地盤改良(杭工事)


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 6/7,8の両日、地盤改良のための杭工事が実施されました。

 この工事について、我が家で直前まで勘違いしていたことがあります。それは地盤改良の方法でした。最初、S林業さんで地盤調査を行っていただき、地盤改良の見積りをいただいた際に、工法が柱状改良工法(ソイルセメントコラム工法)という、地面に穴をあけ土とセメントを混ぜて柱状に固化するものであったため、てっきり旭化成さんも同じ工法だとばかり思っていました。(何しろ、地盤調査結果はほぼ同じでしたし、杭の長さと本数が少し違うだけで金額も同程度だったので、、、)

 しかし、直前に確認したところ、今回の地盤改良方法は、EAZETパイルという杭径114.3mm,長さ5mの鋼管杭を33本、所定の位置にスクリュー方式で打ち込んでいくものだったのです。どうやら、S林業さんと旭化成さんの工法に差が出たのは、地盤調査方法が同じスウェーデン式サウディング試験(SS試験)でも若干異なっていたことに理由があるようです。というのも、旭化成さんのSS試験では、支持地盤層に到達したと思われるところで180秒間の打撃試験を行い、支持地盤であることを確認しているのに対し、S林業さんはそこまではやっていなかったのです。基本的に、鋼管杭工法では支持層に杭が届いていることが必須のようですので、旭化成さんでは打撃試験で支持層を確認の上、この工法をとっているようです。一方、柱状改良工法では必ずしも支持層まで届いていなくとも、本数が多ければ一定の効果が得られるようです。ただ、柱状改良工法は、土壌中深くにセメントを流し込むので周辺環境へ影響を及ぼす可能性もあるそうで、鋼管杭の耐久性が高く(一般的に100年と言われているようです。)、強度も大きいこと等も考慮して、今回は鋼管杭工法が採用されたようです。

 鋼管杭と聞いて、太目の鉄パイプをイメージしていたのですが、実物はむしろ、電信柱に近い感じであまりにごつくてびっくりしました。

先端の円盤の部分がスクリュー状になっています。

 

    

パイプ部分の厚みも4.5mmとかなりあります。

 

    

専用の重機で杭を回転させ、先端のスクリューの効果で地面にねじ込んでゆきます。
まるでビルでも建てるような物々しさですね。。。ご近所は何じゃ!?と思っているかも、、、

 

 地盤改良工事は、あっというまに終わり、2日目の12時(お昼です)過ぎには全ての杭がきれいに打ち込まれていました。あんまり早くて少しおどろいたなぁ。。。