躯体工事(3日目)


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 躯体工事3日目(7/6)の昼休みにまたまた現場へ行ってみると、二階の壁部分のヘーベル板と窓枠、そして楽しみにしていた二階の出窓(メグママはボウウインドウ、ゆうくんパパは六角形出窓と呼んでいます。)が付いていました。

全体にかなり家らしくなってきました。(二階の方が大きいので結構圧迫感があります。)

 

 二階ベランダ部分の写真です。左がリビングの部分、右が子供部屋と主寝室の部分です。

  

 

そしてこちらが自慢のボウウインドウの写真です。

 

 缶ジュースを差し入れて、写真を撮らせてもらっていると、施工業者の社長さんが外に出てきて色々なお話を聞かせてくれました。社長さんは礼儀正しく、かつ、とても話しやすい方で、そのお話もとても興味深かったので、その要点だけをここで紹介させていただきます。

  1. 旭化成さんという会社はまじめな会社で、とても検査が厳しいので、施工業者側もミスの無いよう色々工夫して頑張っている。例えば、家一件建てるのに数千本ものボルトを使っているが、検査で、1本でも締め付けの甘いボルトが見つかれば、即呼び出されて全数チェックさせられる。だから、ボルトにマジックで締め付け済みのマーキングをする等して1本たりとも締め忘れが無いよう工夫している。

  2. 我々の作るヘーベルハウスは、ロングライフ住宅なんだから、その分しっかりとした仕事を心がけている。

  3. ある家を建設中に、ご近所に住んでいる飛行機の整備士さんが、「工事を見学させてくれ」というので、中を見せて、「ボルト一本一本をきっちりチェックしている」と説明した。すると、その方はすっかりヘーベルハウスを気に入ってしまい、直ちに営業マンを呼んで契約し、「うちの工事もあなたがやってください。」と頼まれた。

  4. 旭化成さんは現場の環境管理にも厳しく、ひとりひとり、携帯灰皿を支給されていて、タバコのポイステなんてもってのほか。(そういって、ポケットから携帯灰皿を出して見せてくれました。)

そして、最後に、「ヘーベルさんは結構高いから、今はもったいなかったかなぁと思っているかもしれないけれど、実際住んで見たら絶対ヘーベルハウスにして良かったって思うはずですよ。この言葉しっかり覚えていてくださいね!!」と言って作業に戻られました。

 社長さんとお話していて、とにかく印象に残ったことはこの施工業者さんが、ただ発注された仕事を機械的にこなす下請け業者さんではなく、自分たちが持つ技術とノウハウに自信とプライドを持ったエキスパート集団なんだなぁということです。

 よく、ハウスメーカー批判で目にする主張として、「プレハブ住宅、工業化住宅では、工場製造比率が高く、現場では組み立てるだけなので、職人さんの腕を見せる部分が少ない。このため、職人さんはプライドが持てず、その腕も悪くなる一方で、これが欠陥住宅につながる。」というものがあります。

 しかし、少なくとも、これまで我が家を担当していただいた施工業者さんは、昔の職人さんのプライドとは違うものかもしれませんが、例えば、日本を支える基幹産業である自動車や電気機械の工場で働く技術者のような、正確かつ緻密なエキスパートとしての自負とそれに見合うだけの技術をもっておられました。工業化住宅というもののあるべき姿を見せていただいたようでとても感銘させられました。

そして、その日の夕方、作業の方たちが引き上げられた後で、家の中に潜入し、薄暗い中で写真をとってきました。

  

これは、二階のボウウインドウとベランダを中から撮った写真です。

  

  

これは、鉄骨及びヘーベル板のボルトです。鉄骨のボルトには前述のマーキングがついています。

一方、ヘーベル板の方は補助的に接着剤が使用されていて、黄色く見えています。