのスタートになります。この時、そのステージ以前に取得していた隠しアイテムは失われてしまいます。
☆キー操作
左右キー
ゆめたろーの左右移動に使用します。キーを入れ続けると徐々に移動速度が上がり、ある程度で一定になりますが、足元の地形によっては速度が上がったり、逆に下がったりします（例えば下り坂ではゆめたろーは急加速し、進行方向と逆向きのベルトコンベアー上では大幅に減速します）。
また、ゆめたろーの移動時には常に「慣性」が働いています。例えば平坦な床においても、一方向にキーを入れ続けてから急に離すと、ゆめたろーは少し横滑りしつつ、徐々に減速してから停止することがわかります。このため、横幅の狭いブロック・常に一定方向に動き続けているベルトコンベアー上などでは操作がしにくいことがあります。こういうケースでは、勢いのついている方向とは逆にキーを入れれば減速することができます。
また、左右キーで砲台などの一部の「仕掛け」を進行方向に「押す」こともできます（物体を押している時は、ゆめたろーのスピードは減少します）。ちなみに、倒した時に点数の入る敵や仕掛けを押して、水・トゲの上に落として破壊すると、物体固有の点数に関わらず一律で3000点入ります（一部例外あり）。また、携帯できる「アイテム」（詳しくは後の「アイテム」の項目を参照のこと）を既に3つ所持している場合は、あらかじめマップ上に置いてあるもの・敵を倒した時に出現するものを問わず、アイテムも押すことができます。ただし、押せるのはあくまで携帯できるアイテムのみです。
下キー
（携帯できるアイテムを2つ以上所持している時のみ）アイテムのセレクトに使用します。アイテム欄の一番左側にあるものが使用できます。
Aボタン
ジャンプします。高さは最高で縦3ブロック分、飛距離は同じ高さの床・及び静止時からだと横3ブロック分になります。ボタンを押す長さによりジャンプ力を調節でき、飛距離は助走の加速度によって増減します。歩きながら進行方向にジャンプすれば凡そ横4ブロック分は飛ぶことができます。ジャンプにも物理法則…重力加速度が働いているので、高い場所から低い場所へジャンプすると少しずつ加速しているのがわかると思います。
またゆめたろーの投げた「星」、倒した時に点数の加算されるほとんどの敵キャラクター（ごく一部に例外あり）、及び破壊した時に点数の加算される各種「仕掛け」などの上にジャンプで乗ると、スコアに10点が加算されます（…例外は7面に登場する敵キャラクター・「ぬりかべ」です。このキャラクターはゆめたろーのあらゆる攻撃をもってしても決して倒すことはできないのですが、その頭の上に飛び乗ると10点加算されます）。元々ハイスコアを狙うという人でもなければ、こういった10点単位の点数増加には一見重要性が全く感じられないようにも思えますが、実は点数をとある法則に合わせてから敵キャラクターを倒すことによって、ちょっとした恩恵を受けることができます。その法則の詳細については後述の文を参照のこと。
Bボタン
押し続けると徐々にゆめたろーの頭の上に星が集まり、「溜め」が完了した時点（ゆめたろーの頭上に「大きい星」が完成した時点:約0.5秒）で放すと、その時ゆめたろーの向いていた方向にバウンドしながら飛んでいきます（溜めが完了していない時にボタンを離してしまうと、星は発射されずにそのまま頭の上で消えてしまいます）。「星」にも物理法則が働くので、例えば平坦な床で発射した場合、床との「摩擦」によって徐々にバウンドは小さく・スピードは遅くなってゆき、やがては止まって消滅してしまいますが、地形に反射することで逆方向へと跳ね返ったり、更に加速したりします。また、左右キーで移動しながら進行方向に星を発射すると、その場に静止したまま星を撃つよりも勢いが増していたり、地形の高所から低所へ向けて星を撃つと、複数回バウンドしたりもします（もちろん、この場合も徐々に星のバウンドは小さくなって、やがては消滅してしまいます）。
「星」は基本的には敵キャラクターを倒すための攻撃に使用しますが、投げた星の上にはジャンプで飛び乗ることもできます。これにより、通常のジャンプでは（下り坂による加速などを利用しても）到底届かないような高さの場所や、星の上手いバウンドの仕方によっては、かなり離れた距離の場所へと行くことができるようになります。このテクニックを「星ジャンプ」と呼びます。説明書には書かれていませんが、「ギミック！」において基本にして重要なテクニックの一つ、それでいてクリアに不可欠な技術でもありますので、敵キャラクターに邪魔されないような場所で何度も何度も練習して、地形に向けて星を撃つタイミング（特に、壁に向けて星を撃つケースが多いと思います）や、上手くジャンプで飛び乗る感覚を少しずつ掴みましょう。こればかりはアクションを体で覚えるしかありません。また、星ジャンプの際も、移動しながら星を撃つと、乗った時の勢いが増します。
また、Bボタンは上キーと一緒に入力することで、「アイテム」を使用するためにも用います（詳細は後述）。
上キー＋Bボタン
（携帯できるアイテムを所持している時のみ）アイテムを使用します。
携帯できる3種類のアイテムのうち、「薬（ピンク）」は上キー＋Bボタンを入力すると同時に使用（ライフを現在の最大値にまで回復）することができますが、その他の「爆弾」と「貫通弾」については、通常発射する星と同様に、Bボタンを押してから溜めが完了するまでの時間が若干かかります。
スタートボタン
タイトル画面ではゲームのスタート（若しくはコンティニュースタート）、ゲーム中にはポーズ（一時停止）に使います。
セレクトボタン
タイトル画面の「START」「CONTINUE」の選択に使用します。ゲーム中には一切使用しません。