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ALCには万人が認める長所として、 @ 軽量であること 日本工業規格JISによると密度が450〜550kg/m3と規定されており、ALCパネルにあらかじめ組み込まれた鉄筋等を含めても650 kg/m3程度(普通コンクリートの約4分の1)だそうです。水の密度が1000kg/m3ですから、ALCパネルは水より軽い、つまり水に浮くほど軽いということになります。この点は、建物の強度設計上、非常に有利になります。 A 耐火性が高いこと ALCの耐火性はきわめて優れており、屋根材30分耐火、壁間仕切板2時間耐火、床板1〜2時間耐火、柱の耐火被覆2〜3時間耐火の認定を建設大臣から受けているそうです。(要するに耐火性についてはお上のお墨付きというわけです。)さらに、火災時に有毒ガスを発生することがないという長所も有ります。 B 遮音性が高いこと 通常、遮音性は材料の面密度(要するに面積当りの重さです。)によってきまるといわれています。しかし、ALCは特に優れた吸音性能を持つため、適切な仕上げ材との組み合わせにより、比重の割には高い遮音性を持たせることが可能です。下表は同じ遮音性能を得るために必要な重さをコンクリートブロック壁、鉄筋コンクリート壁と比較したものです。
要するに、ALCは軽い割には遮音性が高く、コンクリートよりもずっと軽い壁や床で(厚さは厚くなりますが、、、)同じ遮音性能が得られるとわけです。 |