結論

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今回、あるホームページ上でＡＬＣを批判する記述を目にしたことをきっかけに、あらためて、ＡＬＣヘーベルについて素人なりに調査させていただきました。

ヘーベルハウスと契約した人間としては、どうしても、ＡＬＣを贔屓目に見てしまいがちなので、できるだけ中立的な文献を当たるとともに、極力、ＡＬＣに批判的な目で検討を行ってみました。要するにＡＬＣのあら捜しをした訳です。

その結果、「ＡＬＣは契約時に思っていた以上に優れた素材である。」というのが、今回の検討の結論です。ＡＬＣは、軽量の割に強度が高い、断熱性、遮音性、調湿性、耐久性に優れる等の様々な長所を持ち、�@過度の湿潤状態を作らないこと、及び、�A施工時の取扱における破損に注意すること、の二点さえ守れば欠点らしい欠点のない素材だと思います。木材や打ちっぱなしコンクリートの質感にこだわる方も多いので一概には言えませんが、その性能だけを考えるのであれば、ＡＬＣは建築材料として検討する価値のある素材と言っても過言ではないでしょう。v(^^)v


参考文献：
岡田清・六車熙編集、コンクリート工学ハンドブック、朝倉書店
無機マテリアル学会編、セメント・セッコウ・石灰ハンドブック、技報堂出版
長谷川寿夫・藤原忠司著、凍害、技報堂出版
日本工業規格 JIS A 5416 「軽量気泡コンクリートパネル（ＡＬＣパネル）」



　最後になりましたが、本ページの作成にあたっては、旭化成・営業のYさんに、ＡＬＣに関する細かい問い合わせに応じていただきました。しかも、せっかくお答えいただいた内容について他の文献等で裏づけがとれるまで細かく突っ込んだりと、失礼な点も多かったかと思います。しかし、そのおかげで、以前にもまして、ＡＬＣはすばらしい建材であると再認識し、他の方々にも自信をもって薦めることができるようになりました。心から感謝いたします。